俺流のマンガの基本的な作法 個別管理編:09下描き

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BigField流:デジタルマンガ術 シリーズ #09 個別管理編

  俺流のマンガの基本的な作法 下描き

   本編は「BigField流デジタルマンガ術シリーズ」の# 9編である。

   ★シリーズ親リンク名:BigField流デジタルマンガ術 全体管理編

              (BigField流デジタルマンガ術シリーズ# 01)

 

【変更履歴】

・2021.05.22:「●キャラクタや背景等の下描きの方法」を追加

・2020.10.25:軽微調整

・2020.05.31:初版~TIPS版/SHARE版公開

・2020.05.18:シリーズ#08下描きと#09デッサン人形の順序入れ替え

・2020.03.24:初版間近

 

・これより以前は巻末へ移動しました!(10行を超過すると、巻末へ移動)

 

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■1:俺流のマンガの基本的な作法

 ●09.下描き

  ・ペン入れの補助となるほぼ完成した参考画像です。

   ★リンク名:BigField流でデジタルマンガ術シリーズ#09

     俺流のマンガの基本的な作法 個別管理編:09下描き

ペン入れ直前の清書をする一段前の工程を「下描き」と呼んでいます。

アナログマンガの制作工程ではペン入れ(=墨入れ)用の鉛筆書きの工程です。

アナログマンガでは単純に鉛筆書きだけでよかったのですがデジタルマンガではそうは

いきません。

この「下描き」工程では下記の事項について説明します。

 ・単純な下絵描き(鉛筆書き相当)

 ・データベースの素材(自作管理)の流用&修正

 ・デッサン人形からの線画作成

 

下描きをする線画のフォルダ構成を示す。

<同一レイヤの増設の方法>

・レイヤの未使用時

 単にレイヤを複製すればよい。

    ①右クリック→レイヤを複製

 又は、②Altキー&ドラッグ

・レイヤの使用時

 コミスタの場合:「空きエリア」を選択して選択範囲ランチャーの

   「コピー+貼り付け」で可能であったがクリスタではできなくなって

   ひと手間多くなりました。

 クリスタの場合:「描画エリア」を選択して選択範囲ランチャーの

   「コピー+貼り付け」を実行後に「消去」を実行して選択範囲を削除する。

 

同じラフ画を使用してそれぞれのアプローチの違いを説明します。

使用するペンは「デッサン鉛筆」を使用する。

●単純な下絵描き

 ラフ画を参考に下書きする。

 必要によりネーム(ラフ)のフォルダの不透明度を40%ぐらいで使用して下描き

 完成時は非表示にする。

●描画のデータベースの素材(自作管理)の流用&修正

 後工程の第10章ペン入れで説明するが、デジタルマンガの場合はキャラやメカ(ニッ

 ク)はファルダ構成で作成される線画群がたくさんあり、それぞれ部位によりフォル

 ダ分けされてデータベースに素材として格納している。また、データベースの素材か

 らの引用はそのまま流用できることは少なく部位ごとに修正を必要とする。

 

 この素材からの流用分の修正も下描き範囲に含めるために、一見単純な下描きと流用

 分修正のペン入れ状態が混在している。

 

 キャラについて作成時のフォルダ構成を示した。

 メカの場合もこれに準ずる。

 背景については第11編の「デッサン背景」で詳しく説明します。

 

●デッサン人形からの線画作成

 デジタルマンガの特有の機能としてデッサン人形がありポージングさせてアタリと

 して線画を作成することが可能です。

 

 ポージングする機能としてもいろいろな方法がありポージングから線画を抽出する

 方法にもいくつかの方法があります。

 

 デッサン人形に関してはシリーズ第09編デッサン人形で詳しく説明しています。

 

 ポージングが完成すると

   メニュー:レイヤ→レイヤのLT変換

 でレンダリングを実行することができる。(結果①)

 結果から線画のみを表示した方が下描きがしやすい場合もある。

●自前のデッサン人形の作成と素材パレットへの登録

 ◆自前のデッサン人形の作成

  まだ完全ではありませんが、自分の作品に登場する主人公たちを自前の

  デッサン人形として作成しています。

  作品のキャスト用のキャラクタ人形です。(以後、キャストキャラと呼びます。)

  作成のアプローチは別の解説書で試行錯誤していますがここでは現在最良

  と思われる方法を記述しています。

  作成の結果の状態は下記の通りです。

  ・VRoidStudioでキャスト用のキャラクタ人形を作成してvrmファイルを

   出力する。

  ・Blenderでvrmファイルを入力してBoneのセットを作成してfbxファイル

   を出力する。

  ・クリップ・モデラーで標準ボーンマッピングを実行して新規素材として

   登録する。

  ・クリップ・ペイントで素材を読み出して素材のポーズを適用して使用する。

  現在の課題は下記の通りです。

  ・頭髪の白髪化への対処

  ・淄マント風の余分なシルエットへの対処(暫定対処中:輪郭線幅のオフ)

  別の解説書:

   BigField流デジタルマンガの標準化 目次パネル

   TIPS :https://tips.clip-studio.com/ja-jp/articles/3394

   SHARE:https://share.clip-studio.com/ja-jp/contents/view?code=f7e6d4f0-b5f6-4d40-ae35-19066936f41a&at=1613308629

●キャラクタや背景等の下描きの方法

 ◆使用するキャラクタの標準素材と作成対象のコマのネーム(ラフ)1 

  流用&加工のために使用するキャラクタの標準素材と作成対象のコマの

  ネーム(ラフ)は下記です。

 

  ◆ケース1:昔ながらのアナログ的な下描きの方法

  ◆ケース2:キャストキャラ素材を利用した方法

 

   ▼使用するキャストキャラ

    使用するキャストキャラは下記の通りである。(未完成)

 

  ◆ケース3:素材パレットからキャラクタ素材の流用&加工の方法

   素材パレットには過去に作品のコマで作成したキャラクタや背景等の

   素材が登録されているものとする。

   これらは当時の完成品ですが、そのまま新しいコマで使用できるのは

   少ない状況です。

   通常は、新しいコマで加工することになるので、流用&加工は下描きの

   工程とします。

 ◆使用する背景の標準素材と作成対象のコマのネーム(ラフ)2 

  流用&加工のために使用する背景の標準素材と作成対象のコマのネーム

  (ラフ)は下記です。

■:変更履歴

【変更履歴】(すべて)

・2021.05.22:「●キャラクタや背景等の下描きの方法」を追加

・2020.10.25:軽微調整

・2020.05.31:初版~TIPS版/SHARE版公開

・2020.05.18:シリーズ#08下描きと#09デッサン人形の順序入れ替え

・2020.03.24:初版間近

 

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