製本
綴じ
本のページが綴じられている方向のことです。
セリフが縦書きのマンガなど、文章が縦書きの本の場合は、一般的に右綴じにします。
セリフが横書きになっている海外マンガなど、文章が横書きの本の場合は、左綴じにします。
無線綴じ
製本方法の一つで、ホチキスや糸を使わず、接着剤で綴じることをいいます。もっともポピュラーな綴じ方です。
中綴じ
本を開いた状態の紙(通常1枚で4ページ分となる)を重ね、中央部分に沿って針金で綴じることをいいます。雑誌などに多い綴じ方です。
平綴じ
紙の端から5mmくらいの位置をホッチキス・針金・糸などを通して綴じる製本方法です。
表紙
書籍類の最初と最後のページ、紙のことを総称して「表紙」といいます。
最初のページを「表表紙」(おもてびょうし/表1)、最後を「裏表紙」(表4)といい、それぞれの紙の裏側(表2、表3)といいます。
裏刷り
「表2」「表3」に印刷する場合は「裏刷り」といいます。またこの場所に特殊な飾り紙を貼り付けたりすることを「裏打ち」といいます。印刷所によっては、裏刷りに追加料金がかかる場合があります。
本文
目次や奥付、マンガなど「表紙」を除くすべてのページのことを「本文」といいます。「本文」という表記だと文章をイメージするかもしれませんが、印刷用語ではマンガ原稿の場合でも「本文」という呼称が一般的です。
なお「遊び紙」はページではないので「本文」としてカウントしません。
遊び紙
「同人誌」など書籍類で「表紙」と「本文」との間にある、頁数に含まない飾りのページ(紙)の事を「遊び紙」といいます。
トビラ
いちばん最初のページです。タイトルページともいいます。
背幅(背厚)
本の背表紙の幅のことを「背幅」と言います。
差し込み
本文内に、別の紙を差し込んで製本する事です。特殊紙を使ったイラスト口絵ページや、フルカラーの口絵ページを差し込む場合が多いです。
台割り
台割りとは、同人誌の構成を意味するもので、合計で何ページあるのか、どのページがどこにくるのかなどを一覧にしたものを「台割り表」といいます。
コメント