13.書き出し+ムービー書き出し

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*この記事は日本語です。 日本語以外のサイトでは、機械翻訳されています。

本講座では日本アニメーション株式会社のデジタル動画作業のやり方を基本に、CLIP STUDIO PAINTでのアニメーション制作工程を説明していきます。


CLIP STUDIO PAINTでは、仕上げ担当の方にデジタル動画を渡す際に[アニメ―ション書き出し]という機能を使い、線を2値化させます。
今回はその手順を説明します。

[1]書き出し

動画がすべて割り終わって、動画検査の方のチェックが終わったら[アニメ―ション書き出し]をします。


■1.書き出し前の確認

書き出しする前に「セル」アニメーションフォルダーが全て表示されていることを確認します。書き出しする必要のないフォルダーは、すべて非表示にします。

クミ線があるカットで「KUMI」フォルダーを作成した場合は「KUMI」フォルダーも書き出しできるように、表示させます。

作業時に必要だった「ORIGINAL」フォルダーは書き出し時には必要ないので非表示にしておきましょう。
(表示のままで書き出し後に、書き出された「ORIGINAL」フォルダーを削除する形でも構いません。「ORIGINAL」フォルダーは書き出し時には必要ないフォルダーであることを理解しておきましょう。)



■2.書き出しダイアログの設定

①メニューバーを表示し、[ファイル]メニュー→[アニメーション書き出し]→[アニメーションセル出力]を選択します。


[アニメ―ションセル出力]ダイアログが表示されます。

②各項目を以下のように設定します。
・[参照]をクリックして、[書き出し先のフォルダー]を指定します。
・[出力フォルダー名]は作品ごとに統一しましょう。ちびまる子ちゃんでは「Cm#話数cカット数」です。
・[ファイル名]を[セル名]、[ファイル形式]を[tga]、[出力範囲]を[作画フレーム]にします。
・[下書きを出力する]、[PaintMan向けに出力]にチェックを入れます。


③最後に線幅の[プレビュー]を押します。


④表示される[線幅プレビュー]ダイアログで、書き出し時の[線幅]を調整できます。
ダイアログの右下[プレビュー対象]から線幅確認の基準にしたいセルを選択します。

⑤[線幅]の数値を動かすとプレビュー上で線の幅が変わります。
書き出し時に線が途切れないような数値に設定して右上の「OK」を押します。

「ちびまる子ちゃん」では太めの線を書き出しで必要とするため今回は線幅を200に設定しました。
書き出しの線幅がどれぐらいなのか、仕上げ部の方ともよく話をして作品やキャラクターの大きさごとに線幅の値を決めておくと良いでしょう。
(仕上げ注意事項にスキャン時の2値化画像がどのような線幅なのか示してある場合もあります。その場合はその線幅に近づけた数値で書き出しましょう。仕上げ注意事項をあらかじめもらっておくのもよいかと思います。)


⑥設定が終わったら[アニメーションセル出力]ダイアログの[OK]を押すと、出力が開始されます。

「書き出し」が終了しました。


⑦ちゃんと書き出しされているか、先ほど書き出し先に指定したPC上のフォルダーを確認します。


書き出ししたフォルダーの中には、カット内のセル名のフォルダーがそれぞれ作られています。

⑧各セルのフォルダーを開いて、フォルダー内に書き出されている動画枚数が間違いないか確認してください。


⑨確認出来たら、[TraceMan]で前もってスキャンした同カットの「LO」のフォルダーをコピー&ペーストします。

【POINT】
デジタル動画で仕上げ部に渡すデータとして必要なのは「各セルの動画」以外に「レイアウト」「撮影指定」「クミ線」があります。
カット袋をもらったら必ず中身を確認してどの紙をスキャンするべきか確認してください。(「撮影指定」「クミ線」はカットによってはありません)
デジタル動画を作成する前のスキャンの際に必ず「レイアウト」「撮影指定」「クミ線」「原画」を同じ位置でスキャンしてデータにしておきましょう。
撮影部の方がスキャンされた「LO」をもとにフレームを合わせ、「動画」を撮影します。
それぞれ画像のスキャンされた位置がバラバラだとのちの工程で位置合わせの手間が発生するのでスキャン時に配慮するのが得策です。
「LO」「撮影指定」「クミ線」のデータは必ず最後に「動画」と一緒に提出しましょう。

