色の変化を気軽に楽しめるカラーリファレンス-Ver.3.0-

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ClipStudioOfficial

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制作中の作品の色の仕上げに迷ったときや、作品の色を思い切って変えてみたいときに、[カラーリファレンス]が役立ちます。

制作中の作品の色味を、読み込んだ画像やグラデーションの色味に近づけることができます。

[1]カラーリファレンスの基本的な使い方

1.色調補正するレイヤーを選択する

[カラーリファレンス]は、表現色がカラーに設定されている1枚のラスターレイヤーに対して色調補正できます。

選択範囲を作成すると、選択範囲のみに適用できます。

 

[レイヤー]パレットで色調補正したいレイヤーを1つ選択しておきます。

【POINT】複数のレイヤーを1つのレイヤーにする

色調補正したい要素が複数のレイヤーに分かれている場合は、1つのレイヤーに結合してから[カラーリファレンス]を実行します。

対象になるレイヤーをコピーしてから[選択中のレイヤーを結合]するか、または、表示されているすべてのレイヤーに対して実行したい場合は[表示レイヤーのコピーを結合]を実行します。詳しくは以下の講座をご覧ください。

https://tips.clip-studio.com/ja-jp/articles/582

 

2.[編集]メニューでカラーリファレンスを選択する

[編集]メニュー→[色調補正]→[カラーリファレンス]を選択すると、[カラーリファレンス]ダイアログが表示されます。

 

3.作品にプリセット画像やグラデーションを適用する

色調補正する色の参照元を[画像]と[グラデーション]から選択します。

[画像]には8つの参照用プリセット、[グラデーション]には登録されているグラデーションセットが表示されます。

プリセット画像やグラデーションをタップすると、キャンバス上の選択したレイヤーに適用されます。どのように変化するか試してみてください。

 

[2]カラーリファレンスの詳細設定

適用度

各参照には、[適用度]を設定できます。初期設定は「100」になっていますが、下げることで色調補正のかかり具合を調整できます。

 

明るさを維持

[明るさを維持]をオンにすると、元画像の輝度を保った状態で適用されます。元のイラストの雰囲気を維持したい場合はオンに、参照した画像やグラデーションの色に近づけたい場合はオフにするとよいでしょう。

 

画像を読み込む

参照元で[画像]を選択している場合は、ダイアログ下部のアイコンから任意の画像を読み込めます。

タブレット版、スマートフォン版ではその場で撮影した写真を読み込むこともできます。

画像は最大で50枚まで登録できます。

①[ファイル読み込み]

任意のファイル(.png、.jpg、.tif、.tiff、.bmp、.tga、.clip、.psd、.psb .webp)を選択して追加できます。

②[フォトライブラリ(ストレージ)から読み込み]

タブレット版/スマートフォン版のみ表示。フォトライブラリ、または端末のストレージから画像を追加できます。

③[カメラ撮影から読み込み]

タブレット版/スマートフォン版のみ表示。カメラを起動し撮影した画像を追加できます。

④[削除]

選択中の画像を削除します。

 

グラデーションセットを読み込む

参照元で[画像]を選択している場合は、ダイアログ下部の[素材からグラデーションセットを追加]から、ASSETSでダウンロードしたグラデーションセット素材を読み込めます。

読み込んだグラデーションセットは、上部のプルダウンリストで切り替えられます。

【POINT】グラデーションの方向は影響しない

カラーリファレンスで使用するグラデーションは、グラデーションマップと異なり、グラデーションを反転しても結果は同じになります。

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