俺流のマンガの基本的な作法 個別管理編:10ペン入れ
BigField流:デジタルマンガ術 シリーズ #10 個別管理編
俺流のマンガの基本的な作法 ペン入れ
本編は「BigField流デジタルマンガ術シリーズ」の# 10編である。
★シリーズ親リンク名:BigField流デジタルマンガ術 全体管理編
(BigField流デジタルマンガ術シリーズ# 01)
【変更履歴】
・2020.07.05:「■3:マスク(マスキング)」の項目追加
・2020.06.02:初版~TIPS版/SHARE版公開
・2020.03.24:初版間近
・これより以前は巻末へ移動しました!(10行を超過すると、巻末へ移動)
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■1:俺流のマンガの基本的な作法
●10.ペン入れ
キャラやメカは部位ごとにレイヤは分けて作成します。
・理由は・・・
・フォルダ構成
・ ペン入れの書式
★リンク名:BigField流でデジタルマンガ術シリーズ# 10
俺流のマンガの基本的な作法 個別管理編:10ペン入れ
■2:作業工程
●ペン入れ
今まで説明してきたマンガ工程はページ単位で対象物(キャラ・メカ)や背景、等
に関して一律に実施するものではなく、ネーム後は特定のキャラを1ページから最
終ページまで実施して、次に他のキャラやメカに対して同様の処理を実行するスタ
イルをとっている。背景、等に関しても同様である。
●「キャラ・メカ」のフォルダ構成(モノクロ用)
使用しているキャラ用のフォルダ構成を示す。
これは基本形であって、特別なレイヤを使用する場合は追加で入れておく。
トーンは最低の2種類を用意している。
メカに対してもこれで良いが、メカによっては部位である頭・手・体・足の名前が
そぐわない場合は特定の名前を付けて使用する。
●風景のフォルダ構成
内容は「キャラのフォルダ構成」に準じる。
●フルカラー用のフォルダ構成
フルカラー用は余り使用していません。
モノクロ用の「顔」フォルダを参考にすると、下図の※部分にカラー用のよく使う
レイヤを設定することになります。
●グレー用のフォルダ構成
グレー版は「フルカラー化フォルダ」に準じる。
●グリザイユ画法を用いたカラー用のフォルダ構成
グリザイユ画法とは簡単に言えば、グレーの濃淡で描いた画像の上位に合成レイヤ
をおいてカラーで着色してグレーの濃淡に従ってカラーの濃淡を自動的に作成する
画法である。
<補足説明>
①カラー化するエリアの選択範囲を取って記録しておきます。
②グレーの濃淡を塗った時に塗り残しが白く残ることを防止するために薄いグレー
で一律に着色しておく。
③筆圧が効く特殊なペンでグレーの濃淡を描画する。
色は「黒」又は「白」を指定して筆圧により0~100%の濃淡を描画する。
④使用したい合成モード対応のフォルダ内のレイヤを順番に選択して使用する。
選択した一つのエリアに対して着色を行うものである。
後でカラーを再使用したい場合があるので「色0xFFFFFF」のFFFFFF部にカラー
番号をヘキサ表示で入力しておくと便利です。
ヘキサ表示とは「R-G-B」(赤-緑-青)のR,G,Bそれぞれに対して10進表現の
0~15の16(ヘキサ)個をヘキサ表現の0~9,A(=10),B(=11),C(=12),D(=13),
E(=14),F(=15)で示すものです。
例: 赤=FF0000 、緑=00FF00 、青=0000FF
フォルダに対して予め合成モードを指定しています。
①~④が完了すると次の部位の選択エリアに対して同様の処理を実行します。
次に実例で作成したグリザイユ画布のフォルダ構成を示す。
<補足説明>
①カラー用の選択範囲フォルダ
カラー化前のモノクロのキャラと「頭」の選択範囲とフォルダ構成を示す。
選択範囲 頭 00
モノクロのキャラの頭より線画の範囲を選択して選択範囲を取る。
選択範囲 頭 01
頭より全体の選択範囲を取る。
全体の選択範囲より選択範囲 頭 00を削除する。
選択範囲 頭 02
選択範囲 頭 01より顔以外を削除する。
この選択範囲を使用して顔の着色をする。
選択範囲 頭 03
選択範囲 頭 01より髪以外を削除する。
この選択範囲を使用して髪の着色をする。
グレーの濃淡用のフォルダ
グレーの濃淡用の②、③レイヤのフォルダ構成と塗りの状態を示す。
④合成モード用のフォルダ
合成モードを使用した時のそれぞれの段階での描画状態を示した。
・合成モード使用時のフォルダ構成
・カラー化前のモノクロのキャラ
・合成モード使用前の色
・完成時の状態
●ペン類・筆類:サブツールに登録している主なもの
●ペン類・筆類:サブツールに登録している主なもの
●線画の種類と使用するレイヤ種別
BigField流の使用方法です。
これが正しいとか間違いとかを限定するものではありません。
明日には変わっているかも知れません!
