情報パレットの使い方
CLIP STUDIO PAINT Ver.2.1.0対応
[情報]パレットは、システムのメモリの負荷率や、座標などの情報、作業時間を表示するパレットです。
表示される情報
①システム
システム全体のメモリ負荷率です。
現在使用しているデバイスの実装メモリ量のうち、すべてのアプリケーションが使用しているメモリ量の割合となります。
この値が100%に近づくと、動作が重くなるなどパフォーマンスが低下します。ほかに起動しているアプリケーションを終了させると、負荷率が低くなり、パフォーマンスが改善される場合があります。
②アプリケーション
アプリケーションのメモリ負荷率です。
CLIP STUDIO PAINTが使用できるメモリ量のうち、CLIP STUDIO PAINTが現在使用しているメモリ量の割合となります。
この値が100%に近づくと、動作が重くなるなどパフォーマンスが低下します。不要なキャンバスを閉じたり、PRO/EXは[編集]メニュー→[メモリをクリア]を実行すると、パフォーマンスが改善される場合があります。
Windows/macOS/iPad/iPhoneの場合は、[環境設定]ダイアログ→[パフォーマンス]の[アプリケーションへの割り当て]の値を増やすと、CLIP STUDIO PAINTが使用できるメモリ量が追加され、動作が軽くなる場合があります。
ただし、メモリを使いすぎるとシステムによるアプリの停止やデバイス全体の動作が不安定になる場合があります。
③座標情報
キャンバス上のカーソルの位置が、座標(X・Y)の値で表示されます。
④長さ情報
四角や円など図形を描くときや、選択範囲の作成時に、図形の幅(H)・高さ(V)・対角の長さ(L)の値が表示されます。
⑤作業時間(Ver.2.1.0以降)
キャンバスごとに作業時間を計測し、表示します。また、clipファイルには作業時間の記録が保存されます。
CLIP STUDIO PAINTがバックグラウンド状態になっている時間や他のキャンバスの操作を行っている時間、一定時間操作がない時間などは、作業が一時中断されていると判断し、当初操作していたキャンバスの作業時間として記録しません。
Ver.2.1未満の環境から引き継いで制作した作品の場合、Ver.2.1未満の環境で制作した時間は記録されません。
作業時間の設定
作業時間の表示は[情報]パレットのメニューから切り替えられます。
また、作業時間はCLIP STUDIOの作品管理画面をリスト表示にすることでも、確認できます。
Ver.2.1.0以前に作成していた既存の作品データでは、時間の表示は行われません。
また、クラウド機能を利用して作品を編集・保存した場合は「更新あり」と表示されます。
作業時間の長さでソートを行うことも可能です。
「更新あり」表示の場合も、時間表記された場合でのソートとなります。
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