色の変化を気軽に楽しめるカラーリファレンス-Ver.3.0-
制作中の作品の色の仕上げに迷ったときや、作品の色を思い切って変えてみたいときに、[カラーリファレンス]が役立ちます。
制作中の作品の色味を、読み込んだ画像やグラデーションの色味に近づけることができます。
[1]カラーリファレンスの基本的な使い方
1.色調補正するレイヤーを選択する
[カラーリファレンス]は、表現色がカラーに設定されている1枚のラスターレイヤーに対して色調補正できます。
選択範囲を作成すると、選択範囲のみに適用できます。
[レイヤー]パレットで色調補正したいレイヤーを1つ選択しておきます。
【POINT】複数のレイヤーを1つのレイヤーにする
色調補正したい要素が複数のレイヤーに分かれている場合は、1つのレイヤーに結合してから[カラーリファレンス]を実行します。
対象になるレイヤーをコピーしてから[選択中のレイヤーを結合]するか、または、表示されているすべてのレイヤーに対して実行したい場合は[表示レイヤーのコピーを結合]を実行します。詳しくは以下の講座をご覧ください。
2.[編集]メニューでカラーリファレンスを選択する
[編集]メニュー→[色調補正]→[カラーリファレンス]を選択すると、[カラーリファレンス]ダイアログが表示されます。
3.作品にプリセット画像やグラデーションを適用する
色調補正する色の参照元を[画像]と[グラデーション]から選択します。
[画像]には8つの参照用プリセット、[グラデーション]には登録されているグラデーションセットが表示されます。
プリセット画像やグラデーションをタップすると、キャンバス上の選択したレイヤーに適用されます。どのように変化するか試してみてください。
[2]カラーリファレンスの詳細設定
適用度
各参照には、[適用度]を設定できます。初期設定は「100」になっていますが、下げることで色調補正のかかり具合を調整できます。
明るさを維持
[明るさを維持]をオンにすると、元画像の輝度を保った状態で適用されます。元のイラストの雰囲気を維持したい場合はオンに、参照した画像やグラデーションの色に近づけたい場合はオフにするとよいでしょう。
画像を読み込む
参照元で[画像]を選択している場合は、ダイアログ下部のアイコンから任意の画像を読み込めます。
タブレット版、スマートフォン版ではその場で撮影した写真を読み込むこともできます。
画像は最大で50枚まで登録できます。
①[ファイル読み込み]
任意のファイル(.png、.jpg、.tif、.tiff、.bmp、.tga、.clip、.psd、.psb .webp)を選択して追加できます。
②[フォトライブラリ(ストレージ)から読み込み]
タブレット版/スマートフォン版のみ表示。フォトライブラリ、または端末のストレージから画像を追加できます。
③[カメラ撮影から読み込み]
タブレット版/スマートフォン版のみ表示。カメラを起動し撮影した画像を追加できます。
④[削除]
選択中の画像を削除します。
グラデーションセットを読み込む
参照元で[画像]を選択している場合は、ダイアログ下部の[素材からグラデーションセットを追加]から、ASSETSでダウンロードしたグラデーションセット素材を読み込めます。
読み込んだグラデーションセットは、上部のプルダウンリストで切り替えられます。
【POINT】グラデーションの方向は影響しない
カラーリファレンスで使用するグラデーションは、グラデーションマップと異なり、グラデーションを反転しても結果は同じになります。
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