◆使用するペン類の大まかな分類
・Gペン
キャラの輪郭を描く主線として使用する。
特に問題がなければベクタレイヤを使用する。
筆圧によって線に強弱をつけて人間味のある線を描く。
草木花を対象とした柔らかい対象物に対して使用する。
アナログマンガと同様に数種類の太さのペンを活用する。
・丸ペン
線に強弱を必要とせず、入り抜きも必要としない細部を描くペンとして使用する。
アナログマンガと同様に2,3種類の太さのペンを活用する。
・ミリペン・マーカ・図形ツール
メカ、等の無機質な金属的な対象物に対して使用する。
・水彩筆、油彩筆、毛筆類
主に風景、等はカリカリと細線で描くと言う事でなく、平らに塗ると言う感覚を
大事にしたい。
もちろん、キャラやメカの塗り作業にも使用する。
・特殊効果用のペンや筆
特殊な機能を持ち、アナログマンガでは到底太刀打ちできない面白いペンや筆に
出会い、どんな使用感かを確かめることは非常に興味をそそるものである。
このワクワク感を体験するためには日頃からCLIP STUDIO ASSETS、等で注意
を払う必要がある。
◆クイックアクセスに登録のもの
・Gペン
アナログマンガでも定番のペンである。
なじみ深いペンなので愛用している。
・丸ペン
アナログマンガでも定番のペンである。
細部描き用に使用する。
・カブラペン
アナログマンガでも定番のペンである。
・スクールペン(コミスタから流用)
アナログマンガでも定番のペンである。
なぜかクリスタには標準装備されていないのでコミスタからコンバートした
ものを使用している。
・デッサン鉛筆
主に下描きレイヤに使用している。
・濃い鉛筆
デッサン鉛筆よりも濃い目なのでパンチの効いた鉛筆描き部分に使用してい
る。
・ミリペン
一定の太さの線を持続させる部分に使用している。
ほぼ一定で癖のある線が必要な時はマーカー系の別のペンを使用する。
・カリグラフィ
万年筆味のタッチの線が必要な時に使用していいる。
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・ペタ塗りペン
ベタっと塗りたい時と場所に使用している。
・フラット
濃淡をつけたい部分に使用する。
筆圧で濃度を調整しながら描くことができる。
黒描きでも白描きでもよく使う。
モノクロマンガ指向なので、グレーレイヤにして描き最終的にトーン化して
モノクロとして使用する・
・不透明水彩
フラットと同様な目的で使用する。
・シャープ水彩のばし
フラットや不透明水彩を使用した後で境界エリアを調整する時に使用する。
・塗り&なじませ
フラットや不透明水彩を使用した後で境界エリアを調整する時に使用する。
●デコレーションの活用
コミスタでパターンブラシと呼んでいた機能をクリスタではデコレ―ションと呼ぶ
のでこの名称に統一する。
その他にも他の呼び方があるので明確にしたい。
・デコレ―ション(クリスタ標準)
・DLブラシ(ダウンロード・ブラシ)
・パターンブラシ(コミスタ標準)
・デコ・ブラシ(デコレ―ション・ブラシ)
デコレーションは頻繁に使用する時、数がたくさんありすぎるので使用するレイヤ
の決め方や存在する管理場所や表示イメージの確認が容易に行えるように下記事項
を考慮して使用できる様にする。
・描画イメージが見えること。
・使用する時の生成するレイヤの種別が分かること。
・サブツールの場所に遷移することが容易であること。
・CSP標準/クリスタからコンバート/ダウンロード入手、が明確であること。
・新規に使用すると次回使用のためにレイヤを追加しておくこと。
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新たにこのTIPSのリリースにあたってレイヤでなく少なくとも、フォルダにツール
・ヒストリー機能を追加して、記録と読み出し処理で使用したツールを再現してほ
しいと思います。
■3:マスク(マスキング)
●一般的な論理演算処理
領域Aと領域Bがある時、各論理演算処理での表示領域を■で示した。
・論理積(AND) ・否定論理積(NAND)
・論理和(OR) ・否定論理和(NOR)
・論理差(否定) (NOT) ・排他的論理和(EOR/XOR)
◆論理の定理
一般的に、
和にV (OR)、積に ∧(AND)、差に -(NOT) 、否定に┐(NOT)、・・・
の記号を使う書物があります。
_
また、¬AをAと表記する書物もありますがテキストでは表記しづらいので
ここでは使用しません。
ここでは、V (OR)と ∧(AND)が 混同しやすいことと┐(NOT)が書きにくいので
私的に、+(OR)と・(AND)と/(NOT) を使います。
●レイヤとは?
