初心者でも簡単!冬のイルミネーションの背景

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におにぎり

におにぎり

この記事では、下のキャラクターのイラストを使って、イルミネーションの背景の作り方、背景に合わせたキャラクターの加工の仕方を解説していきます。とても簡単にできるので、初心者のみなさんにも参考になれば幸いです!


はじめに

ぼかしなどの加工を施す工程があるため、以下のようにキャラクターのフォルダと背景のフォルダに分けて作業を進めると効率的です。

1.イルミネーションの背景を描く

①背景の街路樹を描く

まずは背景色を変更します。夜の風景なので、暗い青色を背景に設定します。

次に街路樹を何本か描いていきます。今回は、簡単に遠近感が出せる一点透視図法を意識して街路樹を描いてみます。

背景より明るい色で、以下のように街路樹のシルエットを描きます。

遠くになるにつれて暗い色を選ぶと奥行きが出ます。木の形は、先が外側に枝分かれしていくイメージで描くとそれらしくなるでしょう。

次に、街路樹に木目を追加していきます。街路樹のレイヤーの上に新しいレイヤーを追加し、モードを「乗算」に変更、クリッピングして書き込んでいきます。

明るい灰色で木目になる縦の線を入れて情報量を増やしていきます。

これで街路樹は完成です!

②電球を描く

イルミネーションとなる電球を描いていきます。

 

 

ツールの「デコレーション」から、「服飾」の「Acanthus」を選択します。

街路樹のレイヤーの上に新しくレイヤーを追加して、薄い黄色で街路樹の電球を描いていきましょう。

奥の木になるほどブラシサイズを小さくしていくと良いです。

次に、この電球のレイヤーをコピーし、電球の下に移動させます。その後、モードを「加算(発光)」に変更します。

「フィルター」の「ぼかし」→「ガウスぼかし」を選択し、電球のコピーのレイヤーにお好みでぼかしをかけます。

温かみのある光にするため、このぼかした光の色を変更していきます。

まず、ぼかしをかけたレイヤーの透明度をロックします。

次に、オレンジのカラーを選び、「塗りつぶし」で塗りつぶします。透明度をロックしているため、描画されている範囲のみがオレンジに塗りつぶされます。

これで、温かみのある電球の光になりました。

最後に、「エアブラシ」から「スプレー」を選択し、薄い黄色で電球の周囲に小さな光を散らします。

これで電球は完成です!

③ぼかし加工

最後に、背景をぼかしてキャラクターにピントが合っている演出にします。

まず、これまでの背景のレイヤーが全て入っているフォルダ(例では「背景」フォルダ)を選択した状態で、「レイヤー」の「選択中のレイヤーを結合」を選びます。

(*「用紙」レイヤーは、レイヤーを選択した状態で右クリック→「ラスタライズ」でフォルダの中に入れることができるようになります。)

すると、背景が1枚のレイヤーに結合されます。

背景にぼかし加工を施していきます。

まず、背景のレイヤーの透明度をロックします。続いて、「フィルター」から「ぼかし」の「ガウスぼかし」を選択し、お好みでぼかしをかけます。

これで背景は完成です!続いてキャラクターの加工に移ります。

2.キャラクターの加工

①キャラクターを背景に馴染ませる

キャラクターが描かれたレイヤーを1つのファイルにまとめ、ファイルの上にレイヤーを新規作成し、クリッピングします。

次に、電球の光のオレンジに近い色を選び、クリッピングしたレイヤーを塗りつぶします。以下のように、キャラクターの部分のみが塗りつぶされます。

続いて、モードを「減算」に変更し、透明度を調節して背景に馴染ませます。今回は30%に設定してみました。

②キャラクターにハイライトを入れる

先ほどの減算レイヤーの上に新規レイヤーを作成しクリッピング、モードを「オーバーレイ」にします。

キャラクターの髪の毛や、上を向いている面などに薄い黄色でハイライトを入れてみましょう。

これできらきらとした演出ができました。

③白い吐息を描く

寒い時期に吐く息が白くなる演出を追加して、さらに雰囲気のあるイラストにしていきます。

一番上にレイヤーを追加して、「エアブラシ」の「やわらかめ」を使って白に近い色で以下のようにもやっとした形を描いていきます。

続いてモードを「スクリーン」に変更し、お好みで透明度を調節します。今回は40%に調節してみました。

③フィルターを追加する

最後に、全体にフィルターを追加します。

一番上に新規レイヤーを作成し、「エアブラシ」の「柔らかめ」でキャラクターの顔や街灯部分をオレンジ系の色で塗ります。

次に、モードを「覆い焼きカラー」に変更し、透明度を調節します。今回は40%に設定します。

これで完成です!

おまけ

電球にカラフルな色を乗せてモードを「オーバーレイ」にすると、カラフルなイルミネーションを表現することもできます。

ぜひ、色々な加工を試して楽しんでみてください!

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