12.動画作業_合成とセル組み

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*この記事は日本語です。 日本語以外のサイトでは、機械翻訳されています。

本講座では日本アニメーション株式会社のデジタル動画作業のやり方を基本に、CLIP STUDIO PAINTでのアニメーション制作工程を説明していきます。


<合成で多用するキーボードショートカット>

CLIO STUDIO PAINTでの合成は、[コピー][切り取り]や「レイヤー貼り付け」を多用します。

キーボードショートカットは以下の通りです。
・[コピー]は「Ctrl + C」
・[切り取り]は「Ctrl + X」
・「レイヤー貼り付け」は「Ctrl + V」

[1]合成親用紙の作り方

「合成」があるカットでは、カットのアニメーションフォルダーを作成し、用紙作成の段階で「合成親」の用紙も作成します。

「合成親」を作成します。

①[クイックアクセス]パレットのセットリストから「動画用紙作成」セットに切り替えます。


②「新規動画セル作成」を押します。

「新規セル名」アニメーションフォルダーと、動画用紙「新規動画番号」レイヤーフォルダーが作成されます。

③[クイックアクセス]の「動画_GO1_name」を押します。

フォルダ名が「GO1」「Go0001」に変更されました。

<合成親用紙の名称について>
合成親のアニメーションフォルダー名はデジタル上では「GO1」と表記し、「GO」は大文字表記になります。
動画用紙名は「go1_0001」「go1_0002」…と表記し、動画用紙名の「go」は小文字です。

今回は、下の画像で赤で囲まれている「ランドセルと左手を含む腹部」の合成について、下記の原画で工程を説明します。

[2]セル組み

こちらのカットでは「合成親」にセル組みが発生します。
デジタル上でどのように処理するか、説明します。

山田はBセルで、「ランドセルを持った手を含む腹部」がBセルの合成親になります。
合成親を「go1_0001」にトレスすると、線で囲まれていない箇所が一部発生しました。机と腹部の境目です。
この場合机の描かれたセルからセル組みを拾います。(このカットでは机はAセルの「a0001」に描画されています。)


①[クイックアクセス]パレットのセットリストから「動画作成」セットに切り替えます。


②[投げなわ選択]ツールでセル組みに使用する線を囲みます。
「a0001」に描かれた机の黒い線を選択したいので、[レイヤー]パレットから「a0001」の「Black」のレイヤーを選択し、[投げなわ]でセル組みに使用する線を囲みました。
※色トレス線を選択したい時は、「Red」「Blue」「Green」それぞれのレイヤーを選んでくさい。


③[投げなわ選択]ツールで選択した線を[コピー]します。


④「a0001」の線がコピーできたら、机の部分が描かれた「A」セルが表示されたままでは分かりにくいので、[レイヤー]パレットで「A」セルは非表示にします。


⑤次に[レイヤー]パレットから「セル組み」を貼り付ける先の「動画用紙」を選択します。ここでは合成親に貼り付けたいので、 [レイヤー]パレットから動画用紙「go1_0001」を選択します。


日本アニメーション株式会社では、デジタル動画のセルクミは仕上げ工程で修正を加える可能性を考慮して、色トレス線「Green」に貼り付けします。

⑥[アニメーションセル]パレットから「Green」レイヤーを選択します。


⑦「レイヤー貼り付け」を押します。
「Green」レイヤーに先ほど[コピー]した線が「レイヤー貼り付け」されました。


⑧必要な線より少し大きな範囲で線をコピーしたので、セル組みに必要ない線は「NA_消しゴム」や[投げなわ選択]+「消去」を使用して消してしまいます。

【POINT】
セル組みのあるカットを提出する際には「go1_0001にa0001とセル組みあり」「b0001~b0007にa0001とセル組みあり」など、どのセルとどのセルにセル組みが発生するのか、仕上げさんに明確に伝えられるよう、カット袋にメモを貼り付けて提出してください。

