とにかく全力で3D素材を頼って人物を描く

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はじめに

3D素材の力を借りてデッサン人形に頭部と目と髪もつけて人物を作画する方法の解説です。

↑こんな感じでなぞるだけでも描けます。

 

 

目も髪もつけるので初心者の方にもおすすめです。

このアングル難しい⋯!どうしよう⋯!とお悩みの方にも便利と思います。

 

髪の3Dは別にいらないなあとずっと思っていたのですがあおりアングルと髪にかかる重力とが合わさった時の感じをうまく描けず困って作ってとても便利だったのでよければ使ってみてください。

 

有償素材を使用しているのとクリスタのver2.2以降で使える親子関係の設定を活用したもののためver1には対応していないやり方なのでご注意ください。

 

 

ver3.1以降で使えるアタッチ済みの素材も出品しましたのでいろいろ設定するのが面倒くさい!という方はこちらをどうぞ。

この素材を使用される場合は本TIPSの「デッサン人形をつくる」は読み飛ばしてもらって大丈夫です。

まず、クリスタのver2.2以降では親子関係の設定というとても便利な事ができます。

そしてデッサン人形も頭部3Dも自分の絵柄に合わせて調整ができます。

調整したデッサン人形と頭部を親子関係の設定で組み合わせれば自分用のデッサン人形が完成します。

便利!

 

ここに関しては公式のTIPSで解説してくれています。

デッサン人形と頭部

↓3Dの基本的な操作方法も解説があります。

目玉3D

2種類あるので合いそうな方をご使用ください。

 

↓テクスチャの作成や貼り付けなどの面倒がないのでとりあえず配置だけしてすぐ使用したい方はこちらをどうぞ。

↓ちょっと面倒はありますが目を自分の絵にできるので参考にしやすいです。

手間をかけてもいい方にはこちらがおすすめです。

↓使い方は素材の説明ページよりTIPSの方がより詳細なのでこちらをご参考ください。

髪アタリ用3D

簡易ですが髪の3Dです。

髪型も結構変えられます。

個人的にはあおりのアングルでかなり役立つと思いました。

ちょっと手間ですが、デッサン人形のポーズによっては重力を意識して髪を調整するととても便利です。

↓TIPSの使い方解説の方が詳細なのでご参考ください。

デッサン人形をつくる

まずは上述のURL先の解説を参考にベースとなるデッサン人形の体型と頭部を調整し、親子関係も設定して合体させましょう。

例は↓こんな感じにしました。

次に目玉と髪の3D素材を追加していきます。

目玉3Dを追加する

画像の赤枠部分をクリックし、キャンバスへ貼り付けてください。

「自作の絵を入れる目玉3D」の目玉3D素材を使用する場合は親子関係の設定を活用している都合上、3D素材ではなく、3Dレイヤーになっていますのでご注意ください。

キャンバスに貼り付けるとデッサン人形のある3Dレイヤーとはまた別の3Dレイヤーとして貼り付けられます。

 

ちょっと面倒ですが、目玉3Dをコピーし、デッサン人形のある3Dレイヤーにペーストしてください。

その際には親子関係の子の3D素材もさらに選択した状態でコピーしてください。

↑左図の単に素材を選択した状態では子はコピーされません。

これはクリスタの仕様のようですので他の素材でも同様と思います。

ご注意ください。

デッサン人形のある3Dレイヤーに目玉3Dの貼り付けが完了しても目玉は足元にいると思います。

上へ移動させ、目玉の細かな大きさや位置を調整してください。

 

↓目玉の位置合わせについてはTIPSの解説もご参考ください。

 

親子関係の設定もしてください。

 

 

髪を追加する

あとは髪を追加すれば完成です。

画像の赤枠部分をクリックして前髪と後髪をキャンバスに貼り付けてください。

髪アタリ用3Dも下にいるので上へ移動させます。

 

大きさと位置を調整後、髪型を調整してください。

親子関係の設定も忘れずに行ってください。

 

↓髪の位置合わせについてはTIPSの解説もご参考ください。

髪型はレイアウトから選んでください。

さらにこだわりたい場合は長さを変えたり、回転でシルエットを変えたりなどしてみてください。

髪型が決まったら完成です!

例はこんな感じに完成しました。

ポーズを変更したりと動かす前に保存版として3Dレイヤーを複製したり、素材登録したりしてください。

髪を重力に沿って回転させたりすると現状、元の状態に戻すのが難しいため調整失敗しちゃったなあという時に保存しておいたものがあると差し替えできます。

 

せっかく作った髪型が崩れて元に戻らない⋯!となると悲しいのでご注意ください。

クリスタver3.1のアップデートで影を落とせるようになったので「このモデルは光源の影響を受ける」や影を「床面とモデルに投影する」とした上で「このモデルの影を落とす」をオンにすると髪の影も考慮した上で描けるので活用すると便利です。

活用する

ポーズをつける

実際に動かしてみましょう。

ポーズをつける際には公式の解説を読んでおくといいかと思います。

個人的にはポーズを自分でつける際には上記の解説での「4.マニピュレータで動かす」の方法を利用しマニピュレーターだけで動かす方法が予期せぬポーズになる事を防げると思います。

とらせたいポーズに合わせて体の中心から近い順に動かしていくといいかなあと思います。

例えば腕を動かす場合

 

肩→上腕→前腕→手

 

という順番で大まかに動かして微調整していくとスムーズかなと思っています。

それから時々カメラを動かして変になっていないかチェックもするといいと思います。

↑雑ですがマニピュレーターを使って走るポーズをつけました。

こんな感じで動かすイメージです。

 

自分でポーズをつけるのは面倒だ!という場合でもクリスタにはポーズ素材がたくさんあるのでそちらを活用するだけでも楽しいと思います。

髪に重力がかかるようなポーズの時はぜひとも髪の調整もしてもらいたいです。

難しいアングルの時にこの髪型だと髪がこんな感じで垂れ下がってこんな感じに見えるというのが検証できて便利です。

 

 

 

↑一回回転させただけだとうまく髪が垂れ下がらない事があるので別角度からも見てみて調整してください。

 

 

カメラアングル

ポーズが決まったらカメラアングルをバシッと決めたいところです。

せっかくなので難しいあおりや俯瞰のアングルに挑戦してみると楽しいです。

 

デッサン人形だけですとあまり気にならないと思いますが、背景3Dと組み合わせている場合、カメラがうまく動かせない事があります。

カメラについてのTIPSも以前書いたので良ければご参考ください。

ポーズによっては重力を加味して髪の調整をするととてもいい感じになります。

右図の方があおりの時も雰囲気が出ていると思います。

 

 

描く

あとはデッサン人形を参考に描いてみます!

目線も動かしておくとより描きやすいと思います。

 

目も髪もあるので絵を描く事に慣れていない場合でもなぞるだけでぱぱっと描けます。

その際にこんな感じになっているんだなあと意識しながら描いて経験を積み重ねていくとデッサン人形なしでも描けるようになっていけると思います。

 

練習や複雑なポーズ、アングルの作画時の参考に活用したりしてください。

おわり

デッサン人形に目と髪を足すとかなり人間っぽさが上がるので描く際の参考にしやすいかと思います。

最初に素材を組み合わせる面倒くささはありますが作っておくと難しいアングルで困った時の作画時のヒントになると思います!

もし良ければやってみてください。

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