スマートフォンを片手入力デバイスにしよう!

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ClipStudioOfficial

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CLIP STUDIO PAINTをインストールしたスマートフォンと、パソコン(Windows/macOS)やタブレットのCLIP STUDIO PAINTを使用すると、スマートフォンがコンパニオンモードに切り替わります。コンパニオンモードとは、CLIP STUDIO PAINT専用の片手入力デバイスとして使用できる機能です。スマートフォンから、接続したパソコンやタブレットにインストールしたCLIP STUDIO PAINTを操作できます。

 

コンパニオンモードに使用するスマートフォンは、CLIP STUDIO PAINTのスマートフォン版を契約していなくても、アプリをインストールするだけで使用できます。

準備

まず、スマートフォンと描画に使用したいパソコンやタブレットに、CLIP STUDIO PAINTをインストールします。

インストールが終わったら、同じルーターやアクセスポイントを使用したネットワーク環境に接続します。なお、Wi-Fi Directを使用した接続はできません。

本体側の手順

1.本体のCLIP STUDIO PAINTを起動します。

 

2.コマンドバーの[スマートフォンを接続]をタップしてQRコードを表示します。

 

【POINT】

初めて[スマートフォンを接続]をオンにした場合は、初回はセキュリティソフトやOSによる確認のメッセージが表示されることがあります。スマートフォンを接続するには、通信を許可してください。

 

スマートフォン側の手順

1.スマートフォンのCLIP STUDIO PAINTを起動します。

 

2.ライセンス認証画面で[はじめる]をタップします。

 

3.[メニュー]→[コンパニオンモード]をタップします。

 

4.確認画面で[QRコードを読む]をタップします。

 

5.カメラ起動後、本体に表示されているQRコードを読み込みます。

 

6.スマートフォンのCLIP STUDIO PAINTがコンパニオンモードに切り替わり、本体のCLIP STUDIO PAINTに接続されます。

 

【POINT】

コンパニオンモードは、無料版の時間制限に関係なくご使用いただけます。ただし、キャンバスを表示したまま、コンパニオンモードに切り替えると、コンパニオンモード使用時も、使用時間としてカウントされます。

 

 

コンパニオンモードの接続方法について、詳しくは以下で解説しています。

 

コンパニオンモードを使用する

初めてコンパニオンモードに切り替えたときは、スマートフォンにクイックアクセスが表示されます。

クイックアクセスでは、接続先の[クイックアクセス]パレットと同じ機能が表示されます。各機能のボタンをタップすると、接続先のCLIP STUDIO PAINTに対して操作を行えます。

クイックアクセスの[鉛筆]をタップすると、接続先のCLIP STUDIO PAINTで[鉛筆]ツールが選択されます。

 

[クイックアクセス]には、[鉛筆]のほかにも、さまざまなサブツールを登録できます。

クイックアクセスに表示する機能は、コンパニオンモードの[クイックアクセス設定]をタップすると、描画に使用するパソコンやタブレット側で設定を行えるようになります。詳しい設定方法については、次の講座を参照してください。

 

【POINT】

CLIP STUDIO PAINTの画面(UI)の色は濃色・淡色に変更できます。

画面左上のメニュー→[アプリ設定]→[環境設定]→[インターフェース]で色の濃さを調整できます。

※この記事の画像は濃色に設定された状態になっています。

 

機能を切り替える

コンパニオンモードは、クイックアクセスのほかにも、さまざまな機能を使用できます。画面の下側にあるモードボタンで機能を切り替えられます。

スマートフォンを横方向にしている場合は、画面の左側にモードボタンが表示されます。

 

【POINT】デバイスのサイズによって、モードボタンがすべて表示されていないことがあります。モードボタンの列を左にスワイプすることで、隠れているボタンを表示できます。

 ①クイックアクセス

接続先のCLIP STUDIO PAINTで[クイックアクセス]パレットに登録した機能を使用できます。使用方法については、『コンパニオンモードを使用する』を参照してください。

 

