SVG形式でベクターを入出力する

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CLIP STUDIO PAINT Ver.1.10.0対応


SVG(Scalable Vector Graphics)とは、拡大縮小しても画質が劣化しない、二次元ベクターデータ形式の画像フォーマットです。

Adobe Illustratorなどのベクター編集ソフト(ドローソフト)で作成したSVG形式のデータを、CLIP STUDIO PAINTにベクターレイヤーとして読み込めます。

また、CLIP STUDIO PAINTで作成したベクターレイヤーのデータをSVG形式で出力することで、他のアプリケーションで読み込むことができます。


【POINT】

CLIP STUDIO PAINTで出力できるSVG形式のファイルは、線情報のみです。

筆圧などによるブラシサイズ影響元設定や、入り抜き、ブラシ先端画像、アンチエイリアスの設定などは書き出しされません。

[デコレーション]ツールなどで描画した場合も、描画時に選択していた描画色とブラシサイズの描線が書き出しされます。


[1]SVG形式のファイルを読み込む

①[ファイル]メニュー→[読み込み]→[ベクター]を選択します。


②SVG形式のファイルを選択してOKをクリックします。

※一度に複数のファイルをまとめて読み込めます。

1ファイルにつき1枚のベクターレイヤーとして、キャンバスに読み込まれます。


読み込んだ後は、通常のベクターレイヤーと同じように編集できます。

ベクターレイヤーについて、詳しくは以下の講座で解説しています。

https://tips.clip-studio.com/ja-jp/articles/532
https://tips.clip-studio.com/ja-jp/articles/600


【POINT】

SVG形式のデータ内の「線」は、その線がそのままベクターとして読み込まれます。

「塗り」は、輪郭線がベクター線として読み込まれます。


 ■読み込んだベクターデータでできること

CLIP STUDIO PAINTに読み込んだ後のベクターデータは、[オブジェクト]ツール、[線修正]ツールなどで編集できます。


[ベクターから定規]コマンドで定規を作成することで、筆圧のきいた線を引きなおすことができます。

▲[レイヤー]メニュー→[定規・コマ枠]→[ベクターから定規]で作成した定規に沿って、[リアル鉛筆]で描画しました。



■ベクター線の内側を塗りつぶす


ラスターレイヤーを作成して、[塗りつぶし]ツール→[他レイヤーを参照]を使用することで、ベクター線の内側が塗りつぶせます。


[サブツール]パレットで[ベクターレイヤーの中心で塗り止まる]にチェックを入れておくことで、ベクター線の中心(パス)まで塗りつぶすことができます。



■[定規から選択範囲]で、ベクター線の内側を一度に塗りつぶす


[定規から選択範囲]コマンドとラスターレイヤーを併用することで、閉じられたベクター線の内側を一度に塗りつぶすことができます。


①[レイヤー]メニュー→[定規・コマ枠]→[ベクターから定規]で、定規を作成します。

②ベクター線が不要な場合、「Delete」キーでベクター線だけを消去します。

③[レイヤー]メニュー→[定規・コマ枠]→[定規から選択範囲]で選択範囲を作成します。

④[レイヤー]パレットで[新規ラスターレイヤー]をクリックします。

⑤[編集]メニュー→[塗りつぶし]をクリックします。


⑥[オブジェクト]ツールで定規を個別に選択して[定規から選択範囲]を作成することで、不要な塗りを消去できます。


[ベクターから定規]、[定規から選択範囲]について、詳しい手順は以下で解説しています。

https://tips.clip-studio.com/ja-jp/articles/600#26bf807a



[2]ベクターレイヤーをSVG形式で書き出す

①書き出したいベクターレイヤーを選択します。

※複数枚のレイヤーを選択することで、1つのSVG形式のファイルとして書き出せます。

※ベクターレイヤーを選択していない状態では、[ベクター書き出し]は選択できません。


②[ファイル]メニュー→[ベクター書き出し]を選択します。

選択しているベクターレイヤーがSVG形式のファイルとして書き出されます。


[3]アプリ間でのコピー&ペーストによる読み込み【Win/macOS】 

CLIP STUDIO PAINTとAdobe Illustrator間では、クリップボードからコピー&ペーストすることでも、手軽にアプリ間での読み込みができます。


 ■IllustratorからCLIP STUDIO PAINTへ

Illustrator上でクリップボードにコピーした「線」と「塗り」は、CLIP STUDIO PAINT上で[貼り付け]することで、ベクターレイヤーとして貼り付けられます。

「塗り」のデータは輪郭線がベクターの線として読み込まれます。


【POINT】読み込めない場合

コピー&ペーストで読み込めない場合、以下の環境設定を確認してください。


[環境設定]→[コマンド]→[貼り付け]で、[クリップボードにSVGコードがあるとき]が[ベクター線に変換]に設定されている必要があります。

▲[ファイル]メニュー(※mac版では[CLIP STUDIO PAINT]メニュー)→[環境設定]→[コマンド]


 ■CLIP STUDIO PAINTからIllustratorへ

①ベクターレイヤーを選択します。

※複数枚のレイヤーを選択することで、1つのSVG形式のデータとしてコピーできます。


②[編集]メニュー→[ベクターをSVG形式でコピー]を選択すると、SVG形式のデータとしてクリップボードにコピーされます。


③Illustratorで[ペースト]を行うと、一定の太さの線として貼り付けられます。

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