えるきゃぴたん

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けも

けも

アメリカ、ヨセミテ国立公園のエル・キャピタンです

出オチです

はじめに

OS X El Capitanが登場した時に擬人化はほとんど見ることはありませんでした

OSの中でもMACの擬人化が少ないということもあると思うのですが

猫科のOSが終了してしまってほとんどの人類が消沈してしまったのです

Yosemite(10.10)の時もショックは続きました

テンテンなのにです?

テンテンちゃんとか可愛い名前ではありませんか・・

人類はいつ立ち直れるのか・・

そしてそれはOS X El Capitanにも引き継がれたのでした

かなしい

となりでは95たん、Meたん、XPたんと盛り上がっているというのに・・

 

個人的にはEl Capitanに関しては幾つか落書きはしていましたが完成させるまでには至りませんでした

それでも世の中で盛り上がらないことが不思議でなりませんでした

だってEl Capitanですよエルキャピタン!

エルキャピたん♡、えるきゃぴたん♡♡

こんなかわいい名前なのに

しかも一枚岩ですよ?

真っ平らな一枚岩!

落ち着きのあるとてもよいOSなのに・・

資料をテキトーに集めます

ということでOSではなくヨセミテ国立公園にあるエル・キャピタンを擬人化しようと思います

知らない土地ということもありGoogle Earthのお世話になります

Google Earthは時間を忘れてずうっと眺めてしまいます

行ったことのない土地をいつまでもさまよい続けてしまいます

注意が必要です

 

マーセド川、エル・キャピタン・メドー、約900メートル、世界一の花崗岩の一枚岩、モノリス

トレッキング、ロッククライミング、スピードクライミング、フリークライミング、The Nose

70以上のクライミングルート、Cathedral Beach Picnic Area、ヨセミテの美しい四季

マリポサ歩兵大隊、ネイティブ・アメリカン、岩の族長、8歳の少年が登頂に成功

行進曲もあるのね♪

 

調べるとみんなに愛されていることが伝わってきます

 

狭く浅く調べます。深く調べだすと戻ってこれなくなります。

あとはテキトーにイメージを重ねます

あくまでも浅く浅く

さっそく描く

目の前のエルキャピタンを描きます

エル・キャピタン・メドーから見上げているという設定

Google Earthのストリートビューを参考にして面倒な木々はなくします

あくまでも参考です

The Noseは何処なのか・・?

 

トレスはほとんど「Gペン」とGペンを調整したもの

(手ぶれ補正を多めにしたり)

ベタの塗りを多用するのですが、これもGペンを使います

ムラのある影塗りは「にじみ縁水彩」

木々のハイライトはGペンのままです(筆圧を弱く設定していると思います)

どど〜〜〜〜んっ

 

雲は「Gペン」

ブラシサイズをランダムに

インクの不透明度の設定をランダムに

ストロークの間隔も(80あたりで)ランダムに(だったかな??)

 

おっと、描きたいのは一枚岩の擬人化だ

おおよその姿はすでに決まっていた

大まかなイメージはすでにあって、とりあえず描いてみる

白いワンピース

白い髪

白い肌

そして一枚岩のコスチューム

あとはなんとかなる

ここからきちんと考えていく

 

肌は赤みを入れたが岩肌色にするのがよいかな

頭の木をどうにかしたい

靴を木の靴とか木の皮の靴とかにしたい

どこかにノーズを取り入れたい

ノーズとローズを聞き間違えたという設定で胸に薔薇の飾りを入れるとか

いや、それはさすがになしか

頭の葉っぱはわりと良いと思いましたが、スカートの模様の森と重なってしまうのでなくします

なくしてしまうとそれはそれでなにか欲しいところ

キツイ目と垂れ目を比べてみたかったけど岩女ぽいので垂れ目に決めました

ツンデレのつもりでしたがその設定も必要ないかな

靴はトレッキングシューズにしました

ラクガキ

頭の上に「お団子」を乗せました

ノーズ(鼻)ではありませんが、ノーズの代わりにはぴったりだと思いました

 

キャラクターを決めるときは落書きをしましょう

 

表情、ポーズを描いてるうちにキャラクターの性格も気になってきます

落書きしていると愛着もわきます

たぶん・・

普段からぼーっとしてるんではと思いました

飛んだり跳ねたり大声で笑ったりはしてないんじゃないかと思いました

氷河期の前からそこにいて、悠久の時をのーんびりと過ごしていて

怒ることもなく、ただただヨセミテの季節を眺めていたのだと思うのです

氷河に削られて平らになってしまった花崗岩の女の子

それはそれで良いと考えていた

 

最近は旅行者もやってきて華やかではあるけど

やっぱりのんびりとした時を過ごすのが好きなのだ

嬉しいのだけど人との接し方は静かに見守るだけ

笑ったりもするけど声に出したりはしない

「へへ」でなもの

表情のつくり方も不器用かも

 

雲間から顔を出している雲は自作したブラシです「また雲ブラシを作ってみた」

コンテンツID:1696134

設定は色々といじっていると思います

完成!えるきゃぴたん🏞

緊張しすぎで顔が引きつってしまいました

擬人化というほどコテコテにはなってませんね

肌が岩色という以外はそのまま人間に思えます・・

 

後ろに描いたエルキャピタンの岩の輪郭は昔のサブツールのチョークの数値をいじったものだと思います

もしかするとそのままのチョークかもしれません

森もチョークでガシガシ描いた後に色調補正レイヤーをいくつか重ねています

大地もグラデーションとにじみ縁水彩で塗っているようです

 

色混ぜと指先も全体によく使います

空はグラデーションに例の雲ブラシです

 

えるきゃぴたんの肌は岩肌を表しています

ワンピースも青みがかった岩肌を表しています

髪の毛の色も夕日に照らされている岩肌を表しています

 

エルキャピタンの上から見下ろします

下まで900メートル!

