ーRR作画マニュアル①ー 基礎導入編3 全体の仕様について
本マニュアルは ClipStudioPaint EX、東映デジタルタイムシートを使用した REVOROOT作品でのデジタル作画手引書です
◆◆◆REVOROOTの作画テンプレート◆◆◆
①LO作業時のデータについて
REVOROOTではLO作業前に、コンテ撮素材が入ったCLIPデータをお渡ししています。
簡単なセル分け・カメラワーク・セリフボールドがついているデータになります。
活用してください。
atc_clipwinというオブジェクトがありますが、触らないでください。
◆_BG/A~各素材アニメーションフォルダについて
[数字]フォルダーの中にCTというコンテを切り抜いた素材が入っています。
◆セリフボールド
「S1」というアニメーションフォルダーにはセリフボールドが入っています。
[名前] セリフ がそのままシートに反映されます。
※カッティング済の場合は、必ずレイヤーロックをかけてください。
◆撮影指示(ワークタイミング)
「_satuei」フォルダーの中にはカメラ・セルワークのタイミング指示が入っています。
ワークのキーフレームに合わせて、タイミングを打ち込んでください。
※後ほど書き出す、タイムシートに反映される指示になります。
アニメーションフォルダの名前は
「■PAN」「■TU」等、頭に「■」(しかく)をつけて下さい。
セルに対する指示が複数ある場合には、
個別にわかる様「■SL(b」「■ROL(a」等、わかるように記載をお願いします。
アニメーションフォルダ内のレイヤーには
・PANやTB/TUは「A・B~」
・SLや目盛りPAN、ローリングなどは「1・2~」
・画面動は「大中小」
等、分かりやすいネーミングをお願い致します。
画面動に関しては、
撮影マーカーを素材登録して呼び出せるようにしていますので、
「_satuei」 にはこの素材を挿入してください。
詳細は「作画マニュアル②LO~原画編」を参照してください。
◆_output
「_output」の中にはPANやSL指示の画像を書いて頂きます。
詳細は「作画マニュアル②LO~原画編」を参照してください。
②テイクカードについて
00+01以前のタイムラインに仕込んだ画像の事です。
今回の仕様では別データでのタイムシートを廃止しています。
テイクカードはタイムシートのメモ欄+カット袋のような役割となっています。
テイクカードの操作に関しては、やりやすいようオートアクションを用意しています。
詳細は「作画マニュアル②LO~原画編」を参照してください。
③兼用カットの作業方法
お渡しするCLIPファイルではすでに兼用カットを組んであります。
兼用カットへの切り替えは「タイムラインの切り替え」にて行ってください。
◆作業用タイムラインの活用
最初から一つ作業用タイムライン用意しています。
↓新規で作成する場合はこのようにお願いします。
第2原画作業、または作監修正や、全体の原画を把握して作業するときは
作業用タイムラインを活用してください。
④書き出した後の状態について
今回CLIPファイルのみでのやり取りになりますが、制作工程の途中
・PSD書き出し・ムービー書き出し・XDTS書き出しを行います。
タイムラインと書き出し素材の連動は上記のような感じです。
この作業工程上、アニメーターは書き出しに関与しません。
”専門の制作”が書き出し作業を行います。
ですが、書き出しがどのように行われるかは、ざっくり と把握してください。
LO作監(演出)上がりをBG原図として「PSD書き出し」します。
原画作監上がりを「アニメーションセル書き出し」します。
XDTS書き出しとムービー書き出しは、作業工程の都度書き出しする予定です。
S1以外のアニメーションフォルダは原画欄に記入されてしまうので、
作画不要の物は「_bg」のようにアンダーバーを付けてください。
作画不要のCGのアタリ等も全部アンダーバーをつけてください。
アニメーションセル書き出しを行うまで(LO工程では)はセル番号記入不要です。
◆大判作成時
キャンバスサイズを変更でキャンバスサイズを広げてください。
この時に必ず幅と高さは「偶数」になるようにお願いします。
以上が、大まかな仕様の説明となります。
次の「RR作画マニュアル②」では
実際のLO作業時に触れる部分について詳細に説明していきたいと思います。
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