ツヤツヤした髪の塗り方
入り抜きが細くなるペンを使用して髪を塗る方法を説明していきたいと思います。
1.ペンの作成
まずは入り抜きが自動で細くなるペンを作成していきます。
スパナアイコンをクリックしてデフォルトの丸ペンのサブツール詳細を開きます。
入り抜きの項目をクリックします。
ブラシサイズにチェックをいれ、最小値を1にします。
指定方法は長さ指定にします。
入り、抜き共にチェックをいれてスライダーを一番右まで移動させます。
速度による入り抜きのチェックを外した状態にします。
(画像の状態)↓
これでペンの設定は完了です。
この設定のまま紙のアイコンをクリックして「サブツールの複製」画面を出します。
ペンの名前は「髪ツヤ用ペン」にしました。
これで入り抜きが細くなるペンが完成しました。
このペンを使うと筆圧を意識しなくてもエッジのきいたツヤが描けるので髪を塗る作業が楽になると思います。
同じような手順で入りが細くなるブラシと抜きが細くなるブラシも作ります。
入りが細くなるブラシは抜きのチェックだけ外します。
(画像の状態)↓
抜きが細くなるブラシは入りのチェックだけ外します。
(画像の状態)↓
これでペンの作成は終了です。
(画像は左から右へ線を引いたもの。)↓
1髪ツヤ用ペン
2入りが細くなるペン
3抜きが細くなるペン
2.下塗りをする
まず【塗りつぶし】ツールを使用して塗っていきます。
大体塗れましたがまだ毛先などに隙間がある状態なので塗り残しを塗ります。
下塗りレイヤーの下に新規レイヤーを作成し青を塗ります。
線画レイヤーの不透明度を下げます。
これで塗り残しがわかりやすくなったと思います。
【隙間なく囲って塗るツール】を使用して塗り残しを塗ります。https://assets.clip-studio.com/ja-jp/detail?id=1643346
塗るときは線画レイヤーにチェックを入れておきましょう。
しっかり塗れました。
これで下塗りは完了です。
3.前髪を塗る
まず前髪を塗っていきます。
「入りが細くなるペン」を使い髪の影を塗っていきます。
影は下塗りよりも暗い色で塗っていきます。
つむじを意識して塗るといいと思います。
また短い影と長い影を組み合わせて塗ると綺麗だと思います。
・青い丸で囲ってある方が影の長さを一定にした図
・赤い丸で囲ってある方が影の長さに長短をつけた図
髪の影が塗れました。
下塗りよりも明るい色で髪のツヤを塗っていきます。「髪ツヤ用ペン」を使い塗っていきます。
前髪部分が塗れました。
4.後ろ髪を塗る
次に後ろ髪を塗ります。
「髪ツヤ用ペン」「入りが細くなるペン」「抜きが細くなるペン」を使用して影やツヤを塗っていきます。
前髪部分のツヤは明るい色で塗りましたが後ろ髪の方は暗い色で塗ってあります。
明るい色のツヤは華やかな印象に、暗い色のツヤは落ち着いた印象になるので好みの方を選ぶといいと思います。
ツヤのみだと物足りないのでデフォルトの丸ペンで細い影もいれておきます。
ツヤが塗れたら新規レイヤーを作成し乗算モードで奥の髪を塗ります。
こうするとメリハリが出ると思います。
(赤丸で囲ってある色が使用色です。)
最後に線画レイヤーの色を変えます。
髪の線画レイヤーの上に新規レイヤーを作り「下のレイヤーでクリッピング」をクリックします。
茶色を塗ります。これで線が少し馴染んだと思います。
クリッピングを外した状態↓
(線画色そのまま→変更後)↓
5.完成
完成しました。
これで今回の講座は終了です。
ここまで読んでくださりありがとうございました!
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