900メートル高いー!!

てのもあるけどえるきゃぴたんも巨大ですねぇ

100メートルとかあるんかいな?

エルキャピタンは妖精さんなので身長とかは決まってないのですたぶん

見る人によって違って見えるのです

見上げてみました

目の前の900メートルは想像することがができません

壮大な岩壁が迫ってくるんでしょうねきっと

 

えるきゃぴたんの足元の草は3Dです

G-BLACKさまの「可動の草原 rev2」

コンテンツID:1860178

3Dレイヤーに画像素材を貼り付けると3Dレイヤーにビルボードとして取り込まれます

サブツール詳細パレットのカテゴリの「プリミティブ」を選んで

「カメラに追随して回転」にチェックを入れます

カテゴリの「配置」を選んで「位置」のXとZで配置を調節します

 

後ろ姿のえるきゃぴたんも素材パレットに登録して

素材のプロパティで「拡大縮小」にチェックを入れることで画像素材として扱えます

素材パレットから3Dレイヤーに貼り付けました

3Dレイヤーに画像素材レイヤーを配置する

せっかくなので3Dレイヤーの中に画像素材レイヤー配置してみます

 

「素材」パレットで「可動の草原 rev2」を選んでキャンバスに張り込みます

素材パレットのサムネイルをキャンバスにドラッグアンドドロップして張り込んでも構わないのですが、ドラッグした3Dオブジェクトの位置が定まらないことを避けるためによく素材パレットの貼り付けボタンを使います

 

キャンバスの「草原」を操作しやすい位置に表示します

 

オブジェクトランチャーの右から2つ目のアイコンを押してカラーの草原を選びます

つづけてオブジェクトランチャーの右から1つ目のアイコンを押して地面のチェックを外します

地面が非表示になります

「サブツール詳細」パレットを表示します

 

左の項目の「陰影」を選びます

右の「床面に影を表示する」のチェックを外します

「光原の影響を受ける」のチェックも必要ありません

 

左の項目の「カメラ」を選びます

右の「パース」を好きな数値に設定します

素材パレットから画像素材を貼り付けます

 

レイヤーパレットの画像素材はそのままでは3Dレイヤーに貼り付けることができません

画像をファイルとして書き出すか、画像素材として素材パレットに登録することになります

レイヤーパレットで貼り付けたいレイヤーをコピーして3Dレイヤーにペーストすると3Dレイヤーに配置されると便利だと思うのですが、できません

 

素材パレットで貼り付けたい画像レイヤを選んで素材パレットの貼り付けボタンを押します

3Dレイヤー内のXYZの中心に配置されます

この時に3Dオブジェクトが中心にない場合は貼り付けた画像素材が迷子になってしまうかもしれません

 

貼り付けた画像素材(えるきゃぴたん)が草の中に埋まっているのがわかると思います

 

サブツール詳細パレットの左の項目の「配置」を選びます

右の「オブジェクトスケール」のX(幅)またはY(高さ)の数値を変更して

キャンバスで見栄え良いサイズに設定します

「位置」のXYZの数値で自由に立っている位置を移動させることができます

 

左の項目の「プリミティブ」を選びます

右の「カメラに追随して回転(CSP Ver.1.12.3)」を選びます

最新版のCLIP STUDIO PAINTではもう少し項目が増えているかもしれません

 

左の項目の「陰影」を選びます

右の「光原の影響を受ける」と「床面に影を表示する」のチェックを外します

CPS Ver.1.13.2のサブツール詳細での「カメラに追随」はプルダウンで「追随する」を選びます

項目に「横方向のみに追随する」が増えています

これはアオリ、フカンの表現はパースに合わせるというものです

「追随する」はカメラの角度によって多少のパースが付いてしまいますが、ほぼカメラを向いて表示されるようです

ここから気がすむまでカメラを回したりサイズなどを調整したりします

画像素材が勝手に3Dレイヤーに配置されて困っていたのがはじまりです

ちょっとだけ説明しておこうと思ったら長くなりました

 

このTIPSは OS X El Capitan と CLIP STUDIO PAINT Ver.1.12.3 で多くの作業を行っています

サポートとして macOS Monterey と CLIP STUDIO PAINT Ver.1.13.2 を使っています

そのため各パレットの内容が古いことがあります

困ったものです

Ver 2.0 ではないので新しい機能には対応できていません

なんとかせねば・・

おわりです

みんなに愛されるえるきゃぴたん!

OS X El Capitanが出てから12年が過ぎて・・

というか、いまだメインがEl Capitanなのでもう描くしかありません!

ずっと描きたかったえるきゃぴたんを描くことができてほっとしています

 

ヨセミテに行くことがありましたらえるきゃぴたんによろしくと伝えておいてください

おしまいです

ありがとうございました

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