ツールのカスタマイズ

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ClipStudioOfficial

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[1] ツールとサブツール

CLIP STUDIO PAINTではツールを選択→サブツールを選択の順番で必要なツールを選びます。

初期状態でもたくさんのサブが登録されていますが、CLIP STUDIOの[素材をさがす]からペンなどの素材をダウンロードして、サブツールとして登録することもできます。もちろん、自分でサブツールを作って登録することもできます。

 

ツールによって[サブツール]パレットの表示内容は変わります。さらに、グループによってサブツールはカテゴリ分けされています。

 

・[ペン]ツール

 

・[筆]ツール

 

・[図形]ツール

 

[サブツール]パレット上部に[グループ]を選択するボタンが表示されています。同じツールでもサブツールによって描き味や役割が全く違っていることもあります。

 

[鉛筆]ツールの[濃い鉛筆]と[粗い鉛筆]を比べてみました。

 

・[鉛筆]ツール→[濃い鉛筆]サブツール

 

・[鉛筆]ツール→[粗い鉛筆]サブツール

 

[2] [ツール]、[サブツール]パレットのアイコン操作

■1.[ツール]パレットのツールアイコンの操作

 

<アイコンの表示>

例えば[図形]ツールを選ぶと、初期状態では[サブツール]パレットに[直接描画]/[流線]/[集中線]の3つのグループが表示されます。※CLIP STUDIO PAINT PRO/EXの場合。

[直接描画]のグループの中にサブツールが用意されていて、必要なものをここで選びます。

 

[ツール]パレットに表示されているのは、選択したサブツールのアイコンです。同じ[図形]ツールであっても、選択されているサブツールによって表示されるアイコンが変わることがあります。

[図形]ツールの[集中線]グループのサブツールを選ぶと、[ツール]パレットの[図形]ツールアイコンが[集中線]のものに変わります。

 

<ツール名の変更と削除>

[ツール]パレットでツールの名称を変更することができます。

ツールパレットのツール上で右クリックしてメニューを表示します。

[ツールの設定]を選択します。

 

[ツールの設定]ダイアログが表示されるので、ツール名を入力します。

 

削除する場合は、メニューの[ツールの削除]を選択します。

 

【Caution!!】[ツールの削除]は慎重に!

初期化すると自分で登録したツール、サブツールが消去されてしまいますので、あらかじめオリジナルのツール、サブツールを書き出しておくことをおすすめします。【PRO/EX】

※書き出しの方法は [5]オリジナルのサブツールを作る 2.サブツールの読み込み、書き込み を参照してください。

 

【削除してしまった初期状態のツール、サブツールを初期化起動で復活させる】[Windows/macOS]

「Shiftキー」を押しながら、CLIP STUDIO PAINTを起動させ、表示されたダイアログから「ツール」を選択します。

 

 

 

■2.[ツール]パレットにサブツールを追加する

 

[サブツール]パレットの各サブツールは[ツール]パレットに追加できます。頻繁に使うサブツールを[ツール]パレットに移動しておけば、[ツール]パレットからすぐに選択できて便利です。

[サブツール]パレットの[グループ]または[サブツール]を[ツール]パレットにドラッグし、ツールとツールの間に赤い直線が表示されている状態でドロップすると、[ツール]パレット上にアイコンが追加できます。

 

サブツール単体を移動した場合は[サブツール]パレットにグループが自動的に作成されます。

 

 

 

■3.サブツールを他のツールのサブツールに移動する

 

[サブツール]パレットの[グループ]または[サブツール]を[ツール]パレットのツールアイコン上にドラッグし、ツールの周りに赤い四角形が表示されている状態でドラッグすると、ツール内に移動できます。

 

グループを移動させた場合は、グループに登録されていたサブツールも全て移動します。

 

 

 

■4.パレット内で移動する

 

各ツールやグループはパレット内で使いやすい位置に移動させることができます。

アイコンの場所を移動する[ツール]パレットでは、ツールアイコンを移動させたい位置までドラッグ&ドロップします。

 

[サブツール]パレットでは、サブツールやグループを移動させたい位置までドラッグ&ドロップします。

 

 

 

■5.サブツールとグループの操作

 

<サブツールを別のグループに移動する>

[サブツール]を[グループ]のタブまでドラッグ&ドロップして、違うグループの中に移動できます。

 

