7.調整
塗りが終わったので、調整を行います。
まず、手前(雪/植物)、キャラクター(鬼子/陰陽師)、背景(番傘/バック)というように、ある程度レイヤーを結合してしまいます。「雪」の部分はこれから編集するので、まだまとめていません。
結合した各キャラクターのレイヤーの上に、新規で合成モード[オーバーレイ]のレイヤーを作り、以下のような色を乗せます。画像では乗せた色を統一していますが、実際には各キャラクターごとにレイヤーを作成して色を乗せています。
黄色部分は光る部分に、濃い青部分は沈む部分にと意識しながら入れていきます。
※GIFアニメ
キャラとの境や前景との境を分かりやすくするため、下部分にブラシで効果を入れます。合成モード[スクリーン]のレイヤーを作成し、青灰色を入れて不透明度を下げました。
※GIFアニメ
雪の寒い日で吐く息も白いだろう、という事で口の周辺にぼわっとした息を入れました。
臨場感を出すために「雪」をいくつかぼかします。
ぼかす「雪」のレイヤーを選択している状態で、[レイヤー]メニュー→[レイヤーから選択範囲]→[選択範囲を作成]で選択範囲を作成します。ぼかさない雪は[選択範囲]ツール→[選択消し]で選択を解除します。
「雪」と選択範囲の大きさが同じだと背景となじんだ自然な感じでぼかすことができないので、[選択範囲]メニュー→[選択範囲を拡張]で選択範囲を拡張します。
[フィルター]メニュー→[ぼかし]→[ガウスぼかし]を選択し、ダイアログを表示します。プレビューを見ながら数値を調整してぼかします。
※この時、レイヤーに[透明ピクセルをロック]が適用されているとうまくぼかせないので、フィルターを選択する前に必ず解除しておきます。
一番上に合成モード[覆い焼き]のレイヤーを作成し、インク飛ばしのような効果を入れます。
(下記画像の白い光る点々部分)
ブラシの設定はデフォルトの[にじみスプレー]を変更したものです。同じくデフォルトの[飛沫]でも同じような効果が出せると思います。これで「雪」を増やして、配置的におかしいなと感じたら削除して、全体的に「雪」の量を調整します。
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