5.前景ガラスの描写

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[1]ガラスの映り込みの描写

手前のガラスの描写に移ります。


レイヤーの一番上に「窓」レイヤーフォルダーを作成し、その中に[ハードライト]レイヤーを作りガラスの反射を描き込みます。


背景の下絵を作成した際に使ったパース定規を利用し、手前のガラスに、赤でイメージするパース線を描いて、それに沿って映っているように心がけます。


外の風景が映り込んでいる事を考え、空の水色や縁石(えんせき)のようなものをイメージしながら、窓の反射を描き込んでいきます。


人物にも[オーバーレイ]レイヤーで少し明るさを足していきます。


これで大体の書き込みは終了です。


[2]コントラストの調整

人物の上半身にピントを合わせたような感じにしたいので、画面下部分のコントラストを弱めます。


画面下の該当部分を[折れ線選択]ツールでざっくりと選択してから、[レイヤー]メニュー→[新規色調補正レイヤー]→[トーンカーブ]を選択、 [トーンカーブ]レイヤーを作成します。

▲赤枠内が折れ線選択ツールで選択した範囲です。


コントラストを弱めると同時に、やや暗くしていきます。


トーンカーブの中央より左側を上げると画像の暗い部分が明るくなり、右側を下げると画像の明るい部分が暗くなります。下図のように調整すると明るい部分と暗い部分の差が少なくなるためコントラストを弱めることができます。


トーンカーブを調整しながらプレビューを確認し、丁度いい色味になったところでトーンカーブの編集を完了します。


選択範囲を作成した状態で[トーンカーブ]レイヤーを作成したため、[トーンカーブ]を適用した以外の部分にはレイヤーマスクがかかっています。


このマスクの境界線をぼかしていきます。


[トーンカーブ]レイヤーのサムネイルの右側にある、マスク部分のサムネイルをクリックして選択します(選択されていると周りに枠がつきます)。


レイヤーマスクが選択されている状態で、レイヤーパレットの右上にあるマスクアイコンをクリックし、[マスク範囲を表示]を選択すると、現在マスクがかかっている部分が青色で表示されます。


この青紫色の部分が[トーンカーブ]が反映されていない部分、色がついていない部分は[トーンカーブ]が反映されている部分です。

レイヤーマスクは描画系ツールで編集できます。[消しゴム]ツール[軟らかめ]などで境界をぼかしていきます。

ぼかし終わったら、[マスク範囲を表示]のチェックを外して非表示にします。


先ほどの[トーンカーブ]を反映させた部分をさらに、少し暗くしたいと思ったので、[トーンカーブ]レイヤーの上に[乗算]のレイヤーを作り、先ほど暗くした部分の周辺に影を乗せます。


これでガラスの映り込みとコントラストの調整が終わりました。


次回は仕上げの工程です。

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