ちびの描き方(ミニキャラ)
人と獣人のミニキャラクター(CHIBI)の描き方を紹介します。
ミニキャラ化(CHIBI)ポイント①(人)
1つめのポイントは身体の比率です。
■「2等身キャラは顔と体の比率が同じくらい」「3等身キャラは顔と胴、脚の比率を
同じくらい」にするとバランスがとりやすいです。
2等身=顔1:体1 (顔1に対して胴と脚の比率がそれぞれ2/1)
3等身=顔1:胴1:脚1
等身の比較
今回、男性は7~8等身、女性は6~7等身が一般的なプロポーションとします。それに比べると、ミニキャラ(CHIBI)は身体が簡略化され極端に小さな身体つきになります。
ミニキャラ化(CHIBI)ポイント②
2つめのポイントは顔の特徴を引き継ぐことです。
■上のイラストは「下がり眉毛」「目元の隈」「髭」が特徴のキャラクターなので、ミニキャラ化(CHIBI)した際も同じ特徴を引き継ぎます。
他にも例えば「長い鼻」「太い眉毛」「猫の様な口」「角がある」「尖った耳」等の特徴があれば、必ずミニキャラ(CHIBI)にも反映させましょう。
■キャラクターの装備品も一緒に描くと良いですね。
2等身と3等身の描き分け
次は2等身と3等身の描き分けをみていきます。
①等身が低くなる程、丸みが強くなる
上のイラストを見ると、「髪の毛先」「輪郭」「目」が3等身のキャラクターより、2等身のキャラクターの方が丸みを帯びているのが分かると思います。
②等身が低くなる程、簡略化される
2等身キャラクターの髪に注目してください。3等身キャラクターと比べて毛束が省略されているのがわかると思います。2等身キャラクターは全体的に描き込みの量を減らすと良いですね。
③等身が高くなる程スリムな体型になる
3等身キャラクターの方がシュッとした体型になります。
④等身が高い程、横向きのS字ラインが緩やか(青)
【共通部分】
■耳の位置(黄)=顔の縦の中心線より後方で、横の中心線より下にある。
■胸幅と腰幅(緑)=胸より腰が幅広になる。
■背中、尻、ふくらはぎの位置(赤)=背中、尻、ふくらはぎは同じライン上にある。
■手の長さ(赤)=股下より少し長い。
⑤等身が低くなる程、下まつを「点」で表現する
まつげを「点」で描くことで描き込み量を抑えます。
両サイドのイラストは、2等身と3等身をそれぞれ記号化したものになります。
顔の詳細
顔のライン
■左から「斜め」「前」「横」を向いた顔です。
顔のパーツの位置
■ミニキャラ(CHIBI)の顔のパーツは中心線より下に位置しています。(赤線)
■目の位置は中心線からアゴ先を二等分した位置が目安になります。(青線)
■2等身キャラは3等身キャラと比べると、顔のパーツがより下へ寄っています。(緑線)
手のカタチ
左から「通常」「扇形」「長方形」「樽型」の手です。
もっと色々なカタチがありますが代表的なものを挙げました。
■扇形=先端に向かってラインが広がります。
■長方形=真っ直ぐなラインで、線の動き(波)は少ないです。
■樽型=途中でラインが膨らみ、先端に向かってすぼみます。
上のイラストは、先ほどのカタチを実際に反映させたものです。
左から「カートゥーン調」「クセがない」「幼児風」な体型をしています。
ミニキャラ化(CHIBI)のポイント(獣人)
獣人も人とほとんど同じ要領でミニキャラ化(CHIBI)できます。
ミニキャラ化(CHIBI)のポイント
■ポイントになるアクセサリーは大きく。
■目や耳は大きくして可愛らしさをアップ。
■ケモ脚は控えめに描く。
■リアルな表現は省略。
■丸みのある太い手足。
2等身と3等身の描き分け(獣人)
①等身が低くなる程、丸みが増す。
3等身キャラクターと比べて、2等身のキャラクターの方が目や耳、頭のラインが丸みが強くなります。耳や目は大きくすると更に可愛さがアップします。
②等身が低くなる程、マズルは小さく。
2等身のキャラクターの方がより子供らしく見える様、マズルは短く小さく描きます。
③等身が低くなる程、描き込みを減らす。
2等身のキャラクターは最小限の情報で構成されています。細かい部分は省略するとイラストがまとまります。
【共通部分】
■線の一部を「点」にすることで、柔らかさを表現できます。
完成
以上で完成です。
ぜひ、皆さんもミニキャラ(CHIBI)を描いて、創作活動を楽しんでください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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【この記事を書いた人】
名前:あまちゅう(amachu)
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