TABMATEインタビュー:redjuiceさん

29,545

ClipStudioOfficial

ClipStudioOfficial

CLIP STUDIO PAINTのコマンドなどをボタンに登録し、ペンタブレットやタブレットPCと併用することで、快適に操作を行える新型片手入力デバイス「CLIP STUDIO TABMATE」。

作家さんに実際に使っていただいた感想や導入するメリット、便利な使い方、おすすめの設定などについてインタビュー形式で伺いました。

 

【プロフィール:redjuice】

イラストレーター。高知県出身。

漫画・イラスト雑誌への寄稿、アニメ・ゲームのキャラクターデザイン、キャラクターフィギュアの原案などで活動中。

原作イラストを手掛けた小説「BEATLESS」が2018年1月アニメ化。

代表作:アニメ「ギルティクラウン」キャラクター原案、小説「BEATLESS」イラストなど。

 

 

実務で使える、非常に完成度の高いプロダクトです

― CLIP STUDIO TABMATEをはじめて触っていただいて、いかがでしたか?

 

 

 

非常に完成度の高いプロダクトで、実務で使える、多くのユーザーの期待に応えるデバイスであることを実感しています。

 

 

 

― ありがとうございます。旧製品(Tab-Mate Controller)から多くの変更がありました。なにか感じた点はあるでしょうか?

 

 

 

旧製品よりもサイズは少し大きくなって、重さは乾電池+アルファぐらい。軽くてちょうどいいと思いました。2週間ぐらい使っていますが、今のところまだ電池切れはありません。

 

 

 

― redjuiceさんは自作の片手デバイスや、外付けのテンキーも併用されているとのことですが、やはりこういった補助デバイスがあると作業は効率的になりますか?

 

 

 

描画の最中にキーボードでショートカット操作をしてしまうと、どうしてもひと呼吸置いてしまいます。キーボードだとCtrl+Shift+…などは、指がギターを弾いているようになるので、こういうデバイスは手放せないですね。確実に作業スピードが上がります。

私が主に使用している線画やラフの工程は、ツールの切り替えが激しいので特に大変です。アニメの設定のお仕事をした時には、腱鞘炎になりかけるほどでした。TABMATEは、使っていて全然疲れないですね。

 

ホイールがあるのとないのでは大違いです

― CLIP STUDIO TABMATEで、どこか気に入っていただいた点はありますか?

 

 

 

ホイールが付いた点です。これがあるとないのでは大違いです。自作したデバイスにもホイールを付けています。ただ、他のデバイスと比較してTABMATEのホイールは非常にレスポンスが早くていいですね。

私はホイールにブラシサイズ変更を割り当てていますが、色塗りの際に無意識にサイズを変えているので絶対必要です。

あとは単純に見た目の話ですが、色が黒なのは他のPC周辺機器とマッチして好みです。

 

 

 

― ホイール以外のボタンへの割り当てはどのように設定されていますか?

 

 

 

あまり変わった設定は割り当てていません。[手のひら][ズームイン] [ズームアウト][レイヤー移動]など、一般的によく使われるコマンドなどです。

ホイールの周りの狭いエリアにボタンが集中しているので、すごく押しやすいですね。すべてのボタンを押しやすいように、Qと方向パッド(上)ボタンの間ぐらいに指を置いています。

それ以外の頻度が低いコマンドなどについては、外付けテンキーに割り当てて使っています。

 

視線をキャンバスから外さず、描くことに集中できる

― [クイックアクセス]パレットなど、CLIP STUDIO PAINTの機能との相性はいかがでしょうか?

 

 

 

[クイックアクセス]パレットは常に表示した状態で使っていますが、非常に便利です。

ツールセットを1つにまとめていますが、おそらく今後もどんどん便利な使い方を試していくと思います。

あとは、色調補正レイヤー をすぐに呼び出せるので重宝しています。

 

表示方法は[タイル4 ステップ]がちょうどいいサイズだったので、それを使っています。タッチ操作と非常に相性がいいですよね。アイコンが好きな画像に変更できるのもいい。

他の機能でTABMATEと相性がいいのは、キャンバスの回転やズームなどのナビゲーション系です。キーボードよりも操作しやすいと思います。使う方によっては、キャンバスの反転などもいいのではないでしょうか。

そしてやはり、なによりも[取り消し][やり直し](アンドゥ/リドゥ)です。離れたところと手元にあるのでは全然違います。

 

 

 

― 長押し、連打、ON/OFFで実行、パレットをポップアップ、ツールローテーションなど、ボタンの押し方などでも割り当てを分けることができるようになりました。こちらはいかがですか?

 

 

 

「描画色と透明色を切り替えるときに、押している間だけ透明色に変更」「1回押すと鉛筆、2回押すとペンへ切り替え」「投げなわ選択ツールに割り当てているボタンは、長押しで選択解除」「消しゴムツールに割り当てているボタンは、2回押すと削除」というように割り当てています。視線をキャンバスから外さずに、描くことに集中できる設定にしています。

 

これからはじめる人は、最初からTABMATEを使えるので恵まれているなと思います

― 最後に、これからCLIP STUDIO TABMATEの購入を検討されている方へのおすすめメッセージなどがあればお願いいたします。

 

 

 

ワイヤレスで軽く、ボタンが多い。

これだけでも、ありそうでなかった、みんなが欲しかったツールでした。どこも出してなくて、やっと来た!という感じです。待ち望んでいた方も多いのではないでしょうか?

値段もお手頃で、初心者から上級者まで広くおすすめできるアイテムです。

これからデジタル作画をはじめる人は、はじめからこれを使えるので恵まれているなと思います。まずはTABMATEとCLIP STUDIO PAINTをセットで買うことをおすすめしたいですね。

 

CLIP STUDIO TABMATEの購入はこちら

コメント

新着

公式 新着