デジタルで思い通りの線を描くためのヒント
始める前に
こんにちは。デジタル線を思いどおりに描くための便利な方法をいくつか紹介したいと思います。
まずは効果的な線画練習をご紹介し、次にCLIP STUDIOの機能を使って描きたい線を補う方法をご紹介します。
デジタル線画に興味がある方も、これから始めたい方も大歓迎!
効果的な線画練習
手描きとデジタル描画の違い
紙やタブレットの種類によって質感の違いはあるかもしれませんが、デジタルで描いた絵が手描きと違うと感じられる最大の理由は指の可動範囲の違いです。四つ折り以上の紙に描いている場合を除き、
手描きの場合は比較的狭い範囲に描かれますが、デジタルの場合はそうではありません。
というのも、デジタル描画では絵を拡大することは避けられないので、基本的には大きな線を描くことに慣れていないといけません(やはり?)。
(筆圧の影響を受ける場合は筆圧あり、影響を受けない場合は筆圧なしと言えると思います。)
また、デジタル描画では手描きよりもペンを押す強さによって線の太さの差が大きくなります。手描きに慣れている人にとっては筆圧が難しいのはこのためです。これには、手描きで加える圧力よりもはるかに詳細な制御が必要です (コミック ペンに慣れている場合を除く)。水の多いペンで手描きをコントロールするのが難しいのと同じように、デジタル描画も筆圧が高くなるほどコントロールが難しくなります。トラップを描く場合も同様です。これは、一定の筆圧のペンがデジタル使用に便利であるのと同じ理由です。ですので、人によって異なりますが、練習する際は筆圧の変化が少ないブラシから始めることをおすすめします。
まずはCLIP STUDIOのペンシル、スプーンペン、ミリペン、siペンなど、筆圧の影響を受けにくいブラシで練習してください。
また、私個人の【おすすめブラシ】{https://assets.clip-studio.com/ko-kr/detail?id=1915458}も練習に便利です。
効果的な線画練習
線を引く練習には、大きな線を引く以外にも効果的な方法があります。
線を崩さずに描くこと。これは、私たちが描く絵よりもクロッキーを行う場合に効果的な方法です。これは、短く破線を描く癖と、その結果として硬く見える絵を修正するための最良の方法だと思います。
1\。最初は弱めの筆圧で練習し、その後は強めの筆圧で試してください。練習すれば筆圧にもすぐに慣れます。
2.決して線を切らないでください。たとえ間違って描いても、戻ってなんとか1行**を完成させてみてください。 (例の絵はクロッキーをしたかったのですが、著作権のみというルールのため、思いつきで描いただけですので、ご了承ください。連続で落書きするより、一気に描くことをお勧めします)私と同じように同じ場所に線を描いていきます。クロッキーは見て描くので理解してください。その方が描きやすいですよ!)
CLIP STUDIOを使った補完
ここからは、CLIP STUDIOを使って一人ひとりが思い通りの線を描くための、CLIP STUDIOの設定方法と線の補完方法を見ていきます。自分が使い慣れた線を見つけると、より早く描きたい線を引くことができるようになります。
クリップスタジオの設定
まずは全体の設定を確認してみましょう。
まず、CLIP STUDIOに筆圧を加えるには、タブレットの場合はwintab、液晶タブレットの場合はtablePCであることを確認してください。
次に、筆圧検出レベルを調整します。
筆圧検知レベル調整ボタンを押して表示されるウィンドウに線を描きます。線を引くときは、自分が使い慣れた方法で線を引きます。簡単に描きすぎると、少ない力でも線が太くなってしまいます。描画後、「調整結果を確認」をクリック→力が入りやすい場合は硬め(H)、力が入りにくい場合は柔らかめ(S)を選択してください。
ブラシのパーソナライゼーション
次に、個々のブラシ設定を調整して、自分に合った環境を見つけてみましょう。まず、各ブラシのブラシサイズの横にある四角ボタンをクリックします。
1.ブラシサイズ
ここで注目すべき主な点は筆圧と速度です。筆圧の横に最小値があり、筆圧の最小値が大きくなると筆圧の効果が小さくなります。最小値が100になると筆圧の効果も0になります。
↑こんな感じになります。
以下のグラフを使用して、より詳細な筆圧を設定することもできます。
「筆圧サイズに対する出力サイズ」(低音域による)が小さいほど、筆圧の影響が大きくなります。そのため、出力サイズが小さい点(筆圧が高く、出力が低い)が長いほど、線幅を太く印刷するには強い力を使用する必要があります。細かな設定で自分に合った力加減が可能!
