【3】CLIP STUDIO PAINTの合成モード全解説【透過~消去(比較)】

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駒米トオル

駒米トオル

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画像内に日本語で文章が書かれていますが、翻訳されるように同じ文章を記事内テキストに書き起こしているので安心してください。

 

以下、この記事と同じ内容ではありますが、動画も作成いたしました。

一部動画での説明もあるので、よろしければご覧ください。

 

▼動画

 

【29】透過

これはレイヤーフォルダーにだけある合成モードです。

 

レイヤーフォルダーが通常になっていると、フォルダーの中に入っているレイヤーの合成モードがフォルダーの下にあるレイヤーに適用されませんが、透過にすることによって適用されるようになります。

 

(画像)

上・・・フォルダーが『通常』→中の合成モードが反映されない

下・・・フォルダーが『透過』→中の合成モードが反映される

描画系ツールの合成モードについて

合成モードはレイヤーだけでなくブラシや図形、グラデーションといった描画系ツールにもあり、ここにしかない合成モードもあります。

 

描画系ツールの合成モードは、同じレイヤー内の先に描いた色に対してどのように塗り重ねるかというもので、ツールプロパティに表示されるストロークプレビューで合成モードがどのように機能するかを見ることが出来ます。

 

左半分の白い領域が、同じレイヤーの色が乗っている所を表していて、右半分の黒い領域が同じレイヤーの色が乗っていない部分を表しています。

 

右の黒い領域の方が表示されていない合成モードを使うと、色がない部分には描き込めないということになります。

【30】焼き込み(黒)

焼き込み(黒)はどの色を使っても焼き込み(リニア)でRGB値191のグレーを重ねた時と同じような効果が出ます。

 

違う点は焼き込み(リニア)は透明色の上からでも色が乗りますが、焼き込み(黒)は透明色には適用されません。

 

クリッピングせずに同じレイヤーで部分的に暗くしたい部分がある時に使えるかもしれません。

 

【31】覆い焼き(白)

覆い焼き(白)はどの色を使っても加算でRGB値64のグレーを重ねた時と同じような効果が出ます。

 

こちらも焼き込み(黒)と同様に透明部分には適用されません。

 

【32】消去

名前の通り、先に描いた色を消す効果です。デフォルトで入っている消しゴムの合成モードも消去になっています。

 

透明色を使いたくない、しかしこのペン設定を消しゴムとして使いたい、といった時に使える合成モードです。

 

【33】背景

(↑再生位置を背景に設定しています)

 

普通に色を置くと上に上にどんどん重なりますが、背景にすると下に下にどんどん重なっていきます。

 

もうすでに描いてあるものの下に何かを描きたい時に使える合成モードです。

 

【34】透明度置換

(↑再生位置を透明度置換にしています)

 

普通、半透明の色を重ねるとどんどん不透明になり、もともと不透明な色に重ねると色が薄く乗るような結果になりますが、透明度置換の場合、半透明の色で上から描くとその不透明度がそのまま適用されるようになります。

 

レイヤーの不透明度は下げたくないけど、半透明のブラシで重ならずに色を置きたい、半透明の色も不透明な色と同じ感覚で重ねたりして使いたいときに使える合成モードです。

 

【35】比較(濃度)

不透明度が低いほど下に高いほど上に描画される合成モードです。

階調の影塗りなどで不透明度の違う色を重ねたり置換したりせず、分けて描きたい時に使えます。

 

【36】消去(比較)

(↑再生位置を消去(比較)の使用例の所にしています)

 

あとから描いた色の不透明度を100から引いた値が、先に描いた色の不透明度よりも小さい場合のみ、先に描いた色を消去します。

 

ブラシの不透明度を表示したい不透明度の逆(落としたい数値分)にし、上から消していきます。

 

この時、通常の合成モードで消すと重なった部分がさらに消えてしまいますが、この合成モードで消せば、同じ不透明度で消せるようになります。

 

比較(濃度)の消しゴム版のような感じです。

 

さいごに

といった感じで、CLIP STUDIO PAINTにある合成モードおそらくほぼ全て解説出来たんじゃないかなと思います。

 

普段使ってたけど詳しい効果とかよく分からずに使っていたとか、どんな効果なのかよく分からなかったから使えなかったとか、そもそも存在自体知らなかったとか色々あるかと思いますが、この動画で皆様の合成モード選びの手助けが出来たなら幸いです。

 

結構、付け焼刃な部分が多いので、それは違うよ!みたいなところがありましたらすみません。

 

閲覧ありがとうございました!またどこかでお会いできたら幸いです。

 

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