透明なシートのイメージです。
レイヤ最大使用可能数=999
今後増えることはあっても減ることはないと考えます。
重なったレイヤで上位のレイヤに不透明色で描画すると下のレイヤは隠されてしま
います。不透明でない色で描画するとその度数に応じて下のレイヤは表示されます。
レイヤに名称を付ける時、レイヤとレイヤフォルダのみなのでいちいち「XXXレ
イヤ」とせずに「XXX」と名称を付けます。(自己流)
●レイヤフォルダとは?
レイヤを格納するバインダー用のファイルの様なイメージです。
レイヤを保存する入れ物のことです。
短縮して「フォルダ」と呼んでいます。(自己流)
レイヤフォルダに名称を付ける時、レイヤとレイヤフォルダのみなので区別のため
にフォルダのみに「XXXフォルダ」と名称を付けます。(自己流)
●レイヤのマスクに頼らない処理1
◆枠外の不要部分を実際に削除する方法
・削除部分は二度と戻らないことを覚悟すること!
●レイヤのマスクに頼らない処理2
◆枠外の不要部分を切り取って非表示にする方法
・不要部分を切り取り&貼り付けして非表示にする。
・実際に削除しないので、あとで再利用可能である。
ただし、余計な非表示のレイヤやフォルダが増えてします。
●レイヤのマスク処理
◆枠外の不要部分をマスクする方法
・描画の不要部分を選択して、対象レイヤで
「選択→右クリック→レイヤマスク→選択範囲をマスク」を実行する。
◆マスクの解除方法
・レイヤのマスクアイコンを右クリックして「マスクを削除」を実行する。
●レイヤにマスクするとは?
先述した「レイヤのマスクに頼らない処理」の様に実際にレイヤやフォルダを削除
したり、切り取って非表示とする「破壊的な処理」でなく「非破壊的な処理」を
提供するものである。必要によって容易に元へ戻せる方法である。
レイヤに直接マスク処理をするものである。
●レイヤフォルダにマスクするとは?
「レイヤにマスクするとは?」で説明したと同様にレイヤフォルダにマスク処理
を行うものである。
マスク処理はフォルダに格納したすべてのレイヤに及びます。
●マスクの作成
●マスクの関連操作
●マスクのフォルダからレイヤへのコピー
・レイヤーフォルダにかけているマスクをそのフォルダ内にあるレイヤーすべてに
適用させる方法です。
フォルダのマスクをALTキーを押しながらマスクをかけたいレイヤーにドロップ
するとマスクのコピーができます。
●マスク領域の作成方法
描画の詳細な部分の選択範囲をとる時は簡単な長方形や折れ線や楕円ではうまく
いかない場合があります。
その時は描画を選択範囲に変換できる「クイックマスク」や
「選択範囲をストック」(ストックした選択範囲から復帰)を使用します。
<描画を選択範囲に変換できる便利な機能>
・クイックマスク
メニュー:選択範囲→クイックマスク
・選択範囲をストック(ストックした選択範囲から復帰)
メニュー:選択範囲→選択範囲をストック
メニュー:選択範囲→ストックした選択範囲から復帰
●描画領域のマスク領域形式への論理的変換
◆01領域P・Qの論理積(AND)
・領域Aと領域Bを一つのフォルダに格納する。
・論理式:/(/A+/B) に注目する。
・領域Aの範囲範囲外(/A)を作成する。 →★領域Pのレイヤに色を塗る。
・領域Bの範囲範囲外(/B)を作成する。 →★領域Qのレイヤに色を塗る。
・PとQの論理和をとる。 →★領域Pと★領域Qのレイヤを結合して
★領域Rのレイヤを作成する。
・★領域Rのレイヤをクリックして塗りの選択範囲をとる。
・結果の反転をする。 →選択範囲の反転をする。
・フォルダを選択して「右クリック→レイヤマスク→選択範囲外をマスク」
・内部の二つのレイヤのマスクを解除する。
「レイヤのマスクアイコンを右クリック→マスクを削除」
・フォルダを作らないで二つのレイヤを結合してマスクをするかは自由です。
・論理式(Aのマスク領域→/A→mA、Bのマスク領域→/B→mB)