筆圧の次に速度を見てみましょう。速度に応じて筆圧を与えたい場合は、速度を確認できます。そして、速く描くほど線は細くなります。最小値を0にすると、以下のように線がほぼ消えます。ある程度のスピードコントロールがきれいな線画に影響します。
2.ブラシ補正
ブラシを調整するには、各ブラシのスパナをクリックし、[調整] をクリックします。
※↑参考までに、下部の[すべての設定を初期設定に戻す]をクリックすると、調整した数値が前の設定に戻ります。調整中に前の設定に戻したい場合に押します。個別にカスタマイズしたい場合は、ブラシを1つずつ複製して調整することをおすすめします*。
注意すべき点は次の 3 つです。
手振れ補正(1):文字通り手振れを補正する機能です。通常は18〜20円の間で設定しますが、個人の好みに応じて調整できます。数字が大きくなるにつれて線がはっきりしてきます。
事後修正(2): 線を描いた直後に線を修正する機能です。線が高いほど、補正はより厳しくなります。
ここまで補正が高いと思い通りの線が描けない可能性があるので、好みに応じて設定をオフにするか、1~2マス程度に設定すると良いでしょう。
ラインテールエフェクト(3): ラインが途切れる点を延長することを指します。下の図を見ると、ブレークポイントのさらに後ろで終了していることがわかりますよね?細い線を残すのが自分に合っていると感じる場合は、数値を確認して調整してください。
これまでに紹介した方法はすべて、個人の好みに合わせて調整できます。私が推奨する設定があなたに合わない可能性があります。
設定が完了したところで、CLIP STUDIO機能を使って線画の負担を軽減する方法を紹介したいと思います。デジタルならではの特性と言えるでしょう。 ( ☆ ☆ ☆ )
線を引くのに便利なベクターレイヤーと定規機能をご紹介します。
(ベクターレイヤーとその機能の説明ではなく、線を描く際に便利な機能や使いやすさの観点からの簡単な紹介ですのでご了承ください!)
CLIP STUDIOの機能【ベクター】
CLIP STUDIOでは一般レイヤーと呼ばれるラスターレイヤーは方眼紙1マス(ピクセル)に相当する点として情報を記録し、ベクターレイヤーはその点の座標値をもとに機能情報を記録します。なので、計算ができるので、拡大・縮小しても線が途切れず、自由に変形できるのが大きなメリットです。 (ラスターレイヤー上の画像を拡大して、画像が壊れてしまったという経験は誰しもあるでしょう?)
