1.環境設定とブラシの準備

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ClipStudioOfficial

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▼こちらが完成イラストです。

 

・作者プロフィール:isuZu

カードイラストを中心に、書籍の挿絵・表紙等でも描かせて頂いています。 食べ物を描くのが大好きです。

 

[1] 作業環境

はじめに、CLIP STUDIO PAINTでの作業環境をご紹介します。

 

 

 

■新規キャンバスの作成

 

[ファイル]メニュー→[新規]→設定は[サイズA4 解像度350 用紙色:白]→[OK]で新規キャンバスを作成します。

※仕事などでも、カラー印刷物の解像度は350dpi~400dpi以上で指示が来ることが多いです。

 

 

 

■カラー系パレットの整理

 

右側にはナビゲーター・情報・カラー関係・レイヤープロパティ・レイヤー・ヒストリー・オートアクションをまとめています。

カラー周りの不要なパレットはすべて非表示に。

私の色塗りは、スポイトで色をとってカラースライダーで色調整をするか、現状のカラーセットの色から一部を使用するだけなので、カラー周りは基本この2つのパレットで成り立ちます。

今回はRBGの色認識で作成しますのでカラースライダーはRGBに。その他特別に設定している項目はありません。

 

 

 

■ツールパレットの整理

 

対して左側はツール・ブラシや、ブラシ系パレットなどの設定を、まとめています。

管理しやすくするため[ツール]パレットの鉛筆やペンや筆などのブラシ類は全て[サブツール]に移行させてまとめています。

(以降、鉛筆やペンや筆をすべて“ブラシ”という名称で、まとめて書いています)

 

[2] ブラシの準備

CLIP STUDIO PAINTのブラシ数はかなり多めですが、すべてを使うわけではないので、

その中で自分にあった自分がよく使うものを複製して「myペン」という「サブツールグループ」でまとめます。

 

 

 

<オリジナル(myペン)の作成>

 

[サブツール]を右クリックして[サブツールの複製]を選択します。

[サブツールの複製]ダイアログで[OK]をクリックします。

 

ブラシ名は複製元の名称を元にしています。

 

 

 

<オリジナル消しゴム「my消し」の作成>

 

消しゴムもブラシと同様に「my消し」として、自分のよく使う消しゴムをまとめています。

また、CLIP STUDIO PAINTでは[ツールプロパティ]の[合成モード]を[消去]に変更すると、[ブラシ]から[消しゴム]に変更ができるので、消しゴムに関してはそれらを利用してカスタマイズした独自の「ブラシ消しゴム」も作りました。

ツールプロパティの詳細は下の画像の通りです。

 

・「硬い消しゴム1」ツール→元[ブラシ]ツール→[濃い鉛筆]

プロパティ変更部分:「硬さ:90」

 

・「硬い消しゴム2」ツール→元[消しゴム]ツール→[消しゴム]→[ざっくり]

プロパティ変更部分:なし

 

・「軟らかい消しゴム1」ツール→元[消しゴム]ツール→[消しゴム]→[軟らかめ]

プロパティ変更部分:「ブラシサイズ影響元設定」 「アンチエイリアス:無」 「硬さ:51」 「手ブレ補正:4」

 

・「軟らかい消しゴム2」ツール→元[消しゴム]ツール→[消しゴム]→[軟らかめ] 

プロパティ変更部分:「アンチエイリアス:無」

 

描画した場合の参考画像です。

[ツールプロパティ]の[ブラシサイズ][不透明度][合成モード][カスタマイズした設定項目]は、[サブツール詳細]パレットの目玉アイコンをクリックして[ツールプロパティ]パレット内に表示するようにしています。

 

【POINT】

[サブツール詳細]パレットは、選択中のサブツールの設定を[ツールプロパティ]パレットよりも詳細に編集できます。

詳しくは、以下のTIPSをご覧ください。

 

また「インジケーター表示」のものは基本的に「スライダー表示」に変更しています。

 

以上が基本のキャンパス設定の紹介です。

「ファイル」→「保存」で一度clipファイルを保存しておきます。

 

これで描くための準備は完了です。次回からラフを描いていきます。

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