<サブツールをグループとして登録する>

[サブツール]を[グループ]にドラッグ&ドロップするとグループとして登録することができます。グループとして登録した場合は、新しいグループと、その中に移動したサブツールがひとつだけ登録されている状態になります。

 

[3] サブツールの変更と複製

■1.サブツールの名前を変更する

 

①[サブツール]パレットのサブツール上で右クリックしてメニューを表示します。

 

②[サブツールの設定]を選択してサブツール名を変更します。

[サブツールの設定]ダイアログでは名前だけでなく、アイコンの形状や色を変更することもできます。

 

 

 

■2.サブツールを複製する

 

①サブツール上で右クリックして表示されるメニューから[サブツールの複製]を選択します。

 

出力/入力処理を選択することはできませんが、名前やツールアイコン関連を設定することができます。

 

②[OK]をクリックするとサブツールが作成されます。

 

[4] ツールオプション

■1.[ツールプロパティ]パレット

 

選んだツール(サブツール)によって、[ツールプロパティ]パレットに表示されている項目が異なります。

 

ツールプロパティでは[スライダー]や[インジケーター]を使って設定を調整します。

 

[スライダー」と[インジケーター]は数値を設定するためのものですが、その上で右クリックしてメニューから切り換えることができます。

 

 

 

■2.[サブツール詳細]パレット【PRO/EX】

 

[ツールプロパティ]パレットに表示されている項目は、そのツールを使用する際に調整が必要な項目のみとなっています。実際にはもっと多くの設定項目があります。すべての設定項目は[サブツール詳細]パレットで変更できます。

[ツールプロパティ]パレット右下のアイコンをクリックすると[サブツール詳細]パレットが表示されます。

※[ウィンドウ]メニュー→[サブツール詳細]でも表示できます。

※[サブツール詳細]パレットは、CLIP STUDIO PAINT PRO/EXでのみ使用できます。

 

【[サブツール詳細]パレットの各項目】

 

①描画系のツールでは、ペンで描ける線のサンプルが表示されます。

②各オプション項目です。クリックすると③のエリアに詳細項目が表示されます。

③各オプションの詳細項目が表示され、設定の変更を行えます。

④③の項目にカーソルを乗せると、ヘルプが表示されます。

⑤サブツールの設定をすべて初期状態に戻します。

⑥現在の設定を、「初期設定」として再設定します。(もとの初期設定内容に上書きされます。)

 

[5] オリジナルのサブツールを作る【PRO/EX】

自分の好みに合ったサブツールを作って保存することもできます。

 

 

 

■1.サブツールを作る

 

(1)サブツール上で右クリックして表示されるメニューから[カスタムサブツールの作成]を選択します。

 

(2)[カスタムサブツールの作成]ダイアログが表示されるので、それぞれの項目を設定します。

 

①名前:ツールの名前を入力します。

②出力処理:何を描くか(塗る/選択範囲を作成/フキダシを作る…)などを選択します。

③入力処理:タブレットのペンの操作でどのようなものを作成/描画するかを選択します。

④ツールアイコン:あらかじめCLIP STUDIO PAINTに用意されているツールのジャンルから、アイコンを選択します。

⑤ユーザー設定:オリジナル画像をツールアイコンに設定できます。 ラジオボタンをクリックすると、ファイルを選択するダイアログが表示されます。読み込める画像の形式はBMP、JPEG、PNG、TIFF、Targaです。

⑥アイコンの背景色:アイコンの背景色を選択します。

選択しているツールによって、入力/出力処理の選択肢は異なる場合があります。

 

(3)[OK]をクリックするとサブツールが作成されます。

 

(4)[ツールプロパティ]パレット、[サブツール詳細]パレットで各項目を設定します。

 

【POINT】

[サブツール詳細]パレットでは全ての項目を変更できますが、これらを一から調整するのは大変です。まずイメージに近いサブツールを複製して調整すると効率が良いです。だんだん設定項目でどんなことができるのかがイメージできるようになってきますよ!

 

 

 

■2.サブツールの読み込み、書き出し

 

サブツール上で右クリックしたときに表示されるメニューにはサブツールのデータを取り扱う項目があります。

 

①[サブツールの読み込み]:サブツールファイル拡張子.sutを読み込みます。

②[サブツールの書き出し]:選択したサブツールを任意の場所に拡張子.sutのファイルで書き出します。

③[サブツールを素材として登録]:オリジナルのサブツールを素材パレットに登録します。

 

登録したサブツールはCLIP STUDIOで他のユーザーに公開することができます。

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