まるで魔法!散布効果でアニメーション
ひょんなことから散布効果を含んだフキダシを回転させたところ
思いもよらない無重力な世界が広がってしまったので
TIPSにしてみようと思いました
作り方は簡単!
散布効果のブラシをベクターレイヤーに描画します
キーフレームを付けて回転させるだけ
ブラシさえ出来てしまえば5分から10分でGIFアニメのできあがり
いきなり作成していきますよ
まず500×500pxのイラストのキャンバスを作成します
GIFアニメは、あっという間に10MBを越えてしまいます
このくらいのサイズでごめんなさい
定規で円を描く
キャンバスにベクターレイヤーを追加します
グリッドを表示します
グリッドにスナップさせます
図形定規の楕円でキャンバスに円を描きます
とりあえずGペン
Gペンのブラシサイズの影響元設定の「筆圧」のチェックを外して
キャンバスの定規に沿って円を描きます
グラデーションレイヤーを追加して夜の背景にします
レイヤーパレットでベクターレイヤーを選びなおします
サブツールはオブジェクトを選びます
サブツール詳細パレットを表示します
メインカラーを白(雪の色)に変更します
サブツール詳細の項目の「ブラシサイズ」を選びます
ブラシサイズを600(px)にします
サブツール詳細の項目の「ストローク」を選びます
「間隔」の四つ並んだアイコンの左の「固定」を選びます
数値を100にします
散布効果の設定
サブツール詳細の項目の「散布効果」を選びます
「散布効果」にチェックを入れます
「粒子サイズ」を(16)にします
「影響元設定」の「ランダム」にチェックを入れます
数値を(20)にしました
「散布偏向」を(-50)にしました
「粒子密度」を(6)にしました
タイムラインの作成
タイムラインパレットを表示します
タイムラインパレットの左のあたりのアイコンの「新規タイムライン」を押します
新規タイムラインを設定します
フレームレートを(24)に
再生時間を(6秒 + 0コマ)にして「OK」します
6秒のタイムラインが作成されます
キーフレーム
タイムラインパレットの「レイヤーのキーフレームを有効化」のアイコンを押します
「キーフレームの補間」のアイコン?を押して「作成するキーフレーム:等速」を選びます
そのまま左隣の「キーフレームを追加」のアイコンを押します
タイムラインの先頭にキーフレームが追加されました
タイムラインパレットの「フレームの移動」の「最後へ」のアイコンを押します
「ツールプロパティ」パレットを表示します
「回転角」の数値を「360」と入力します
タイムラインの最後のフレームにキーフレームが追加されます
追加されたキーフレームをドラッグして表示の外のフレームに移動させます
キャンバスのハンドルが少し傾きますが、うまくいった合図です
作業終了です
これをGIFアニメとして書き出します
「ファイル」メニューの「アニメーション書き出し」の「アニメーションGIF」を選びます
幅(500)高さ(500)px
フレームレート(24)fps
ループ回数(無限)
ディザリングにチェックを入れて「OK」します
完成!
設定から作り直して
舞い散る雪の中に女の子を立たせてみます
寒そうです
ちょいと改良
思いついたので、少々付け加えました
舞うだけではなく、舞いながら下へ移動してます
レイヤーを4つに複製して上から下へ移動するように配置しました
上昇している雪もありますが全体ではゆっくりと下降しています
レイヤーパレットで散布効果のレイヤーを4つに複製します
サブツールはオブジェクトを選びます
タイムラインパレットで4つのレイヤーの一番下のレイヤーの1フレーム目をクリックします
ツールプロパティパレットの「変形」の「位置」の「Y」の値を(250)にします
元から(250)だと思いますが確認してください
タイムラインパレットのその上のレイヤーの1フレーム目をクリックします
ツールプロパティパレットの「Y」の数値を(750)にします
タイムラインパレットの上から二つ目のレイヤーの1フレーム目をクリックします
ツールプロパティパレットの「Y」の数値を(-250)にします
(-)マイナスがうまく入力されない時があります
気をつけてください
タイムラインパレットの一番上のレイヤーの1フレーム目をクリックします
ツールプロパティパレットの「Y」の数値を(-750)にします
タイムラインパレットの「最後へ」のアイコンを押してタイムラインの最後を表示します
タイムラインの一番上の青色のバーを右に1フレームだけドラッグずらします
4つのレイヤーの再生範囲も右へ1フレームドラッグでずらします
再生範囲は右の小さな四角をドラッグして変更することができます
(※添付した画像ではすでに1フレーム伸びてしまっています)
同じように
タイムラインパレットの4つに複製した一番下のレイヤーの最後のフレームをクリックします
ツールプロパティパレットの「変形」の「位置」の「Y」の値を(750)にします
タイムラインパレットのその上のレイヤーの最後のフレームをクリックします
ツールプロパティパレットの「変形」の「位置」の「Y」の値を(1250)にします
タイムラインパレットの上から2つ目のレイヤーの最後のフレームをクリックします
ツールプロパティパレットの「変形」の「位置」の「Y」の値を(250)にします
タイムラインパレットの一番上のレイヤーの最後のフレームをクリックします
ツールプロパティパレットの「変形」の「位置」の「Y」の値を(-250)にします
最後に
再生範囲を左に1フレーム戻します
これを書き出して出来上がりです
テーマ回収!
そして
「魔法のアニメーション」ということで
猫の魔法使いが七色の雪をまとう
球体の雪をまとっているように見えますが
ニャコ子を散布効果のベクターレイヤーでサンドイッチしただけのもの
立体に見える不思議な効果が生まれました
まさに魔法のアニメーション
とりあえずここまで
つぎは「たい焼きが舞い散る」魔法です
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