カスタマイズできる教室3Dの解説

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はじめに

ASSETSに出品した教室の3D素材の解説です。

今だけCLIPPYでの販売も行っていますので良ければお試しください。

 

 

2025.1.31

修正やオブジェクトを追加して素材をアップデートしました。

期間限定でセール中なのでお試しください。

 

いろいろカスタマイズできるのですが、細かい所が素材の説明文に入り切らないのでこちらにまとめます。

 

現在、教室を描き起こして描いていて3D素材を活用する形に移行したいけど、すでに描いた教室とデザインの合う教室の3D素材がなく乗り換えできない…という場合にもカスタマイズしていただくと合わせやすいかなと思います。

 

ただ、オブジェクトリストがいろいろ複雑になっておりまして面倒くさいので上記のようなデザインを細かく変えたい事情がなければ通常はレイアウトからデザインを選んでいただく形で十分かなと思います。

 

カスタマイズしてみようかなという場合に細かい説明がないと扱いにくそうな事は上記の目次に表示されるようにしているのでその辺りだけ目を通していただくとかでもいいかなと思います。

オブジェクト解説

大きくは下図のように分かれています。

それぞれ説明します。

 

 

スイッチ・操作パネル

電気のスイッチと空調用の操作パネルです。

どこの壁にも移動しやすいように独立しています。

 

 

スイッチは3種類用意しています。

時代に合わせて変えたりしてください。

 

一応スイッチは動かせるのでいい感じに回転していただけば登場人物が電気をつけたり消したりする手元のアップのコマを描く場合にも対応できます。

空調の操作パネルは時代によっては非表示の方がいいかなと思います。

お好みに合わせてください。

 

 

壁_ロッカー側

ゴミ箱2

ゴミ箱はいきなり2ですが1は黒板前にいます。

ゴミ箱はフタ付きですので中身の加筆不要です。

フラップも動きます。

 

中身描きたい時にはフタを非表示にもできます。

 

 

ロッカー

ロッカーは縦長と横長の2種類あります。

戸を非表示にすればオブジェクトスケールで大きさは好きに変更できます。

ただ、オブジェクトリストからロッカーの戸を非表示にするのはなかなか手間ではあります⋯。

ロッカーの戸は原点調整しているのでマニピュレーターで回転させれば開きます。

内側の作り込みはあまりありません。

遠景ならいいかなと思いますがしっかりロッカーの中を見せる場合には一応内鍵っぽいものを設置はしているのでこちらをアタリに加筆修正してください。

 

掃除ロッカーも同様です。

 

 

ロッカーは検出精度100にしてもカメラが引いたアングルで小さめに表示されている時に輪郭線が綺麗に出にくい事もあります。

その場合にはテクスチャの輪郭線で補完できるかと思います。

光源をオフにしているとテクスチャの輪郭線でも線が出ませんのでご注意ください。

 

ロッカーの線を出やすくすると他の線が濃くなりすぎる場合には色域選択用のマテリアルを活用し、ロッカーの選択範囲を作成し、テクスチャの輪郭線をロッカー部分だけ切り取って閾値を調整してください。

 

 

装飾-フック

ロッカー以外にも荷物をかけるフックがあります。

フックを非表示にして板だけ装飾として表示してもいいかと思います。

 

 

装飾-上部装飾

上にある出っ張った所です。

 

 

装飾-下部装飾

木目で情報量が増えます。

レトロな教室っぽさが出しやすいかなと思います。

 

 

装飾-掲示板

オブジェクトスケールを調整して大きさを変えたり、壁全面に広げてみたりして変化をつけてもいいかなと思います。

 

 

装飾-柱

木材2本です。

これもレトロな教室っぽくなるかと思います。

壁が白っぽくて寂しいと思った時に表示させると良さそうかと思います。

 

 

壁_廊下側

壁_廊下側は図のように上部、中部、下部とA1_1〜B2_2で構成されています。

上部、中部、下部はそれぞれ窓(下部は戸)か壁か選べます。

 

 

上部

上部-上部壁

ここは窓がある事が多いかなと思いますが壁にもできます。

 

 

上部-上部窓

窓はちょっといじれます。

 

 