ベクトルの利点は、間違いを補うことができることです。何度も描画する必要がないため労力が節約され、簡単に修正できるため、完璧に描画しようとする負担が軽減されます。 (初心者にとってはとても良い機能ですが、上級者にとっても良い機能です)**
ベクターレイヤーの作成は簡単です。レイヤーウィンドウ内のベクトルの形をしたボックスをクリックするだけで作成できます。
※↓既存のラスターレイヤーをベクターレイヤーに変換したい場合は、レイヤーを右クリック→[レイヤーの変換]→[種類]を選択し、ベクターレイヤーをクリックします。ただし、この方法で変換する場合、ベクター レイヤーを最初から作成する場合よりも完全な変換を達成するのが難しいことに注意してください。*
※逆にベクターレイヤーをラスターレイヤーに変換する場合も同様の方法で行えます。 [タイプ] メニューの [ラスター レイヤー] をクリックするだけです。*
作成したベクターレイヤーで自由に修正できるのは線だけではありません。
図形、定規、マテリアルなども変形できるため、ベクター レイヤーで作業することには多くの便利な利点があります。
↑形状の変形
↑素材バリエーション
1.オブジェクト
それでは、まずベクター レイヤーの オブジェクト ツール機能を見てみましょう。オブジェクトツールは、線全体の雰囲気(大きさ、色、形)を修正するために使用します。
オブジェクトツールをクリックすると、
まずはオプション追加機能について見ていきましょう。 1は複数選択できる設定なので、一度に線を描く場合に便利です。主に「ここの位置を少し変えたい」「この部分だけ線画を変えたい」「色を変えたい」というときに使うと思います。
そしてその2、選択範囲を解除したい場合は、オンにして行を選択すると、選択した行だけが選択解除されます。
次へ
色(1): 線の色を変更します。領域全体を変更することも、選択した部分だけを変更することもできます。メインカラーとサブカラーは主に飾りブラシ(線とベースカラーで2色に分かれたブラシ)の色を変更するために使用します。
サイズ(2): ブラシのサイズを変更します。主にキャラクターの輪郭を太く変更したり(輪郭だけを別レイヤーに作成して描いた方が楽かもしれません)、キャラクターと背景との区別のために線の太さを変更する場合に役立つと思います。オブジェクト。詳しいブラシサイズ調整(線幅調整)についてはベクター編集で後ほど説明します。
形状(3): ブラシの形状を変更します。主に線を変更して雰囲気を出したり、特殊なブラシ(模様、模様など)を適用する場合に使用します。
↑自由にブラシを変更
ブラシの形状によってはご希望のブラシが無い場合もございます。追加するには、目的のブラシに移動し、[スパナ]->[ブラシ形状]->[プリセットの登録]をクリックします。
ブラシが追加されました!
今度はベクター ラインをより繊細に修正します。 ライン編集 ツール。
2. 行を編集する
コントロールポイントは、コントロールポイントを変更するための機能です。
制御点の移動(1): この機能は、前に示したオブジェクトの変更でも可能でした。文字通りコントロール ポイントを移動できます。知ってか知らずか、一番よく使う機能だと思います。
コントロールポイントの追加とコントロールポイントの削除(2): 任意の位置に既存のコントロールポイントを追加および削除する機能です。
↑コントロールポイントを追加
↑コントロールポイントを削除
目的の位置ではなく全体的にコントロール ポイントを減らしたい場合は、[ベクトル ラインの単純化] をクリックして適用します。
↑削減されたコントロールポイント
線幅補正(3):太さを調整する機能です。指定したコントロールポイントを基準に太さを調整でき、今まで筆圧調整ができなかった場合でも任意のポイントで修正することができます。
制御点ではなく単一のベクター線に基づいて線幅を変更する場合は、
線幅補正で適用できます。
指定された幅まで広げる、指定された幅まで狭くする(1)- この機能は文字通り線の幅を広げたり狭めたりします。
線だけでなく素材ブラシ(飾り、花など)を使用する際にも視覚的に便利です。
指定倍率で拡大・縮小(2)- 倍率のような感じですが、指定倍率を2にすると2倍になります。拡大を適用するときに使用できます。
※↑参考までに、スプレー効果のあるブラシは、指定した倍率まで拡大・縮小するとスプレー機能が適用されて補正されるため、簡単に作成できます。
一定の太さにする(3): 任意の線を一定の太さにします。線がムラになったり、余計な部分に筆圧が加わった場合に使用します。
ベクター ラインの取得 は、ベクター ラインを取得して修正することを指します。制御点を基準に制御点を修正した場合、描画される線の範囲は効果範囲(3)と掴み効果度(2)によって決まります。
