8.仕上げ(調整・効果)
[1]『背景』
①背景は第7回の「翼」と同様の塗り方をしました。
はじめは背景を神社にしようと考えていましたが、鳥居のみの方がコンセプトと合うかと思い、変更しました。
②やはり桜模様が少しうるさいので、透明色の[エアブラシ]で透かして馴染ませてみました。
③新しく作成したブラシで、金箔を散らせて華やかにします。
■取り込んだ画像によるブラシの作成方法
ブラシにしたい画像をCLIP STUDIO PAINTで開き、[レイヤー」メニュー→[レイヤーの変換]で表現色を[グレー]にします。
[表現色]を[グレー]にすることで、作成したブラシでの着色時に、[メインカラー]と[サブカラー]による描画が行えます。
[編集]メニュー→[素材登録]→[画像]を選択します。
[素材のプロパティ]ダイアログから[ブラシ先端形状として使用]のチェックをオンにし、[素材保存先]を選択します。
[サブツール]パレットから[カスタムサブツールの作成]を選択します。
ダイアログで[出力処理]→[直接描画]、[入力処理]→[ペン]を選択し、[名前]を「金箔」に変更します。[OK]を押すと、「金箔」サブツールが作成されます。
[ウィンドウ]メニュー→[サブツール詳細]パレットから[ブラシ先端]を選択し、[素材]から先ほど取り込んだ画像素材を選択したら[全設定を初期設定に登録]をクリックします。
金箔ブラシが作成できました。
ストロークの設定はこんな感じです。
【POINT】
※ブラシの作成方法については、以下のTIPSでも解説しています。
素材を作ろう!デコレーションブラシ①基本
素材を作ろう!デコレーションブラシ②スタンプ
[2]『効果』
新しく作成したレイヤーの合成モードを[加算(発光)]に変更し、光と花弁を飛ばします。
花弁は金箔と同じく、素材からブラシを作成しました。
[レイヤー]メニューから[レイヤーを複製]を選択し、[フィルター]メニュー→[ぼかし]→[ガウスぼかし]をかけることによって発光しているように見えます。
[ぼかす範囲]の数値は90にしました。
金装飾や髪の毛のハイライト部分のために新規レイヤーを作成し、合成モードを[加算(発光)]に変更して、ほんのり光を入れて完成です。
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