3Dデッサン人形を使ってみよう―ハンドポーズ変更― Ver.2.0
3Dデッサン人形の手にポーズをつける場合、指を一本一本動かすこともできますが、[1]のハンドスキャナーや[2]のハンドセットアップを使うと簡単に操作できます。
[1]ハンドスキャナーで手にポーズをつける
Ver.2.0から、手の動きを撮影しながら3Dデッサン人形の手に同じポーズをつけられる[ハンドスキャナー]が追加されました。
[オブジェクト]ツールで3Dデッサン人形を選択し、[オブジェクトランチャー]から[ハンドスキャナー(カメラ)]を選択するか、または[ツールプロパティ]パレットの[ポーズ]から使用できます。
[ハンドスキャナー]ダイアログでは、カメラに映る手の動きに合わせてリアルタイムで3Dデッサン人形の手が動きます。
[OK]をクリックするとデッサン人形の手のポーズが確定します。
Note:
ダイアログ下部に「手のひらをカメラの正面に向けてください。」などのアラートが表示された場合は、アラートにあわせて手の位置を調整しましょう。
■[ハンドスキャナー]ダイアログ
①一時停止/再開
[一時停止]を選択すると、カメラの映像を一時停止して静止画で確認できます。[再開]を選択すると、撮影が再開します。
②使用するカメラの選択
「(左右反転)」と表示されているカメラを選択すると、カメラの映像を左右反転して鏡のように撮影できます。
③右手に適用/左手に適用
デッサン人形のどちらの手にポーズを反映するかを選択できます。[右手に適用]を選択するとデッサン人形の右手に、[左手に適用]を選択するとデッサン人形の左手にハンドポーズが反映されます。
【POINT】
両手にポーズを適用したい場合は、片手にポーズを適用したあとに再度[ハンドスキャナー]を使用してもう片方の手にポーズを設定します。
[2]ハンドセットアップで手にポーズをつける
[ハンドセットアップ]は、手のひらのセットアップ画面から簡単に手のポーズを設定できる機能です。
[オブジェクト]ツールで3Dデッサン人形を選択している状態で、[ツールプロパティ]パレットや[サブツール詳細]パレットの[ポーズ]から使用できます。
■ハンドコントローラ
中央の三角形の領域内で、[+]マークの[ハンドコントローラ]をドラッグすることで、指を開いたり閉じたりできます。
■握りプリセット
[ハンドコントローラ]の下にある4つの[握りプリセット]ボタンをクリックすると、4 種類の握り方を指定できます。
■指のロック
[指のロック]をクリックすると、それぞれの指のポーズがロックされ、[ハンドコントローラ]や[握りプリセット]の操作を受け付けません。
例えば、指を開いている状態で人差し指と中指をロックし、手を握るとピースサインのポーズができます。
【POINT】
[ハンドセットアップ]や手のポーズ素材は、右手を選択している場合には右手に、左手を選択している場合には左手にのみ適用されます。手以外のパーツを選択している場合は両手に適用されます。
[3]ポーズの登録
気に入ったポーズができたら素材に登録しましょう。
名前を付けて登録すれば、いつでも好きなポーズを利用できます。また自分で作成したポーズ素材をCLIP STUDIO ASSETSで公開することもできます。
[オブジェクトランチャ―]→[素材パレットにポーズを登録]を選択します。
表示される[素材のプロパティ]に[素材名]や[素材保存先]を設定したら、右上の[OK]をクリックします。
[素材保存先]は自由に設定できますが、分かりやすいように[3D]→[ポーズ]にしておくとよいでしょう。
【POINT】
ポーズ素材の使い方については以下のTIPS「[3]ポーズを適用してみよう」をご覧ください。
3Dデッサン人形の体型の調整方法については、こちらの講座をご覧ください。
3Dデッサン人形のポーズの変更方法については、こちらの講座をご覧ください。
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