グラブ効果の程度(2): 移動されるコントロール ポイントの数
影響範囲(3): 最初のドラッグに含まれる線の数。
多くの制御点を移動する必要がある場合は、制御点を 1 つずつ移動するよりもベクトル線を描画した方が速い場合があります。
端を固定(1): 1 つ目は線の両端を固定して変更し、2 つ目は片側を固定して変更し、3 つ目は両端を固定せずに変更します。 2 番目と 3 番目の非固定ラインは、ラインを分割する場合に便利です。下の [線を接続] にチェックを入れると、編集中に線が結合されます。 (この機能は「ベクター線を接続する」と同じです。) また、「制御点の追加」をクリックすると、ベクター線を描画する際に制御点が追加されるので、細かく修正したい場合は確認してから修正することもできます。それ。
↑ベクターラインをキャッチ
ベクターライン接続は主に、重なった2本の線を1本に接続したり、少し離れた2本の線を1本に接続したりするために使用されます。長いコードを使用しない人にとっては便利です。 2行以上でも可能です。
※再度分割したい場合は、コントロールポイント→ラインカットを押し、分割したい点をクリックしてください。
次に、ベクター線の最後の機能は、ベクター線の再描画とベクター線の幅の再描画です。
どちらの機能にも、既存の線の上に線を引いて線を変更することが含まれます。
ベクター ラインの再描画 は、通常、状況に応じてベクター ラインを描画する、またはベクター ラインを再描画すると言われます。ベクター線を自由に変更できる場合もあれば、再描画する方が簡単な場合もあります。これは、位置を変更するという点で、ベクトル線を描画して制御点を移動するのと本質的に似ています。
ベクター線幅再描画は、線を移動するのではなく、既存の線に対して筆圧のみで線幅を調整する機能です。線幅補正関数の性質は、制御点の線幅変更関数の性質と似ています。
↓ベクター線を再描画
↓ベクターの線幅を再描画
このような線を描くのに便利なベクター線関数について調べてみました。
すでに描かれている線ですが、太さを変更したり、位置を自由に変更したりできるのでとても便利です!
筆圧が思った通りでない場合でも、このように修正されます。 この方法で後編集でも思い通りの線を作成できます。
3.ベクター消しゴム
通常の消しゴムとは異なり、ベクター消しゴムはワンクリックできれいに消すことができます。
消去オプションは1番で交点分だけ消去、2番で1ライン消去します。
いいえ。 1
その2
以上、便利なベクターラインとベクター消しゴム機能でしたが、その他の画質向上に役立つベクター機能の詳細については、こちらの公式説明を参照してください。
【ベクターレイヤーを上手に扱う「レイヤーの種類と操作 #3」 by ClipStudioOfficial - 描き方のコツ | CLIP STUDIO TIPS(clip-studio.com)]{https://tips.clip-studio.com/ko-kr/articles/600}
(閲覧時に言語が変わらない場合は、上部の言語を変更して読んでください)
CLIP STUDIOの特徴【キャラクター】
ベクター レイヤーは目的の線を描画するのに十分ですが、特殊な状況のために追加されました。定規の中でも特殊な定規「カーブ定規」を紹介して最後に終わります。例として曲定規を取り上げましたが、実際には他の定規も広く使用されています。定規の詳しい説明はこちらをご覧ください。 +特殊文字の説明
目的の線に定規を調整する方法に焦点を当てます。定規がベクターレイヤーでなくても修正は可能ですのでご注意ください!
ベクター線は編集しやすいとはいえ、2本以上連続して描く場合、1本ずつ編集するのは面倒ですよね。そんなときは、曲がった定規を使うのが一番簡単です。
まず、マルチカーブを使用できる場所にマルチカーブを描きます。
ルーラーを完成させたら、オブジェクトに入り、ルーラーをクリックします。その後、編集可能になります。
次に、中央のカーソルを使用して角度を調整できます。バッグのストラップと同じような角度でセットしていきます。気に入らない形状も変更します。
修正が終わったらあとはブラシで線を描くだけ! ラインだけでなく素材ブラシも使用できますので、ぜひご利用ください。
※定規の影響を受けずに線を描きたい場合は、スナップ機能をオフにすることもできます。すると緑色の線に変わり、自由に線を引くことができます*。
結論は
ここまで、希望の線を引く方法と、希望の線に近づけるための修正方法について見てきました。
これが線引きに役立つことを願っています。
読んでくれてありがとう!
コメント