6.色選びと影付け
[1] 花の着色
背景色が決まったので、残った花のパーツの着色をしていきます。人物のパーツから[スポイト]ツールで色を取得し、そのまま花の色にします。
薄紫・濃紫・黄色の3色を取り、花の色にしました。こうやって人物と小物の色を合わせるなどして色数を抑えると、ゴチャゴチャせずまとまった印象が出ます。
花を塗っているレイヤーの[透明ピクセルをロック]し、花の色より濃い色で花びらに沿って影をつけます。ちょっと物足りないかなと思ったので、花を増やしました。
[2] 影付け
「塗り」レイヤーの上に新規レイヤーを作成し、合成モードを[乗算]にして影をつけます。[下のレイヤーにクリッピング]し、「塗り」からはみ出さないようにします。
「4.キャラクターの塗り」ではパーツごとの質感を出すことを目的とした塗りでしたが、今度は全体をひとつの塊として見て、同じ色(淡い紫)で影を描いていきます。
影の色のコントラストを上げて影を鮮やかに強調させたかったので、「影」レイヤーの合成モードを[乗算]から[焼き込み(リニア)]に変更しました。
光源を強調させてより立体感を出す為に、[グラデーション]ツールを使い下のほうに紫の濃い影をつけます。
ここまででパーツごとの塗りと影つけが終わり、次回は厚塗りの作業に移ります。
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