少女漫画の目のデザイン

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はじめに

ここでは、「少女漫画」の目のデザインについて解説していきます。

「漫画」の目

日本の漫画は、紙の雑誌を見るとモノクロが主流です。モノクロでは、カラーイラストとは違う表現のし方が必要になってきます。「目」の描写もそのひとつです。

「少女漫画」の目

目の部位というと、まぶた、まつ毛、白目、瞳(虹彩や瞳孔など)、そのほかが存在すると思われますが、少女漫画では多くの場合それほど「本物」と同じようには表現しません。「誇張」や「省略」が強いのです。
この画像の2パターンはよく見る形態だと思います。

モノクロで瞳の繊細な様子を表したい場合、よく使われるのが「たくさんの斜線のまとまりを角度を変えて掛け合わせる」という方法です。
そして、少女漫画では「目頭」は通常描(えが)きません(幼年向けだと特に、だと思われます)。「目じり」は場合によります。
現実には存在しない「たてながの目」も、いわゆる「かわいい」を演出するためによく用いられます。

つり目たれ目猫目

少女漫画の「瞳」は、「完全な楕円」や「真円」ではない、「たまご型に近い形」や「少し四角寄りな形」も存在しますが、ここでは楕円や円の瞳をそれぞれ「つり目・たれ目・猫目」に見えやすくするまぶたのラインの位置を簡易的に早見表にしてみました。

瞳孔の誇張

本来の「瞳孔」は見る光の強さによってサイズが変わるはずですが、漫画などではその外見的サイズを誇張することでキャラクター性などを表現できます。一般に、瞳孔が大きくデザインされたキャラクターのほうがそのキャラクターに温かみを感じやすいといわれるようです。過度でなければ、でしょうが。

ハイライトの位置など

おもに「目が光を反射していること」を表すときに用いられる「ハイライト」ですが、その位置や大きさでも印象が大きく変わってきます。

たまに「ハイライトであるはずの白い部分にくぼみのようにカゲがつけられている目」を見かけますが、「ハイライトにカゲ」はつやベタの髪などでも見かけるいわば「個性」のひとつなのかもしれません。

他にもこんな目

「瞳の輪郭」との間に隙間を作っているパターンです。

今時な目

グラデーション(トーン)を組みこむ、など。

カラーイラストでの写実的な目もキレイですが、色の制限のなかで工夫した結果も美しいと思えます。

おわりに

ながながとおつきあいくださってありがとうございました。
需要の少ない話だったかもしれませんが、どなたかのお役に立てたなら幸いです。

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