上部-上部窓-レール

レールはLT変換する時に情報量増せるオブジェクトかと思います。

上下で独立したオブジェクトなので窓のオブジェクトスケールをいじった場合にそれに合わせて下図のように「レール_上」だけを上に移動させたりできます。

上部-上部窓-窓

引き手は非表示にもできます。

格子フォルダから表示非表示で窓のデザイン変えられます。

鍵もついています。

独立したオブジェクトなので非表示にもできます。

位置移動もできます。

回転もします。

・上部-回転して開く窓にする

窓を引き戸ではなく回転して開閉する窓にもできます。

この際、引き手はなしの状態にし、レールと鍵も非表示にしてください。

レールを非表示にしてできた隙間が気になる場合には窓か柱類か何かの大きさの調整をしてください。

窓を位置移動して一枚の窓のようにします。

あとは窓2つを選択して窓を回転させて窓を開けてください。

回転させて開閉するタイプの構造がわかっていないため何か必要なパーツなどありましたら描き足してください。

 

 

中部

中部のA1とB2はドアになっています。

ドアはいろいろデザイン作れます。

 

 

・中部-ドアのデザインを選ぶ

まず、窓は3種類あります。

↓さらに下図のような感じで窓はオブジェクトスケールで大きさを変えられます。

極端に比率を変えなければ違和感ない形にできるかと思います。

窓を変形してできた隙間は「窓_下」「窓_横」を表示させたりオブジェクトスケールで調整したりして埋めてください。

(下図からアップデートでオブジェクトの細かい名称が変わっています。「窓_下」「窓_横」は変わりありません)

変形すると木目のテクスチャが表示されるマテリアルを選んでいる場合に木目が崩れる事があります。

その点ご容赦ください。

 

 

通気孔が2種類あります。

窓に合わせて表示させてください。

通気孔なしの場合は通気孔なしを表示させてください。

 

窓1~3にそれぞれ合ったものを表示させてください。

↓ドアのクッションゴムは非表示にもできますが少し隙間が開いてしまうので気になる場合には位置調整をお願いします。

取っ手は3種類あります。

開き戸用のドアノブはA1_1とB2_2のドアのみにあります。

組み合わせでいろいろなドアを作れます。

 

 

鍵動きます。

 

 

中部-壁と窓

中部のA2とB1は壁か窓か選べます。

窓関連は他の窓と同様にレール位置移動可能、引き手の表示非表示切り替え可能、格子のデザイン変更可能、鍵の回転により開閉表現可能・位置移動も可能となっています。

 

 

・中部-ドアを開き戸にする

あまり使わないかと思いますが、昔の教室では開き戸のものもあったようなので開き戸にもできるようになっています。

 

下図のように「A1(B2)_壁_開き戸用」というオブジェクトがあるのでそれを表示させます。

その際、上部のオブジェクトの表示非表示切り替えも必要になります。

ドアの上の窓は使えないので(ドア上)と書いてあるものを非表示にしてください。

窓なしで壁にする場合には「上部壁」を表示させてください。

中部についても表示非表示の切り替えがいろいろ必要になります。

 

・「レール」(出っ張り部分)を非表示

・「ドア_クッションゴム」を非表示

・取っ手は「開き戸用」を表示

・「中部ドア_A1_2(B2_1)」を非表示

 

以上のようにしてください。

 

 

「ドア_クッションゴム」を非表示にすると少し隙間が開いてしまいます。

位置調整をしてください。

 

また、ドア_B2_2は位置が少し奥にあるので廊下側へ位置調整してください。

↑こんな感じに位置を調整してください。

これで開き戸にできました。

ドアの開閉はマニピュレーターで回転して行ってください。

 

 

ドア上の窓も回転させて開閉できます。

 

 

下部

壁か戸か選べます。

↑壁は無地と木目の柄入りの2種類あります。

 

 

戸は他の窓と同様にレール位置移動可能、引き手の表示非表示切り替え可能、格子のデザイン変更可能、鍵の回転により開閉表現可能・位置移動も可能となっています。

 

上図は色分けされたマテリアルで戸の格子のデザインがわかりやすいようにしています。

 

 

壁・柱

壁、枠、柱は独立したオブジェクトになっているのでオブジェクトスケールの変更や位置調整に対応できるようになっています。

 