 ②カラーサークル

[カラーサークル]パレットと同様の操作で、色を選択できます。下のスライダーで、選択しているツールの不透明度やブラシサイズを設定できます。

 

 ③ジェスチャーパッド

タブレットやスマートフォンと同様のタッチジェスチャーを使用して、キャンバスの操作を行えます。シングルスワイプでキャンバスの位置を移動したり、二本指でタップして操作を取り消したりできます。詳しくは画面の説明を参照してください。

また、下のボタンを使用すると、キャンバスの表示を切り替えられます。

左から、[表示位置リセット]・[100%]・[回転をリセット]・[フィッティング]・[全体表示]・[左右反転]・[上下反転]です。

 

 ④サブビュー

ほかの画像を読み込んで、色を選択したり、参考にしたりできます。画像の下には、読み込んだ画像から色を抽出したボタンが作成され、色を選択できます。

サブビューに画像を読み込むには、[読み込み]をタップし、ファイルを管理するアプリから、画像を選択できます。[カメラ]をタップすると、スマートフォンのカメラが起動して、撮影した写真を読み込めます。

 

サブビューには複数の画像を保存できます。画像の表示を切り替えたいときは、[前の画像へ]と[次の画像へ]をタップして切り替えます。保存した画像を削除したい場合は、[クリア]をタップします。

[画像をキャンバスで開く]をタップすると、CLIP STUDIO PAINTのコンパニオンモードが終了します。サブビューで表示している画像が、スマートフォン版のCLIP STUDIO PAINTで編集できるようになります。

 

 ⑤色混ぜ

描画エリア上で筆や色混ぜツールを使って色を作成して、スポイトで色を取得できるパレットとして使用できます。

詳しい使い方は、以下で解説しています。

 

 ⑥Webtoonプレビュー

Webtoonプレビュー機能を使用すると、作成中の Webtoon作品をスマートフォンでプレビュー表示できます。Webtoonだけではなく、複数ページ作品、1枚のイラストもプレビュー表示可能です。

詳しい使い方は、以下で解説しています。

 

 ⑦モード切替

モード切替機能を使用すると、[Shift]や[Ctrl](macOSでは[command])、[Alt](macOSでは[option])などの修飾キーと同様に、選択中のツールの機能を拡張できます。

ボタンを押した時に使える機能が表示されており、すぐに機能が選べます。

[ペン]ツールなどの描画ツールを選択しているとき、[Shift]キーで直線描画、[Alt]キーでスポイトツールへの切り替え、[Ctrl]+[Alt]でブラシサイズの変更などがボタンとして表示され、ボタンを押している間は機能を切り替えて使用できます。

修飾キーで設定できる項目が多い[ベジェ曲線]サブツールは、描画中に[Shift]で角度の刻み、[Ctrl]で制御点の編集、[Alt]で角の切り替え、など、便利に活用しながら作画できます。

 

 ⑧設定

コンパニオンモードのモードボタンの配置やクイックアクセスのセットリストの表示方法など、コンパニオンモード操作時の設定を行えます。

 

コンパニオンモードを終了する

[閉じる]アイコン、または[サービスメニュー]・[作品管理]・[素材管理]・[通信管理]のいずれかを選択すると、コンパニオンモードが終了します。

 

 

再接続する

描画に使用するパソコンやタブレットのCLIP STUDIO PAINTを起動したあと、スマートフォンのCLIP STUDIO PAINTを起動します。作品管理画面が表示されたら、[コンパニオンモード]をタップします。

スマートフォンのCLIP STUDIO PAINTに編集中のキャンバスが表示されている場合は、キャンバスを閉じてから、作品管理画面を表示します。

この方法で接続できない場合は、再度、描画に使用するパソコンやタブレットのコマンドバーの[スマートフォンに接続]をタップして、QRコードを表示し、スマートフォンと接続してください。

 

 

 

【POINT】

キャンバスを表示したままでも、コンパニオンモードに切り替えられますが、コンパニオンモード使用時も、無料版の使用時間としてカウントされます。編集中のキャンバスを閉じてから、コンパニオンモードに切り替えることをおすすめします。

 

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