◆スクリーントーン:失敗とヒント◆
よーい!今月のTIPはとても楽しい「スクリーントーン」についてお話します!
従来のマンガを描く場合の「スクリーントーン」の手順は、
①貼り付け ②トリミング
「スクリーントーン」のデジタル的な貼り方だと、②が飛ばされることが多い気がします。
そこで今日は、よくある間違いとこのツールのさまざまな使用方法を見ていきます。
◆ レイヤープロパティ:クイック&イージースクリーントーン
この「レイヤープロパティ」の使い方については、以前マンガの背景に関するTIPで触れたので、簡単にまとめておきます。
「レイヤープロパティ」→「エフェクト」→「トーン」と進みます。
【モノクロ】と【カラフル】の写真をワンクリックで「トーンシート」に変換できます。
それに応じて、①形状と②周波数を調整します。
【例】
①シェーディングを入れる ②レイヤーを「トーン」に設定
◆ペン:各種テクスチャー・スクリーントーン
「スクリーントーン」のもう一つの使い方は、このASSETSブラシを使うことです。
通常のペンツールと同じように機能し、好みに合わせて調整できます。
こうすることで、ムラになりすぎず、とてもきれいな「スクリーントーン」を作ることができます!
【 ! 】 「レイヤープロパティ」スクリーントーン&「ペン」スクリーントーンを操作する場合、
細かい部分を自由に調整できる【マスクレイヤー】を使うことをおすすめします。
まったく同じ色やペンを見つけて再描画する必要がなく、スクリーン トーンを作成できます。
◆1#ミス
「スクリーントーン」を入れただけで終わったと思っている人もいます。
もちろん「スクリーントーン」の使い方に決まりはありませんが、個人的には非常に安っぽい印象を与えてしまいます。
【例】
先ほど説明した「レイヤープロパティ」の方法を使って、描画に陰影を付けていきます。
このままだと「スクリーントーン」のテクスチャが「非トーン」部分に溶け込まないのが問題です。
この問題を解決するにはいくつかの方法があります。
私がよく使う 3 つの方法について説明します。
◆①解決策 ― 濃い影
まずは「線画」に戻り、影になる部分に「コントラスト」を加えます。
「コントラスト」の隙間を「スクリーントーン」で調整する箇所をあらかじめ考えておきましょう。
これらの影のおかげで、「スクリーントーン」をどこに集中的に使用するかについての安全なガイドがほぼ得られました。
ご覧のとおり、オブジェクトの全面を「スクリーントーン」で覆うのではなく、ところどころに「光る部分」(白)を残しておきます。これも文体の選択ですが、こうすることで絵にさらなる立体感が与えられると思います。
このようにハッチングパターンを繰り返すことで、「スクリーントーン」を影に馴染ませることができます。
違いを見ます?
次は【グラデーション】に移ります!
◆②解決策 ― グラデーション
私はスクリーントーンで「グラデーション効果」を作るのにこの2つの方法を使っています。
【レイヤープロパティ→トーン】
レイヤー上の内容を「スクリーントーン」で固定し、【エアブラシ】を使用します
スクリーントーンに使ったものより明るい色にしました。
【消しゴム】
タイトルが示すように、ASSETS のカスタム消しゴムを使用してこれを取得します
少女漫画でよく見る「くもり」
また、設定によりデフォルトのブラシツールとエフェクトブラシを「消しゴム」として使用しています
描画色を「透明」にします。 (ここでは標準の「Gauze Cloud」を使用しました)
これを図面の最も暗い色合いに適用してみましょう。
では【トリミング】に移ります!
◆③解決策 ― トリム
グラデーションと雰囲気の効果。
①少女漫画でよく使われる:細い線画の周りに「スクリーントーン」を少し残し、柔らかな印象に仕上げます。 (線画は細くしてください!場所によっては背景に溶け込みそうになります)
②「スクリーントーン」をレイヤートリミングして立体感を出す
③ 壁、柱、建物などの「スクリーントーン」をトリミングして、素早くディテールを表現します。
この方法を適用して、より良いアイデアを得ることができるようにします。
まずはスカーフの作り方①と②を繰り返していきます!
これでスカーフは完成です!
そして、作りたい効果に応じて、ステップ①、②、③を繰り返していきます。
◆完成イラスト(最終審査)
これで、「スクリーントーン」シェーディングを使用した魔法のヒーローが完成しました。
【注意事項】
【避けるべき間違い】
次回「スクリーントーン」をご利用いただく際の参考になれば幸いです!
楽しくお絵描きしましょう!
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