P・Q≡A・B≡//(A・B) ≡/(/A+/B) ≡/(mA+mB)
≡否定(mAとmBのOR)≡mAとmBのNOR
・マスク領域:反転(/(mA+mB) ) ≡/(/(mA+mB) )≡mA+mB
≡mAとmBのOR
◆02領域P・Qの論理和(OR)
・領域Aと領域Bを一つのフォルダに格納する。
・論理式:(A+B) に注目する。
・領域Aの範囲範囲(A)を作成する。 →★領域Pのレイヤに色を塗る。
・領域Bの範囲範囲(B)を作成する。 →★領域Qのレイヤに色を塗る。
・PとQの論理和をとる。 →★領域Pと★領域Qのレイヤを結合して
★領域Rのレイヤを作成する。
・★領域Rのレイヤをクリックして塗りの選択範囲をとる。
・フォルダを選択して「右クリック→レイヤマスク→選択範囲外をマスク」
・内部の二つのレイヤのマスクを解除する。
「レイヤのマスクアイコンを右クリック→マスクを削除」
・フォルダを作らないで二つのレイヤを結合してマスクをするかは自由です。
・論理式(Aのマスク領域→/A→mA、Bのマスク領域→/B→mB)
P+Q≡A+B≡//(A+B) ≡/(/A・/B) ≡/(mA・mB)
≡否定(mAとmBのAND)≡mAとmBのNAND
・マスク領域:反転(/mA・mB) ) ≡/(/(mA・mB) ) ≡mA・mB
≡mAとmBのAND
◆03領域P・Qの論理差(-)
・領域Aと領域Bを一つのフォルダに格納する。
・論理式:/(/A+/(/B))≡/(/A+B) に注目する。
・領域Aの範囲範囲外(¬A)を作成する。 →★領域Pのレイヤに色を塗る。
・領域Bの範囲範囲(B)を作成する。 →★領域Qのレイヤに色を塗る。
・PとQの論理和をとる。 →★領域Pと★領域Qのレイヤを結合して
★領域Rのレイヤを作成する。
・★領域Rのレイヤをクリックして塗りの選択範囲をとる。
・結果の反転をする。 →選択範囲の反転をする。
・フォルダを選択して「右クリック→レイヤマスク→選択範囲外をマスク」
・内部の二つのレイヤのマスクを解除する。
「レイヤのマスクアイコンを右クリック→マスクを削除」
・フォルダを作らないで二つのレイヤを結合してマスクをするかは自由です。
・論理式(Aのマスク領域→/A→mA、Bのマスク領域→/B→mB)
P-Q≡A-B≡A・(/B)≡//(A・(/B))≡/(/A+/(/B))
≡//A・(/B)≡/mA・mB
・マスク領域:反転(/mA・mB) ≡/(/mA・mB) ≡mA+/mB
・逆の結果を得たい時は下記を実行する。
Q-P≡B-A
◆04領域P・Qの否定論理積(NAND) <01の逆>
・領域Aと領域Bを一つのフォルダに格納する。
・論理式:(/A+/B) に注目する。
・領域Aの範囲範囲外(¬A)を作成する。 →★領域Pのレイヤに色を塗る。
・領域Bの範囲範囲外(¬B)を作成する。 →★領域Qのレイヤに色を塗る。
・PとQの論理和をとる。 →★領域Pと★領域Qのレイヤを結合して
★領域Rのレイヤを作成する。
・★領域Rのレイヤをクリックして塗りの選択範囲をとる。
・----------なし------------
・フォルダを選択して「右クリック→レイヤマスク→選択範囲外をマスク」
・内部の二つのレイヤのマスクを解除する。
「レイヤのマスクアイコンを右クリック→マスクを削除」
・フォルダを作らないで二つのレイヤを結合してマスクをするかは自由です。
・論理式(Aのマスク領域→/A→mA、Bのマスク領域→/B→mB)
/(P・Q)≡/(A・B)≡/A+/B≡mA+mB≡mAとmBのOR
・マスク領域:反転(mA+mB ) ≡¬(mA+mB ) ≡mAとmBのNOR
◆05領域P・Qの否定論理和(NOR) <02の逆>
・領域Aと領域Bを一つのフォルダに格納する。
・論理式:/(A+B) に注目する。
・領域Aの範囲範囲(A)を作成する。 →★領域Pのレイヤに色を塗る。
・領域Bの範囲範囲(B)を作成する。 →★領域Qのレイヤに色を塗る。
