本マニュアルは ClipStudioPaint EX、東映デジタルタイムシートを使用した REVOROOT作品でのデジタル作画手引書です

◆◆◆初期設定（初めて作業する方向け準備）◆◆◆

①ワークスペースを導入しよう

CLIPSTUDIOは初期設定だとアニメーション制作に最適化されていません。

ワークスペースを登録することで、アニメーション制作になるべく最適化させたウィンドウ配置、

ショートカットキー、コマンドバーに変更が可能です。

ここから作業に応じて、さらに自ら変更を加えてもらればと思います。

環境の単位はｐxにしております。（ブラシサイズ含めるとピクセル基準のほうが効率的なので）

※すでにCLIPSTUDIOをかなり使用している方へ

　ワークスペースを登録すると、ショートカットが初期化されてしまいます。

　これから紹介するショートカットやコマンドに関しては、

　快適な作業をしていただくための必須項目のため、

　初期化を避けたいならチェックを外して手動での登録をお願いします。

 

②必須ショートカットキー

新規アニメーションセル　　　　　　 Num4

 

トラック編集

削除　　　　　　　　　　　　 　　　alt+Z &　Num6

切り取り　　　　　　　　　　　　 　alt+X

コピー　　　　　　　　　　　　　　 alt+C

貼り付け　　　　　　　　　　　　 　alt+V

 

セルを指定　　　　　　　　　　　　Num5

セルを一括指定　　　　　　　　　　テンキーのアスタリスク（*）

タイムラインの順番で正規化　　　　Num0

 

前のセルを選択　　　　　　　　　　A

次のセルを選択　　　　　　　　　　S

クリップの結合　　　　　　　　　　alt+N

クリップの分割　　　　　　　　　　alt+B

表示終了フレーム　　　　　　　　　Num3

 

前のフレーム　　　　　　　　　　　Q

次のフレーム　　　　　　　　　　　W（投げなわ選択から変更

 

トラックラベルを削除　　　　　　　Num9

中割トラックラベルを作成　　　　　Num8

逆ｼｰﾄトラックラベルを作成　　　 　Num7

 

フレームを挿入　　　　　　　　　　Num2

フレームの削除　　　　　　　　　　Num1

 

キーでセルの動きを確認　　　　　 alt+1

 

キー配置は参考です。

ワークスペースを活用しない場合は手動で登録をお願いします。（必須）

③便利なコマンドバー設定

メニューバーからコマンド操作するのは効率が悪いです。

そこでコマンドバーを活用します。

 

赤い枠で囲んでいるものは、コマンドバーもしくはクイックアクセスに登録を

してほしい項目です。あるとないとでは作業スピードがかなり変ります。

 

 

ipad版の場合

PC版と比べてコマンドバーに配置出来るアイコンの数が少ないです。そのため、必要なもの以外を間引くかクイックアクセスに登録してあげましょう。

 

コマンドバーのアイコンは　Ctrl押しながらドラッグ&ドロップをすることで移動させることができます。クイックアクセスに移動させて、いい感じのレイアウトにしていきましょう。

※不要なアイコンは削除もできます。

④選択範囲ランチャーの設定

選択範囲を指定したときに出る選択範囲ランチャーにも同様に

コマンドを追加していくことができます。

⑤オートアクションの登録

配布しているオートアクションを登録してください。

[素材]パレットからダウンロードしたオートアクションを[オートアクション]パレットにドラッグ＆ドロップで登録できます。

 

用紙フォルダはクイックアクセスに登録推奨。

他はおまけですが、オニオンスキン設定とレイヤー透明度などよく使うところだけクイックアクセスに登録すると効率的に作業できます。

 

[オートアクション]パレットは基本、REVOROOT_220627をボタンモードにしておきます。

 

オートアクションは、ボタンモードに設定することで、

クイックアクセスと同じように使用することができます。

 

もちろんコマンドバーにも登録出来ますが、オートアクションはすべて同じアイコン表示になってしまうので、どれがどれだか分からなくなりやすいです。

整理したい人は、アイコンを登録してください。

 

⑥ツールの登録

配布しているツールを登録してください。

配布ツールの使用感

サブツールにドラッグ&ドロップで登録後、クイックアクセスやコマンドバー等に登録、

使用しやすいようにお願いします。

 

ex）アニメーションでよく使う必須ツール

ブラシ、消しゴム等の描画ツール以外で、必須なツールがいくつかあります。

選択範囲ランチャーの設定やツールプロパティの設定をしたほうがいいものもあります。

 

選択範囲ツール

 

選択範囲を行うと、↓選択範囲ランチャーが出現します。コマンドバーと同じように使えます

コマンドバーのように編集できます

オブジェクト選択ツール

ツールプロパティの「透明箇所の操作」項目の「別レイヤーへの選択切り替えは」OFFにする。

レイヤー移動ツール

こちら必須ですので、扱いやすいように、クイックアクセスなどにまとめておくといいです。

（クイックアクセスは配布不可なので、各自登録をお願いします）

 

⑦クイックアクセスの登録

クイックアクセスは、コマンドバーとほぼ同じで

ツール、コマンド、オートアクションの登録が可能です。

 

配置が自由にきくのでコマンドバー以上に便利な存在です。

 

ですが、配布ができないので、自身でカスタマイズもらう必要があります。

基本的にドラッグ&ドロップで登録出来ます。

※オートアクションはボタンモードを解除する必要があります。

 

オートアクション等は、アイコンがすべて同じになってしまうので、

配布しているアイコンを追加してあげると、このように見やすくなります。

 

アイコンの追加はクイックアクセスに登録したものに右クリックしてあげると設定できます。

⑧パレット配置、パレットの固定可

扱いやすいようにウィンドウの再配置をしてください。

ドラッグ&ドロップで移動出来ます。

このように自由に再配置することが可能です。

以上で、CLIPSTUDIOの初期設定は終了です。

細かい調整等はお任せします。

 

おまけの素材集

ダウンロードする素材をまとめた素材集もあります