7.仕上げ(翼・装飾)

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[1]『翼』

『翼』部分を[筆]ツール→[不透明水彩]サブツールで塗り進めます。

 

①羽のベースを分かりやすい色で作ります(左右それぞれ別レイヤーを作成し、赤と青に塗り分けています)。

②[透明ピクセルをロック]をオンにし、[編集]メニュー→[塗りつぶし]でベースとなる色に塗り替えます。この時に塗りむらがあれば補正します。

③大まかな影を付けます。今回は手順①~⑥までを、ベースの1枚のレイヤーに塗り重ねする方法で塗ります。

④羽の流れと重なりを意識しながら、更に影を描きます。

⑤羽を一枚一枚描き込んでいきます。

⑥更に細かい毛などを表現します。筆だけでなく鉛筆を使うと細かい部分も描きこめるのと、水彩よりもクッキリした描画ができるのでメリハリが出て良いかもしれません。

⑦ここでようやく合成モードの[乗算]を使用します。⑥までの作業で表現できなかった影を付けます。

⑧その上に作成したレイヤーの合成モードを[スクリーン]に変更し、反射光を入れて翼の完成です。

 

[2]『装飾』

ラフを表示させた状態で装飾していきます。

第6回で紹介した方法で、桜模様を散りばめていきます。

 

①このままだと人物の色が濃すぎて作業しにくいので、人物の上に白に塗りつぶして不透明度を下げたレイヤーを作成することで、人物の色を薄くして作業します。

②桜模様のレイヤーの下に新規レイヤーを作成します。桜模様は一旦邪魔にならないようレイヤーを非表示にし、鉛筆で雲を描きます。

③先ほど作った、白く塗りつぶしたレイヤーの不透明度を100%にして人物を完全に見えなくします。新しいレイヤーを雲の主線のレイヤーの下に作成して、雲の中を塗りつぶします。

④雲の塗りレイヤーの不透明度を下げ(40%くらいにしています)、雲の主線の色を変更します。

⑤雲の塗りレイヤーの[透明ピクセルをロック]をオンにし、[グラデーション]ツール→[描画色から透明色]を使い、グラデーションをかけました。

⑥ ⑤の色味だとちょっと味気なかったのでエアブラシで補いました。

⑦雲の塗りレイヤーの上に新規レイヤーを作成し、合成モードを[加算(発光)]に変更します。[デコレーション]ツール→[模様]サブツールグループ→[桜模様]を使って、雲に散りばめて華やかにしました。

⑧ちょっとまだ物足りないので、金の桜も散りばめました。(こちらもあらかじめ用意していた桜です)

 

[3]『調整』

ここまで来て桜柄が華やかだけどゴテゴテしているなぁ…と感じましたので、模様の位置・サイズ・色を調整しました。

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