もっと便利に!テキストツール講座
はじめに
2.0のアップデートで便利になった、テキストツールの使い方についてご紹介します。
初心者の方や効率的な使い方を知りたい方にぜひお読みいただければと思います。
ビデオバージョンも是非チェックしてください。
テキストツールの基本的な使い方
ツールパレットからテキストツールを選択し、
テキストを入れたい場所をクリックすると、テキストを入力できます。
(ショートカット:T)
入力が終わったら、下に表示されている
チェックのアイコンをクリックして入力を完了させましょう。
テキストの周りに表示されている青い枠を引っ張ると、
テキストを拡大縮小できます。
[縦横比固定]にチェックを入れていない状態だとテキストの比率が変わってしまうので、
ツールプロパティの[縦横比固定]にチェックを入れましょう。
テキストを編集するには、テキストツールを選択した状態で
編集したいテキストのレイヤーをクリック。文字を修正・追加できます。
フォントの種類や文字の向きなどを設定したい場合、2つの方法があります。
1つはテキスト入力前にテキストツールの
ツールプロパティであらかじめ設定しておく方法です。
後から設定する場合は
オブジェクトツール(ショートカット:O)で設定します。
フォントの種類やテキストの向きなど、自由に変更できます
一括でテキストを編集する方法
2.0のアップデートで、テキストツールがもっと便利になりました。
複数のテキストを一括で編集できます!
そのためには、あらかじめ設定しておくことがあります。
サブツール詳細のウィンドウを表示し、
テキストツールのツールプロパティの設定対象を[選択中]にします。
そのように設定したテキストツールで文字を入力し、
一括で変更したいテキストのレイヤーをShiftキーですべて選択します。
ツールプロパティでフォントを変更すると、3つのテキストが一括で変更されています!
以前はEX限定の機能[ストーリーエディター]を使用しないと、
テキストの一括変更はできませんでした。
PRO版の方も漫画制作など
やりやすくなったのではないでしょうか?
よく使う設定を保存しておこう
毎回テキストツールを設定するのは大変ですよね。
なので、よく使う設定は保存しておきましょう。
ツールプロパティを設定したら、
+マークが書かれているアイコンをクリック。
現在選択されているサブツールのコピーを作成します。
わかりやすい名前を付けましょう。
テキストツールのパレット内にコピーが保存されましたね!
今後この設定はいつでも呼び出せます。
後から設定の変更もできますよ。
よく使うフォントやサイズの設定を
いくつか保存しておくと、テキスト入力の時短に繋がります。
また表示されているフォントが多すぎて
選ぶのが大変だと思ったことはありませんか?
デフォルトの状態だと、端末内すべてのフォントが表示されています。
こちらも設定を保存することで解決できます。
[すべてのフォント]タブの右横に表示されている
歯車のようなアイコンをクリック。
Aと書かれたアイコンをクリックして新しいフォントリストを作成します。
新しいリストに名前を付けて、任意のフォントを選択します。
選び終わったらOKを押して保存。
新しく作成したリストが追加されていますね!
よく使うフォントを集めたリストを作成しておくとよいでしょう。
テキスト追加方法の設定
テキストツール内サブツール詳細の
[編集設定]をクリックしてみてください。
動画の設定は[挿入位置を自動判別]になっています。
追加方法の設定を[選択中のテキストに追加]に変更すると、
「ううう」のレイヤーに「えええ」のテキストが追加されて、
同じレイヤーに2つのテキストがまとめられました
このまま追加すると、1つのレイヤーに
テキストがどんどん増えていきます。
個人的には、追加方法の設定は[常にレイヤーを作成]がおすすめです。
テキストをそれぞれ別レイヤーにしておくと、
レイヤー選択ツールで任意のテキストだけ選択しやすく
特定のテキストレイヤーだけ移動させたい時などに便利だからです。
レイヤー選択ツール(ショートカット:D)は、任意のレイヤーをドラッグすると
その範囲内に描画されているレイヤーをすべて選択します
「あ」「い」「t」「かわいい」のレイヤーをまとめでドラッグすると、
ドラッグした4つのレイヤーが選択されました。
4つのレイヤーをまとめて移動することができます!
たくさんのテキストから任意のものをすぐ選べて、
漫画の台詞を配置する時に時短になります。
テキストレイヤーが増えすぎたら、
フォルダに入れてまとめておきましょう
フキダシの設定
漫画の台詞にはフキダシが必要になります。
フキダシツールで追加してもいいのですが、
テキストが真ん中に配置されないため、自分で調整する必要があります。
個人的にはフキダシ素材を使うことをおすすめします!
CLIP STUDIO ASSETSには素晴らしい素材がたくさんあります。
今回はこちらの「手描きフキダシ」素材を使わせていただきます。
素材フォルダから、使いたいフキダシ素材を
テキストにドラッグアンドドロップ。
するとフキダシの真ん中にテキストが配置されていますね!
青い枠の端にある点を動かして、フキダシの大きさを変更できます。
フキダシツールパレットにある[フキダシしっぽ]を
使うと、フキダシにしっぽを生やせます。
しっぽの幅はツールプロパティで変更できます。
あとからフキダシしっぽの位置や幅を変えたい時は、
オブジェクトツールで変更します。
レイヤーからフキダシだけ削除したい場合は、
オブジェクトツールでフキダシを選択して右クリック、
表示されたメニューから[削除]を選択すると、
テキストは残ったままフキダシだけ消えます。
使用するフキダシ素材を変更したくなった時は、
このように削除してから別の素材を使いましょう。
ツールプロパティではフキダシの線の色や下地の色、
下地の不透明度や線の太さなど変更できます。
コマの外にフキダシがはみ出さないようにしたい。
フキダシを一部分だけ表示したい時は、レイヤーマスクを使用します。
選択範囲ツールで表示させたい部分だけを選択。
一番上の[メニュー]バーから、[レイヤー]→[レイヤーマスク]→
[選択範囲外をマスク]を選択すると、
選択範囲外が表示されなくなりました!
フキダシを2つくっつけたい場合、
レイヤーを結合するとフキダシもくっつきます。
フキダシの設置部分がくっついていますね。
オブジェクトツールで後から位置を変えたりすることもできます。
テキストにフチを付ける方法
テキストにフチを付ける方法は2つあります。
1つ目はサブツール詳細の[テキスト]から[フチ]を設定する方法。
もう1つはレイヤー効果の[境界効果]で設定する方法です。
お好きな方法をどうぞ。
まとめ
以上がテキストツールの使い方になります。
テキストツールを使いこなして作品を作りましょう!
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