ーRR作画マニュアル②ー LO〜原画編3 LO以降について
本マニュアルは ClipStudioPaint EX、東映デジタルタイムシートを使用した REVOROOT作品でのデジタル作画手引書です
◆◆◆演出作監のスタイル◆◆◆
このように修正フォルダをだんだんのせていきます。
①LO演出
ムービーとして成立させるというのが演出の業務目的になります。
芝居を足したり、抜いたりするときは、タイムラインにも反映させてください。
絵で指示をいれるときはこのように修正用紙フォルダを範囲内だけ作成してこのように描き込んでください
文章、指示等は、「メモ(下書き)」のオートアクションを活用してください。
色はレイヤーカラーで変更してください。
役職に応じて色の指定が違うとより分かりやすいかと思います。
②LO作監
作監修正も同じように囲んでから修正フォルダを作成してください。
(作成してから切り抜くでもOKです)
部分修の時は、修正する部分にだけ色を置いてください。
番号の指示も不要です。
※ムービー出力したときに見えにくくならないように気を付けてください
◆◆◆実際の原画作画作業◆◆◆
①清書作業
「実際のLO作画作業 ④Lo(白)を追加して、絵を書いてゆく」
と、ほぼ同じ作業になります。
今回は清書ですので丁寧に作画をお願いします。
※作監修正等、そのまま使えそうでしたら使ってもOKです。
変形を駆使して合わせを作成してもかまいません。
ただし、分かりやすいコピペにならないように注意してください。
あくまで"原画として良くなる"ようにお願いします。
また、この後動画作業なので、線の曖昧なところ等はしっかりと描き込みお願いします。
タイムラインの並び順を入れ替えて作業する場合は作業用タイムラインを活用してください。
原画作業の後(演出作監チェック後)にアニメーションセル書き出しを行います。
②レイヤー、フォルダーの管理について
◆例1 LOのアニメーションフォルダをそのまま使って原画作業
①オートアクション「Genga(白)」で上に用紙フォルダを作成します。
修正が薄く見えるのでそのまま清書作業が可能です。
②用紙レイヤーのレイヤーマスクを選択して抜き部分を塗りつぶし消しで消す
消すとこのようにシルエットになります。
③作業が終わったらGenga(白)以外のレイヤーを非表示にしましょう。
◆例2 新規でアニメーションフォルダを作って原画作業
①元のLOは_oldフォルダーの中へ入れてください。
②元のLOをキャンバス共通ライトテーブルに登録
③新規アニメーションフォルダを作成、LOのタイムラインをコピーする。
④作業終了後、_oldフォルダーは再び非表示にしてください。
③数字、メモの記入
※基本的に見えるギリギリまで作画お願いします
すべてのセルを「タイムラインの順番で正規化」してください。
「参考」の場合、レイヤー名に半角で数字の後に「>」を足してください。
※「参考」は、番号の囲み方も〇ではなく△でお願いします。
④タイムラインにないレイヤーは不要なので削除してください。
作業用タイムライン等を作成して、連番配置をすると、不要なセルに気が付きやすいです
◆◆◆原画演出作監について◆◆◆
①原画演出
書き出ししたときに素材に不備がないかの最終確認です。
原画作監あてに修正指示等はLO演出と同じようなやり方でお願いします。
注意事項にメモの記入が合っているかどうかも確認してください。
ここで参考を挿入の指示をするときのみ「1a」など仕様を許可。
番号は記入してください。
※特に確認してほしい注意点
① 尺がテイクカードと一致しているか
② _outputにしっかりと撮影指示のメモが入っているか
③ カメラのキーフレームに合わせて撮影のタイミングが記入されているか
④ タイムライン数と原画の枚数が一致しているか
(もし、タイムラインよりも枚数が多く表示されている場合は、
不要のレイヤーが含まれているということなので削除お願いします。
②原画作監
この後アニメーションセル書き出しされてしまうので、
出来る限りは原画に直接修正を行ってください。
修正部分が多いときはこのように白に変換してください。
※番号が合っていれば修正番号は不要です。
以上が実際の作画作業になります。
こちらの仕様はCLIPSTUDIOや東映デジタルタイムシートのアップデートに対応して
変更になる可能性があります。
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