・PとQの論理和をとる。 →★領域Pと★領域Qのレイヤを結合して
★領域Rのレイヤを作成する。
・★領域Rのレイヤをクリックして塗りの選択範囲をとる。
・結果の反転をする。 →選択範囲の反転をする。
・フォルダを選択して「右クリック→レイヤマスク→選択範囲外をマスク」
・内部の二つのレイヤのマスクを解除する。
「レイヤのマスクアイコンを右クリック→マスクを削除」
・フォルダを作らないで二つのレイヤを結合してマスクをするかは自由です。
・論理式(Aのマスク領域→/A→mA、Bのマスク領域→/B→mB)
/(P+Q)≡/(A+B)≡/A・/B≡mA・mB≡mAとmBのAND
・マスク領域:反転(mA・mB ) ≡¬(mA・mB ) ≡mAとmBのNAND
◆06領域P・Qの排他的論理和(EOR、XOR)
・領域Aと領域Bを一つのフォルダに格納する。
・論理式:(A+B)・/(A・B)≡//((A+B)・/(A・B))
≡/(/(A+B)+//(A・B))≡/(/(A+B)+/(/A+/B))
に注目する。
・領域Aの選択範囲(A)を作成する。 →★領域Pのレイヤに色を塗る。
・領域Bの選択範囲(B)を作成する。 →★領域Qのレイヤに色を塗る。
・PとQの論理和をとる。 →★領域Pと★領域Qのレイヤを結合して
★領域Rのレイヤを作成する。
・★領域Rのレイヤをクリックして塗りの選択範囲をとる。
・一旦、この選択範囲の塗りを消去する。
・結果の反転をする。 →選択範囲の反転をする。
・★領域R(/(A+B))のレイヤに色を塗る。
・領域Aの選択範囲(/A)を作成する。 →★領域Sのレイヤに色を塗る。
・領域Bの選択範囲(/B)を作成する。 →★領域Tのレイヤに色を塗る。
・SとTの論理和をとる。 →★領域Sと★領域Tのレイヤを結合して
★領域Uのレイヤを作成する。
・★領域Uのレイヤをクリックして塗りの選択範囲をとる。
・一旦、この選択範囲の塗りを消去する。
・結果の反転をする。 →選択範囲の反転をする。
・★領域U(/(/A+/B))のレイヤに色を塗る。
・RとUの論理和をとる。 →★領域Rと★領域Uのレイヤを結合して
★領域Vのレイヤを作成する。
・★領域Vのレイヤをクリックして塗りの選択範囲をとる。
・一旦、この選択範囲の塗りを消去する。
・結果の反転をする。 →選択範囲の反転をする。
・★領域V(/(/(A+B)+/(/A+/B)))のレイヤに色を塗る。
・フォルダを選択して「右クリック→レイヤマスク→選択範囲外をマスク」
・内部の二つのレイヤのマスクを解除する。
「レイヤのマスクアイコンを右クリック→マスクを削除」
・フォルダを作らないで二つのレイヤを結合してマスクをするかは自由です。
・論理式(Aのマスク領域→/A→mA、Bのマスク領域→/B→mB)
(P+Q)・/(P・Q)≡(A+B)・/(A・B)≡//(A+B)・/(A・B)
≡/(/A・/B)・(/A+/B)≡/(mA・mB)・(mA+mB)
・マスク領域:反転(/(mA∧mB)∧(mA∨mB) )
≡/(/(mA・mB)・(mA+mB) ) ≡((mA・mB)+/(mA+mB) )
●マスク領域の論理的処理のオートアクション化
マスク領域の論理的処理で説明した六つの処理のオートアクションで実現する
方法を考えました。
・論理積(AND) ・否定論理積(NAND)
・論理和(OR) ・否定論理和(NOR)
・論理差(否定) (NOT) ・排他的論理和(EOR/XOR)
詳細は下記を参照してください。
シリーズ# 13.俺流のマンガの基本的な作法 個別管理編
●13.オートアクションの書式
■:変更履歴
【変更履歴】(すべて)
・2020.07.05:「■3:マスク(マスキング)」の項目追加
・2020.06.02:初版~TIPS版/SHARE版公開
・2020.03.24:初版間近
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