[3]線合成

①線合成の場合は、まず「GO1」の動画用紙「go1_0001」に、合成親となるランドセル部分をトレスします。


②合成子になるBセルの「b0004」のトレスをします。
先ほどトレスした、合成親用紙の動画用紙「go1_0001」の黒線をコピーして、動画用紙「b0004」の、黒線と違う色のレイヤーに貼り付けておきます(ここでは青線)。
※こうすると動画を作成する時「合成親」と線がしっかり吸着するため、仕上げ担当の方が合成しやすくなります。

③合成以外の部分は通常通り黒線として「Black」レイヤーにトレスしましょう。

【POINT】
書き出し時に「Blue」レイヤーの青線を非表示にするか、線を消去しておけば、貼り付けした合成部分は書き出しされません。


④他の合成子も同様に「合成部分」を色トレス線に貼り付けて作業します。


⑤合成伝票は紙の時と同じように作業してください。
このカットでは「go1_0001+b0004’~b0008’=b0004~b0008」となります。
合成親と数字の「’」ダッシュは赤文字で記入すると分かりやすいです。メモに書いて、タイムシートに貼り付けておいてください。

[4]面合成

①面合成にする場合は仕上げ担当の方が色を塗れるように、色トレス線で絵を囲んで閉じるようにします。
また、セルばれを考慮して合成親を作成してください。


②「合成親」と「合成子」の間に「セル組み」が発生する場合は、「合成親」から「セル組み」を[コピー]して、「合成子」の「Green」レイヤーにセル組みの線を貼り付けします。

[5]BG組み、BOOK組み

BG組み、BOOK組みのレイヤーは「新規セル作成」で作成した「新規セル名」を「KUMI」、「新規動画番号」を「kumi0001」に変更し、使用してくだい。
([フォルダー][レイヤー]の名前をダブルクリックすることで名称を変えることができます。)
フォルダーを作成したら、「kumi0001」を描画できるようにするためにタイムラインにセル指定してから使用します)


BG組み、BOOK組みの組線は「Green」レイヤーに描画します。


BOOKと被るセルを描画する際はBG組み、BOOK組みの下まで大きく描画して仕上げで色を塗る時に
色が塗もれしないようにしっかり線で閉じます。
※BOOK組みやBG組みはあくまであたりであり、ぴったりまで作画した状態ではセルばれの危険性が高くなります。そのため、動画時には少し大きめに描くことが基本です。


アニメーション書き出しする際に忘れず「KUMI」フォルダーも「書き出し」しましょう。

[6]ブラシ処理

ブラシの指定が原画にある際は、ブラシ用の「セル」アニメーションフォルダーと「動画用紙」を作成します。

①[クイックアクセス]を「動画用紙作成」セットに切り替えてください。


②[クイックアクセス]から「新規動画セル作成」を押します。
[レイヤー]パレットに「新規セル名」フォルダー「新規動画番号」レイヤーが作成されました。


③「新規セル名」アニメーションフォルダー、「新規動画番号」レイヤーフォルダーの名称部分をダブルクリックして、それぞれの名称を変更します。
日本アニメーション株式会社ではブラシを「セル名+br」で表記します。
Aセルのブラシであれば、「新規セル名」は「Abr」、「新規動画番号」は「abr0001」とします。
※全て半角英数字です。また、大文字と小文字の違いにも注意しましょう。


④動画用紙を作成したら、忘れずに[タイムライン]にセル指定をします。
※セル指定をしないと動画用紙に描画することができません。


⑤こちらの原画では、まる子の手にかかる赤い線がブラシ処理になります。この線を「Abr」セルに描画します。

ブラシの線には「Green」レイヤーを使用します。

⑥「abr0001」に、ブラシの線を描画しました。

⑦Aセルの「a0001」には、まる子の身体を描画しました。


⑧ブラシ処理がある場合は、合成と同じように合成伝票を書きます。
合成親となるAセルは赤字で記入すると分かりやすくなります。

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