以上で書き出しフォルダーの作成は終了です。
指定の共有フォルダー内に提出したら、デジタル動画作業は終了になります。


<PaintManとの連携を確認する>

CLIP STUDIO PAINTで書き出しした「a0001」tgaファイルをPaintManで開いてみましょう。

[レイヤー]パレットの上部で、「a0001」という名称の線レイヤーと[外部用(編集不可)]という名前の影指定レイヤーに分かれて表示されます。

さらに「a0001」 線のレイヤーは[レイヤー]パレット下部で[主線プレーン](実線)と[彩色プレーン](色トレス線)に分かれます。

外部用(編集不可)の彩色プレーンは「PaintMan」でのみ認識されるレイヤーです。
ほかのソフト(Adobe After Effects、Photoshop)では表示されませんのでこのデータに彩色を行い、そのままデータを後の工程に渡すことができます。色を塗る際は色トレス線が描かれている「彩色プレーン」を使用しましょう。

[2]ムービー書き出し

ムービー書き出しを選択すると、AVIかMP4形式で書き出しすることができます。


■1.書き出し範囲の設定

ムービー書き出し時には範囲の設定を確認する必要があります。
カットフォルダー作成時に指定した[作画サイズ]範囲にはムービー書き出しが反映されません。
ムービー書き出しに反映されるサイズは[基準サイズ]の範囲になります。

もし、[基準サイズ]だけでなく作画したキャンバス全体をムービー出力したい場合は設定を変更しましょう。
①画面上部メニューバー[ページ管理]から[ページの基本設定を変更]を選択します。
②[ページ基本設定を変更]ダイアログが表示されました。こちらの[基準サイズ]の幅と高さをムービー書き出しさせたい数値に変更してください。

今回の講座の例で説明すると、この講座ではカットフォルダー作成時に[基準サイズ]を100Fの1600×900、[作画サイズ]は110Fの1700×960で作成しました。
[表示]メニュー→[トンボ・基本枠]を表示させた状態で青枠の外側は[作画サイズ]となるため、ムービーの書き出し範囲に適用されず、青枠の中[基準サイズ]だけがムービー出力されます。
そのため青枠の外側まで作画していた場合、絵が切れてしまう事になります。


青枠の外側までムービー書き出ししたい場合は、[ページ管理]メニューから[ページの基本設定を変更]を選択し、[基準サイズ]を[作画サイズ]と同じ1700×960に設定します。



■2.ムービー書き出し

①メニューバーを表示し、[ファイル]メニュー→[アニメーション書き出し]→[ムービー]を選択します。


②保存場所を指定し、[ファイル名]に[セル名]を入力し、 [ファイルの種類]を選択して[保存]を押します。


③[ムービー書き出し設定]ダイアログが表示されるので、[拡縮設定]と[フレームレート]を入力します。

[拡張設定]の幅と高さは、[基準サイズ]と同じ値を入力してください。
[フレームレート]には24と数値を打ち込みます。

【POINT】ムービー書き出し時のフレームレート設定
ムービー書き出し時のフレームレート設定はデフォルトで「30」に設定されています。フレームレートとは1秒に何コマであるかという設定です。
[新規]ダイアログでのカットフォルダー作成時にフレームレートを「24」と設定していても、ここで「30」の設定にしてしまうと、ムービー書き出し時のタイミングが異なってしまします。必ず「24」と変更してください。

④[OK]を押すとムービーが書き出しされます。

書き出しした動画は、QuickTimeやMedia Playerなどで再生できます。

※ムービー書き出しには[下書きレイヤー]に指定した「Shadow」レイヤーは書き出されません。


<「Shadow」レイヤーをムービー書き出しに反映させる手順>

「Shadow」レイヤーをムービー書き出しに反映させるためには、各動画用紙の「Shadow」レイヤーから個別に[下書きレイヤー]設定を解除する必要があります。

①[アニメーションセル]パレットで「Shadow」レイヤーを選択して、[レイヤー]パレット上部のプロパティバーから[下書きレイヤー]のチェックを外します。
※[下書きレイヤー]のアイコンが表示されていない場合はパレットの横幅を広げると、隠れているアイコンが表示されます。


②同じように、書き出しに反映させたい動画用紙すべての「Shadow」レイヤーの[下書きレイヤー]設定を外します。

この手順を踏んだファイルは、ムービー書き出し時に「Shadow」レイヤーも出力されるようになります。

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