CLIP STUDIO PAINT Ver.3.0以降では、POSEMANIACS（ポーズマニアックス） のポーズをCLIP STUDIO PAINTの3Dデッサン人形、または3Dキャラクターに読み込めます。

※タブレット版、スマートフォン版CLIP STUDIO PAINTでは、スタジオモードでのみ利用可能です。

CLIP STUDIO PAINTをお持ちでない方は、こちらからVer.3.0以降のバージョンをダウンロードください。

自分の絵柄に合わせて体型を調整した3Dデッサン人形にPOSEMANIACSのポーズを適用したり、読み込んだポーズをシチュエーションに合わせて調整したりできます。

 

・POSEMANIACS（ポーズマニアックス）とは

リアルな人体の筋肉テクスチャが使用された3Dモデルを無料で利用できるポーズ参考WEBサイト。モデルは男性、女性があり、360度回転できるため、色々なアングルから作画の練習が可能。30秒間ポーズを表示して模写の練習ができる「30秒ドローイング」も人気がある。

 

[1]POSEMANIACSを開く

CLIP STUDIO PAINTから開く

CLIP STUDIO PAINTからPOSEMANIACSを開く方法は、[ファイル]メニュー、[サブツール詳細]パレット、[オブジェクト]ランチャーの3通りあります。

いずれかの方法でPOSEMANIACSを開くと、ブラウザが起動してPOSEMANIACSのサイトのポーズ一覧ページに遷移します。

 

・[ファイル]メニュー

キャンバスを開いた状態で、[ファイル]メニュー→[読み込み]→[3Dポーズ（POSEMANIACS）]を選択する。

 

・[サブツール詳細]パレット

キャンバスに3Dデッサン人形、または3Dキャラクター素材を配置した状態で、[サブツール詳細]パレット→[ポーズ基本]→[ポーズ]からPOSEMANIACSのアイコンを選択する。

 

・[オブジェクト]ランチャー

キャンバスに3Dデッサン人形、または3Dキャラクター素材を配置した状態で、[オブジェクト]ランチャーの[3Dポーズ（POSEMANIACS）]を選択する。

 

ブラウザから開く

ブラウザを起動してPOSEMANIACSにアクセスします。「探す」をクリックすると、ポーズ一覧を閲覧することができます。

 

[2]POSEMANIACSでポーズを選ぶ

POSEMANIACSのWebサイトの「探す」ページではポーズ一覧が表示されます。「No tag」をクリックして、タグごとにポーズを絞り込むこともできます。

一覧からポーズを選択すると、ポーズを細かく調整できるページが表示されます。

モデルの足元にあるアイコンから、モデルのアングルや左右反転などを調整できます。

ポーズとアングルが決まったら、モデルの下にある「起動」ボタンを押します。

表示されたダイアログでもう一度「起動」ボタンを押すとCLIP STUDIO PAINTが開きます。

＜POINT＞

・CLIP STUDIO PAINTをインストールしていて、アプリを起動していない場合は、自動的にアプリの起動とキャンバスが作成されます。

・はじめてPOSEMANIACSからCLIP STUDIO PAINTを開く場合は以下のダイアログが表示されます。チェックボックスにチェックを入れると次回以降は表示されません。

・CLIP STUDIO PAINTを起動していて、キャンバスを開いていない場合は、キャンバス作成を作成してから再度ポーズの読み込みを行ってください。

・Ver.3.0未満のバージョンではポーズの読み込みは行えません。

 

[3]CLIP STUDIO PAINTに読み込む

CLIP STUDIO PAINTに移動/開くと、キャンバス上に3Dデッサン人形やキャラクター素材が配置されていない場合は、ポーズを適用する3Dデッサン人形を選択するダイアログが表示されます。

デッサン人形の右上に雲のアイコンが表示されている場合は、クラウドからダウンロードしてください。

「3Dデッサン人形」は、人物を描くときに難しいポーズやアングルのアタリとして活用できる3D素材です。以下の4種類から選択できます。

3Dデッサン人形を選択すると、POSEMANIACS上で表示していたアングルに近いポーズが3Dデッサン人形に反映されます。

キャンバスに3Dデッサン人形、または3Dキャラクター素材が配置されている場合は、そのモデルにPOSEMANIACSのポーズが適用されます。

・複数の3Dデッサン人形をキャンバス上に配置している場合は、選択している3Dデッサン人形にポーズが適用されます。

・3Dキャラクターを使用したい場合は、体型素材の選択画面には表示されないため、あらかじめキャンバスに配置してからPOSEMANIACSでポーズを選択してください。

・POSEMANIACSで使用されている人体の筋肉のテクスチャや、棒などの小物、ライティングはCLIP STUDIO PAINTに反映されません。

 

[4]CLIP STUDIO PAINTでポーズを調整する

POSEMANIACSのポーズを適用したモデルは、CLIP STUDIO PAINT上で自由にポーズを調整できます。

 

ポーズは、モデルの手足の長さや、モデル自体のボーン構造によってずれが生じるため、手足の位置が合わない場合は個別に調整してみましょう。

 

▽同一のポーズを初期登録の体型と子供体型に反映した例

ポーズの操作について詳しくは、こちらの講座をご覧ください。

 

また、ポーズ読み込み後でも、通常の3Dデッサン人形と同様にモデル自体の性別、体型を[ツールプロパティ]パレット、[サブツール詳細]パレットで調整できます。

モデルに合った体型に調整してみてください。

 

左：体型変更 / 右：性別変更

体型の調整方法について詳しくはこちらの講座をご覧ください。

 

POSEMANIACSで設定した「視野角」をCLIP STUDIO PAINT上で調整したい場合は、[ツールプロパティ]パレット→[アングル]→[パース]を使用します。

 

POSEMANIACSの視野角

 

CLIP STUDIO PAINTのパース

パースの数値を4.72にすると、CLIP STUDIO PAINTの初期状態の表示に戻ります。

 

また、CLIP STUDIO PAINTでは[ツールプロパティ]パレットの[マンガパース]で調整するのもおすすめです。

 

[5]POSEMANIACSのポーズを適用できるモデルについて

3Dデッサン人形と3Dキャラクター素材は、[素材]パレット→[3D]の[体型]、または[キャラクター]から選択できます。

使用したいモデルを選択してキャンバス上にドラッグ＆ドロップするとキャンバスに配置できます。

 

・[素材]パレットに初期収録されている3Dデッサン人形（体型素材）

 

・[素材]パレットに初期収録されている3Dキャラクター素材

また、CLIP STUDIO ASSETSからダウンロードした体型素材や3Dキャラクター素材も使用できます。

 

・ASSETSからダウンロードした3Dキャラクター素材

CLIP STUDIO PAINTに読み込んだVRM形式のファイルにもポーズを適用できます。

VRMの読み込みについて詳しくはこちらの講座をご覧ください。