↓壁

↓枠

↓こんな感じで位置移動やオブジェクトスケールを変えると少しデザイン変えられます。

ちょっと面倒くさいのですごくこだわりたい人向けです。

装飾

・装飾-教室名プレートを選ぶ

教室名を表示するプレートもデザインを選べます。

プレートは横長と正方形、白と黒があります。

プレートを吊るすタイプもあります。

「プレート_吊」を使う時はプレートの位置調整が必要です。

プレート横長は13mmくらいずらすとちょうどいいかと思います。

 

正方形も位置調整すれば一応使えます。

 

装飾(先端の四角いパーツ)は表示非表示切り替え可能です。

 

 

装飾-上部装飾

上にある出っ張った所です。

 

 

壁_窓側

壁_窓側は図のように上部、下部とA1_1〜B2_2で構成されています。

 

 

・カーテンの開閉と線画の処理方法

カーテンは閉と開の2種類あります。

↑カーテンはパーツを分けているので長さを変えたりできます。

窓のオブジェクトスケールを変える場合にカーテンも合わせて調整が可能です。

カーテン留めの位置を動かす際にはフックも位置調整してください。

 

教室3DのLT変換の際の検出精度は100推奨ですが、下図のようにカーテン部分の線が綺麗には出ません。

検出精度70くらいがカーテンの線画にはいいかと思いますがその他の線が結構消えてしまったりします。

LT変換の際には検出精度100で行い、カーテン部分の線だけ消してしまうのが一番いいかなと思います。

カーテンはマテリアルを色域選択用にしてカーテン部分の選択範囲を作成した後に選択範囲の縮小を行ってください。

それを元に輪郭線のレイヤーをマスクをすればそれなりになんとかなると思います。

テクスチャの輪郭線を使うかトーンに頼るかちょっと加筆するかしてみてください。

上図は単に輪郭線がマスクされて消えてテクスチャの輪郭線だけ表示されている状態です。

 

 

壁、柱は独立したオブジェクトになっているのでオブジェクトスケールの変更や位置調整に対応できるようになっています。

 

 

窓-窓

↑窓デザインは変更できます。

他の窓と同様に引き手の表示非表示切り替え可能、格子のデザイン変更可能、鍵の回転により開閉表現可能・位置移動も可能となっています。

 

 

窓-窓枠

窓枠はそれぞれ独立したオブジェクトになっているのでオブジェクトスケールの変更や位置調整に対応できるようになっています。

 

 

窓-転落防止

転落防止のパーツです。

非表示にしたり、1本だけ表示させたり、位置を移動させたり、オブジェクトスケールで幅を広くしたり⋯とお好みに合わせて変更してください。

 

 

耐震補強

これを表示すると古めの校舎に耐震補強をした現代の教室っぽさが出ると思います。

デザインは2種類あります。

上図ではカーテンをそのままにしてしまっていますが、カーテンは耐震補強のオブジェクトの前に移動させてください。

 

また、位置を移動をすれば外側に耐震補強をされた教室にもできます。

教室のデザインを増やせるのでぜひご活用ください。

 

 

装飾

装飾-上部装飾

上にある出っ張った所です。

 

 

装飾-窓下-壁装飾

壁から少し出っ張ります。

無地と木目の柄入りの2種類あります。

 

 

装飾-窓下-装飾_板

壁装飾の上に乗っかってる板です。

無地と木目の柄入りの2種類あります。

 

 

・窓-窓をベランダ出入り口用のドアにする

A1とB2の窓はベランダへの出入り口のドアにもできます。

後ろ側(A1の窓)だけドアにしたり、前側も後ろ側も両方ドアにしたりお好みに合わせてください。

 

ドアを表示する際にはまずはその場所の壁を非表示にします。

窓も「ベランダ出入り口」と書かれたオブジェクトを表示し、その箇所の窓のオブジェクトは非表示にしてください。

転落防止を表示している場合はドアにする所に合わせて(ベランダ出口_前)、(ベランダ出口_後)と書かれたオブジェクトを非表示にしてください。

 

装飾-窓下のオブジェクトは表示しているとドアを塞いでしまうので非表示にするかオブジェクトスケールで縮めてドアに被らないようにするなどしてください。

 

 

壁_黒板側

ゴミ箱

ゴミ箱はフタ付きですので中身の加筆不要です。

フラップも動きます。

 

中身描きたい時にはフタを非表示にもできます。

 

