共同作業機能を使おう【EX】

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ClipStudioOfficial

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[共同作業]機能とは、複数ページの作品に対して、複数ユーザーで共同作業を行うための機能です。

※この機能は、タブレット版・スマートフォン版では利用できません。

 

Ver.1.10.10から、インターネット経由でCLIPクラウドにアップしたひとつの作品ファイルを複数のユーザーがぺージごとに編集できる[チーム制作]機能が利用できます。

[チーム制作]機能はタブレット版・スマートフォン版などの全デバイスで使用できます。

詳しい使い方は、以下をご覧ください。

 

 

 

■どういう場合に使うの?

 

マンガをメインで執筆する人と、作業を手伝うアシスタントが同時に作業を進行できます。

メインの執筆者が線画を描き終えたページにアシスタントが背景を描き足していき、また別のアシスタントがトーンを貼っていく…という流れ作業をすることができます。

 

1ページずつのページファイル(.clip)をファイル共有サービスやメールなどで受け渡して作業を分担すると、同じファイル名のページファイルが増えてしまい、トラブルが起きがちです。ファイル破損の原因にもなります。

[共同作業]機能を使用すると、手違いで上書きしてしまう事故が起こりにくくなります。

 

詳しい使い方は、以下のページをご覧ください。

 

共同作業機能に必要な設定

■各ユーザーの環境を確認する

 

共同作業機能をお使いになる前に、各ユーザーの環境を必ず確認してください。

·Windows環境に共同作業データを保存している場合、Mac OS X 10.9のコンピューターから共同作業機能はご利用いただけません。

·macOS環境に共同作業データを保存している場合、Windowsのコンピューターから共同作業機能はご利用いただけません。

 

 

 

■管理者と利用者

 

共同作業のファイル設定をした人が「管理者」となります。

管理者から連絡を受け、指定されたファイルを取得して作業をする人は「利用者」となります。

 

 

 

■あらかじめ決めておこう!

 

・共同ファイルの保管場所を決め、作業者全員がアクセスできるか確認しておきましょう。

・アプリ上で、それぞれが使用する名前を決めておきましょう。

 

共同作業の流れ

①共同作業を行うには、「管理者」のユーザーが、ネットワークサーバーや共有フォルダーなどに、作品フォルダーを「共同作業データ」としてアップロードします。

 

②作業を行う「利用者」のユーザーは、共同作業データを取得して、各自のコンピューターに「作業フォルダー」を作成します。

([ページ管理]メニュー→[共同作業]→[共同作業データを取得])

 

③各ユーザーは、作業フォルダー内のページファイルを編集します。

 

④編集作業完了後、ネットワーク上にある共同作業データに各利用者の編集内容を反映します。

([ページ管理]メニュー→[共同作業]→[共同作業データに変更を反映])

 

管理者が共同作業データを作成する

①共同作業を行いたいページ管理ファイルを開きます。

 

②[ページ管理]メニュー→[共同作業]→[共同作業データを準備]を選択します。

③[共同作業データを準備]ダイアログの各項目を設定します。

 

・[共同作業データを作成する場所]…利用者がアクセスできる場所を指定します。

 

・[作業担当者に設定されたファイルしか開けない]

チェックを入れると、利用者は担当ページのみ開くことができるようになります。

 

・[共同作業データに上書きしない]

チェックを入れると、利用者が共同作業データに直接上書きできなくなります。

利用者が[共同作業データに変更を反映]を行うと、共同作業フォルダー内に新規フォルダーが作成され、そこに編集したページがコピーされます。

管理者が[作業フォルダーを更新]を行うと、利用者が編集したページが競合ファイルとして読み込まれます。

管理者は、[競合を解消]を実行し、利用者の編集した内容が共同作業データに反映されるよう設定します。

また、管理者だけが、担当者の指定や解除を行えるようになります。

 

④設定後、[OK]を選択すると、共同作業データがアップロードされます。

 

共同作業データの管理方法

■A.ページごとに担当する

 

管理者が、利用者の編集できるページと編集内容の反映をすべて管理する方法です。

 

複数人で一つの作品を制作するときに、ページごとに担当を決めて作業できます。

担当以外のページは作業できないようにロックをかけることができるので、作業の重複や、間違って担当外のページを作業してしまうミスを防げます。

利用者が作業ファイルを共同ファイルに反映させる際、コメントを残せるので、ログから進捗の確認ができます。

 

[共同作業データの準備]ダイアログで、以下のように設定します。

・[作業担当者に設定されたファイルしか開けない]:オン

・[共同作業データに上書きしない] :オフ

 

 

 

■B.工程ごとに担当する

 

管理者が、利用者の編集できるページを制限せず、「競合」が発生した場合に解消する管理方法です。

 

複数の利用者が同時に同じページにアクセスして別工程の作業を担当できます。

その場合、共同作業データに反映しようとしたときに「競合」が起こります。

それぞれの変更を1つにまとめ、共同作業データを適切な状態に整理する必要があります。

 

・[作業担当者に設定されたファイルしか開けない]:オフ

・[共同作業データに上書きしない]:オン

 

【POINT】管理者による競合の解消

ひとりの利用者が作業を行った場合は、そのデータを正式なデータとして反映させればよいのですが、作業した人が複数になるとレイヤーの移動などで整理をして、管理者が正式なデータを作る作業が必要です。

 

①[ページ管理]メニュー→[共同作業]→[競合ファイルを開く]を選択して、元のデータ、利用者Bさんのデータ、利用者Cさんのデータを開きます。

 

②二人の利用者の作業内容をひとつのファイルへ移動させ、適切な状態に整理します。

 

③[ページ管理]メニュー→[共同作業]→[競合を解消]を選択します。

 

④適切な状態に整理されたファイルを選択し、[OK]をクリックします。

※選択したファイル以外は破棄されます。

 

⑤[ページ管理]メニュー→[共同作業]→[共同作業データに変更を反映]を選択し、共同作業データに反映をします。

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