1.CLIP STUDIO PAINTでできること
『CLIP STUDIO PAINT』は、自然でリアルなタッチのペンツール、多彩なペイント表現が可能な筆ツール、効率的に美しく着色するための使いやすい着色ツールなど、マンガ・イラスト制作に必要な機能がすべて搭載されたソフトウェアです。
ここでは、実際にCLIP STUDIO PAINTで描いた作品を例に、どんなことができるのか簡単に紹介します。
多彩な表現を支える、自然でリアルなタッチ
高度な筆圧感知機能により、自然でリアルなタッチを実現しています。
線のブレや乱れを抑える「補正機能」や、描線に簡単にタッチをつけられる「入り」・「抜き」設定、線の終わりを細く残す「はらい」、描線の種類や状況によって選択できるブラシ形状の設定など、多様な設定項目をカスタマイズ可能です。インターフェイスも自由にカスタマイズできます。
多彩なペイント表現
繊細なタッチの水彩、重厚感のある油彩、セルアニメ風のアニメ塗りなど、クリエイターの作風にあわせてさまざまな塗り方ができます。
ブラシツールは先端の形状を変えたり、紙の質感を加えたり、水彩絵の具のような線のフチを再現するなどの、カスタマイズができます。設定を変更したら、オリジナルのブラシとして保存しておくことができます。
[デコレーション]ツールによるパターンの描画も可能で、レースや鎖、草木などの複雑な描き込みをサポートします。感情表現や背景などに使えるパターンも用意しています。
解像度フリーで美しい描線、高い編集性【PRO/EX】
拡張されたベクター形式は、ペンに加え、鉛筆や筆などの表現も可能になりました。拡大・縮小をしても描線の美しさは変わらず、描画したあとでも線の形状を変更したり、線を太くする、細くするといった加工も行えます。線と線が交わる交点まで消去する、重なった線のうち1本の線だけ消去するといった、便利な使い方もできます。
無限のトーンなど、マンガ作成にも【PRO/EX】
CLIP STUDIO PAINTにはマンガを描くために必要な、枠線やコマ枠作成、効果線の描画、トーン貼り、フキダシ作成などの機能も揃っています。
特にマンガに必須のトーン機能は充実。[レイヤープロパティ]の「トーン化」をオンにするだけで、描画した内容をそのまま白黒の網点のトーンにすることができます。必要な部分を描き足したり、削ったり、線数や濃度、網点の形状を変更したり、いつでも自由に加工できます。
マンガのコマ枠の作成には、キャンバス上をドラッグするだけで枠線が引ける[コマ枠フォルダー]を用意しています。
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