 

黒板の下にある台です。

非表示にもできますが「教室3D」に「教室用_机と椅子3D」を追加した時、黒板消しクリーナーを置く机は台の上に置かれます。

そのため台を非表示にしてしまうと机が浮いてしまうのでご注意ください。

 

 

壁_オブジェクト

スピーカーや時計、黒板類です。

説明入れた方が良さそうなものだけ解説を書いています。

↓時計は針動きます。

可動から動かせます。

↓掲示物を無地にしたい場合は回転させて裏面を表示させてください。

↓チョーク入れは開閉できます。

入れ物をマニピュレーターで動かしてください。

中にチョークは入っていないので必要に応じて描き足してください。

↓小物はチョークと黒板消しがあります。

↓粉受けはスチールと木材の2種類です。

木材の方はただの木の板でレトロな教室向けかなと思います。

明治、大正のような結構昔の時代っぽくする場合はチョーク入れも非表示にしてシンプルなつくりにした方がいいかなと思います。

いっそ粉受けも非表示でもいいかと思います。

 

 

棚はドアの開閉、棚板の位置移動できます。

多少オブジェクトスケールで大きさを変えても問題ないかと思います。

その際、縦横の比率が変わってしまう場合には鍵を非表示にするかオブジェクトスケールで鍵の比率を整えてください。

装飾-上部装飾

上にある出っ張った所です。

 

 

装飾-下部装飾

「窓下_装飾2」だけ表示してもいいかと思います。

「窓下_装飾1_柄入り」は木目柄が入ります。

 

 

装飾-柱

木材2本です。

これもレトロな教室っぽくなるかと思います。

壁が白っぽくて寂しいと思った時に表示させると良さそうかと思います。

 

 

黒板消しクリーナー

いろいろ分かれています。

クリーナーの位置移動をしたい場合はコードを非表示にしてコードを描き足すようにすれば制限なく動かせます。

 

 

天井

天井

天井は4種類あります。

 

1正方形タイル

2白無地

3板張り

4木目

柄はマテリアルからではなく、オブジェクトリストから表示非表示切り替えてください。

 

台形というオブジェクトがあるのでちょっと変わった天井にしたい時にどうぞ。

台形のオブジェクトを表示するとレトロな雰囲気にしやすいと思います。

4木目は竿縁があったりするので台形のオブジェクトはありません。

 

 

天井装飾

表示非表示や位置移動、オブジェクトスケールの変更などをすると天井のデザインをいろいろ作れます。

火災報知器

天井の情報量を増やすオブジェクトですが天井装飾に埋もれたりしやすいので位置はお気をつけください。

 

 

照明

レイアウトによっては照明の位置は違っていますが、基本は下図のようになります。

↓1~6の配置はこんな感じです。

↓A~Fはこんな感じです。

作りたい天井のデザインに合わせて表示非表示を切り替えたり、位置を調整したりしてください。

 

 

照明は2種類あります。

照明と蛍光灯です。

片方だけにしたりミックスしたりするとデザインの幅が広がるかと思います。

↓照明の方はわかりにくいのでLT変換した画像も載せておきます。

埋め込みの照明でシンプルです。

オブジェクトスケールで変形してもいいかと思います。

 

↓蛍光灯は天井にくっついた状態と吊るした状態と2パターンできます。

お好みに合わせて変更してみてください。

 

 

照明-黒板前照明

黒板前の照明です。

これも天井にくっついた状態と吊るした状態と2パターンできます。

お好みに合わせて変更してみてください。

 

 

空調

空調-空調1

天井に埋め込むタイプのエアコンです。

ルーバーはマニピュレーターで動かせます。

 

 

空調-空調2

天井に吊るすタイプのエアコンです。

ルーバーはマニピュレーターで動かせます。

 

 

床は質感の有無含めて全部で7種類あります。

マテリアルで選ぶのではなくオブジェクトリストからお好きな床を表示させてください。

オブジェクトについては以上です。

 

 

LT変換関連

作風によってはあっさりめの背景がいいのでテクスチャは不要という場合にはレンダリング設定から「テクスチャを使用する」をオフにすればテクスチャが表示されなくなります。

おわり

いろいろ動かせたりカスタマイズできたりしますので良ければご活用ください。

修正点は近々直します。

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