1.準備

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メイキングの第1回は、絵を描きはじめる前のツールの準備について紹介します。


[1]ツール配置位置

基本的にブラシなどの描画関連のパレットは右、[レイヤー]パレットや[ナビゲーター]パレットなどは左に配置し、中央にキャンバスを置いて制作しています。描画系のものが右にあるのは私が右利きだということもあります。


制作過程では、レイヤー合成や複製を頻繁に行います。左側のパレットドッグ中央にある[ヒストリー]パレットは、それらの操作の結果に問題がないかを確認するために配置してあります。


※各種パレットは、上部[ウィンドウ]メニューから選択して画面上の表示非表示を切り替えられます。また、パレットは単独でウィンドウ表示できるほか、左右下のドッグに格納して並べて表示したりタブ化して重ねて表示できます。

https://www.clip-studio.com/site/gd/csp/manual/userguide/csp_userguide/503_pallet/503_operation_palette_dock.htm


[2]メインブラシ

今回使用したブラシについて説明していきます。

初期設定から、多少設定を調整したものを使用しています。


■油彩平筆

[筆]ツール→[厚塗り]サブツールグループ→[油彩平筆]

(Ver1.8.5以前のバージョンでは、[油彩平筆]サブツールは[油彩]サブツールグループから選択します。
Ver.1.8.5以前のバージョンからVer.1.8.6以降にバージョンアップされた場合も、[油彩平筆]サブツールは[油彩]サブツールグループから選択します。)

やや色が混ざるようになっているブラシです。塗り込みに使用しています。今回、一番使っていると思います。


■濃い鉛筆

[鉛筆]ツール→[鉛筆]サブツールグループ→[濃い鉛筆]

色をあまり混ぜたくないところや、[油彩平筆]サブツールよりもシャープに描きたい部分に使用しています。


■柔らか

[エアブラシ]ツール→[柔らか]

ぼかしたい部分やグラデーションを作るのに使用しています。


[3]テクスチャブラシ

今回使用したテクスチャブラシは、画像素材を取り込んで、筆あとにそれぞれの素材を生かしたタッチが出るようにしたものです。

用紙テクスチャとして素材を使用したブラシと、ブラシ先端形状として素材を使用したブラシの2種類を用意しています。


■Brush_custom01

ドラゴンの細かい皮膚やざらざらさせたい箇所に使用しました。


用紙テクスチャとして素材を使用しています。ブラシに用紙テクスチャを適用させるには、[ツールプロパティ]パレット(表示がなければ[サブツール詳細]パレット)で[紙質]を設定します。[拡大率]を調整することによってテクスチャの倍率を変えることができます。


【POINT】

サブツールの細かい設定ができる[サブツール詳細]パレットは、 [ツールプロパティ]パレット右下の工具アイコンをクリックするか、または上部[ウィンドウ]メニューで表示されるパレット一覧から[サブツール詳細]を選択すると表示されます。


■Fire_brush

ドラゴンのブレスなどに使用しました。


ブラシ先端形状に上図のようなテクスチャ素材を使用すると、素材のタッチをスタンプのように使うことができます。


[ツールプロパティ]パレット(表示がなければ[サブツール詳細]パレット)の[向き]の[影響元]ボタンをクリックすると、[向き影響元設定]が表示されます。ここで[向きに影響させる入力]を[ペンの向き]にし、ペンタブのペンを傾けた方向にブラシ先端が向くようにしています。

※[ペンの向き]は、ペンの向きを検知できるタブレットを使用した場合に効果が表れます。


※ブラシの作成方法について詳しくは、以下のTIPSを参照してください。

https://tips.clip-studio.com/ja-jp/articles/679
https://tips.clip-studio.com/ja-jp/articles/680


[4]色の選び方・作り方

イラストで使用する色は周りの光源の色、モチーフそのものが持つ色を意識して選びます。

今回の場合は、ドラゴン自体があまりはっきりした色を持っていないため、周りの火(赤系)やドラゴンが吐く火(青系)に影響される光源の色をイメージして色を作っています。



■色の作り方


(1)[カラーサークル]パレットやからだいたい使いたい色を選択し、調整します。

(2)調整した色を使って[油彩平筆]などで描いていきますが、そのときにキャンバス上でうまく混ざってできた色を[スポイト]ツール(ショートカットキー[Alt])で取り、[カラーセット]パレットにその色を登録します。

(3)それをベースに加筆していき、必要であれば適宜色をパレットに追加していきます。


ある程度描き進めてていくと、キャンバス上でできた色を[スポイト]ツールで拾って描いていくことのほうが多くなります。


[5]ショートカット確認

[ファイル]メニュー→[ショートカット設定]を開き、ショートカットの確認・設定を行います。

初期設定では[鉛筆]ツールのショートカットはキーボードの[P]キーに設定されていますが、[Ctrl]+[Z]キー(取り消しのショートカットキー)などの頻繁に使うキーから離れているため、[V]キーに変更しました。キーボードの配列上、よく使う[B]キー([筆][エアブラシ]などのショートカット)の隣にあるのも都合がいいです。

同様に、今回のカスタムブラシの「brush_custom01」も[V]キーに登録しておきました。


次回は「ラフの作成」です。


【作者プロフィール】電鬼(denki)

http://fusionfactory.fc2web.com/

TCGや書籍の挿絵のイラストなどを描いたりしております。TCGだとZ/X、ラクエ ンロジック、LOV、ラストクロニクルなど。女の子、背景、メカ、モンスターな ど好んで描きます。

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