5.タイムラインの編集
[タイムライン]パレットを使って、再生時間やセルを表示するタイミングを変更します。
再生時間を変更する
今のままでは再生速度が速いので、再生時間が長くなるように変更します。
[タイムライン]パレットの[終了フレーム]にマウスカーソルを合わせ、右側にドラッグします。ここでは、8のフレームまでドラッグします。
これで、再生時間が長くなりました。
【POINT】
DEBUT/PROの場合は、最大24フレーム目まで再生時間を長くできます。
[タイムライン]パレットの[再生/停止]をクリックして、うごくイラストを再生します。再生時間が長くなりましたが、セルや用紙レイヤーが途中から表示されません。次の『セルの表示を編集する』で、セルや用紙レイヤーの表示を編集します。
セルの表示を編集する
再生時間だけを長くしても、セルの表示は変わりません。[タイムライン]パレットを使って、セルの表示を変更していきます。
<クリップの表示時間を変更する>
クリップとは、セルやレイヤーが表示される範囲を示す編集範囲です。再生時間内にクリップが表示されていないフレームは、セルや用紙レイヤーが表示されません。
ここでは、セルや用紙レイヤーが最後まで表示されるように、クリップの長さを変更します。
1 アニメーションフォルダーのクリップの右端にマウスカーソルを合わせて、再生時間が終了するフレームまでドラッグします。
クリップの表示時間を変更できる位置にマウスカーソルを合わせると、マウスカーソルの形状が左右の矢印に変わります。
2 用紙レイヤーのクリップの右端にマウスカーソルを合わせて、再生時間が終了するフレームまでドラッグします。
【POINT】
クリップを左にドラッグすると、表示時間が短縮されます。短縮されたフレームにセル指定がある場合は、セル指定が削除されます。
<セル指定を削除する>
最後までセルや用紙レイヤーが表示されるようになりましたが、動きは速いままです。動きを[タイムライン]パレットの再生時間に合わせるために、セルを指定し直します。指定し直す前に、セルの指定を削除します。
1 [タイムライン]パレットのセル「2」をクリックします。
2 [タイムライン]パレットの[セル指定の削除]をクリックします。
セル「2」のセル指定が削除されます。
3 セル「3」とセル「4」も、同様の手順で削除します。
[タイムライン]パレットから、セル「1」以外のセル指定が削除されます。
<セルを指定する>
別のフレームにセルを指定し直します。
1 [タイムライン]パレットの3フレーム目を右クリックします。タブレット版をお使いの場合は、3フレーム目を指で長押しします。
【POINT】
タブレット版の[タイムライン]パレットのフレームを長押ししにくい場合は、[タイムライン]パレット上でピンチアウトすると、[タイムライン]を拡大表示できます。[タイムライン]パレットをピンチインすると、元の大きさに戻せます。
2 ポップアップが表示されたら、「2」を選択します。
[タイムライン]パレットの3フレーム目に、「2」のセル指定が表示されます。3フレーム目を再生するときに、セル「2」が表示されるようになります。
3 [タイムライン]パレットの5フレーム目を右クリックします。タブレット版をお使いの場合は、5フレーム目を指で長押しします。ポップアップが表示されたら、「3」を選択します。
4 [タイムライン]パレットの7フレーム目を右クリックします。タブレット版をお使いの場合は、7フレーム目を指で長押しします。ポップアップが表示されたら、「4」を選択します。
これで、すべてのセルの指定が終わりました。
<動きを確認する>
[タイムライン]パレットの[再生/停止]をクリックして、うごくイラストを再生します。気になる部分があった場合は、再生時間や、セルの指定を修正します。
これで、うごくイラストが完成です。
カメラワークを付ける
2Dカメラフォルダーを作成すると、作成したうごくイラストにカメラワークを付けられます。
キャラクターに合わせて背景が遠ざかる、進行方向とは逆に背景が流れていく、といったようなカメラワークによる演出が、画像自体を変形することなく可能になります。
1.[アニメーション]メニュー→[アニメーション用新規レイヤー]→[2Dカメラフォルダー]を選択し、2Dカメラフォルダーを作成します。
2.[レイヤー]パレットで、カメラワークを付けたいアニメーションフォルダーやレイヤーを、2Dカメラフォルダーに格納します。
3.[タイムライン]パレットから、カメラワークを付けたいフレームを選択します。
4.[オブジェクト]ツールでキャンバス上に表示されている長方形の枠を操作することで、キーフレームが追加され、設定が登録されます。
2Dカメラフォルダーには、以下のような設定が登録できます。
① 四隅のハンドルをドラッグすると、画像を拡大・縮小できます。
② 上部のコントロールポイントをドラッグすると、画像の角度を変更できます。
③枠をドラッグすると、画像の位置を変更できます。
④[ツールプロパティ]パレットに、数値を入力し、細かい調整を行います。このほか、[レイヤー不透明度]も設定できます。
キーフレーム間の変化が補間され、カメラワークが付きます。
キーフレーム間には4隅同士をつなぐ、2Dカメラの軌跡が表示されます。
2Dカメラの操作について詳しくは、以下の講座をご覧ください。
※Ver.1.9.1から、操作ハンドルのデザインが変更されています。
現在の講座内の画像には、Ver.1.9.0以前の画面を使用しています。
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