1.コマ枠
CLIP STUDIO PAINT Ver.3.1.0対応
CLIP STUDIO PAINTではじめて印刷用のモノクロマンガを描く方向けの講座です。
こちらの4コマ漫画を作成する手順を解説しながら、CLIP STUDIO PAINTの操作方法を紹介します。
この講座では以下のような流れでマンガを描いていきます。
CLIP STUDIO PAINTの基本的な操作方法は以下の講座をご覧ください。
[1]キャンバスの作成
CLIP STUDIO PAINTを起動したら、絵を描くためのキャンバスを作成します。
1.新規キャンバスを作成する
①上部コマンドバーの左にある[新規]をクリックします。
スマートフォン版では、作品管理画面→[新規]をタップします。
②今回は、印刷用のモノクロマンガを作成します。[作品用途]から[コミック]を選択し、プリセットから[A4判 モノクロ(600dpi)]を選択します。
今回は、[複数ページ]のチェックは外しておきましょう。
【POINT】
キャンバスの作成と設定について詳しくは、以下の講座をご覧ください。
③[OK]をクリックすると、A4の用紙に印刷するためのキャンバスが作成されます。
【POINT】
画面上の各パレットの名称について詳しくは、以下の講座をご覧ください。
2.印刷用の単位に設定する
CLIP STUDIO PAINTの長さの単位は、初期状態では[px]に設定されています。
印刷用の原稿を作成する場合は、印刷物に適した単位[mm]に設定変更すると、実際に印刷されるペンの太さで線が引けるようになります。
①[ファイル]メニュー(mac版/タブレット版は[CLIPSTUDIO PAINT]メニュー)から、[環境設定]を選択します。
※スマートフォン版の場合、[メニュー]→[アプリ設定]→[環境設定]を選択します。
②[環境設定]ダイアログの[定規・単位]をクリックします。
③[長さの単位]を[mm]に変更して、[OK]をクリックします。
④[環境設定]が変更されました。ブラシのサイズや、コマ枠の太さなども、印刷物に適した単位[mm]で表示されるようになりました。
[2]コマ枠
キャンバスに[コマ割りテンプレート]を貼り付けて、コマ枠を作ります。
今回はCLIP STUDIO ASSETSから新しく[コマ割りテンプレート]を取得してみましょう。
以下のページから、講座で使用しているテンプレートがダウンロードできます。
※コマ枠を自分で作成する場合は、以下のTIPSをご覧ください。
1.[コマ割りテンプレート]素材をダウンロードする
①[コマ割りテンプレート]素材の詳細ページにアクセスします。
②CLIP STUDIOアカウントでログインします。アカウントを持っていない場合は、[アカウント登録]を行ってください。
③ログイン後、[ダウンロード]をクリックすると、取得が完了し、CLIP STUDIOが起動します。
※「CLIP STUDIOを開く」確認のメッセージが表示される場合は、「開く」を選択してください。
④[CLIP STUDIO ACCOUNT]ダイアログが表示されるので、同じアカウントでログインします。
⑤ダウンロードが開始されます。
⑥ダウンロードが完了すると、CLIP STUDIO PAINTの[素材]パレットの[ダウンロード]フォルダーに追加されます。
※CLIP STUDIO ASSETSについて、詳しい使い方は以下の講座をご覧ください。
2.[コマ割りテンプレート]を貼り付ける
①[ダウンロード]フォルダーから、[コマ割りテンプレート]を選択して、キャンバスにドラッグ&ドロップします。
【POINT】
標準的なコマ割りテンプレートは、初期素材として[素材]パレットの[漫画素材]→[コマ割りテンプレート]フォルダーに格納されています。
初期素材のテンプレートを使用する場合、素材のダウンロードは不要です。
②[基本枠]に合わせて、[コマ割りテンプレート]が貼り付けられました。
[レイヤー]パレットに、コマの数だけ[コマ枠フォルダー]が追加されています。
【POINT】タブレットでレイヤーパレットを表示するには
タブレット向けのインターフェースでは、[レイヤー]パレットのアイコンをタップすると、[レイヤー]パレットが表示されます。
【POINT】レイヤーフォルダーで整理する
今回の講座では右の4コマの中にマンガを描いていきます。
使用しない左の4コマのレイヤーフォルダーの、▼ボタンをクリックするとレイヤーフォルダーを閉じることができます。もう一度同じ場所の▶ボタンをクリックすると、開きます。
これで、作業に関係ないレイヤーを整理できました。
次は、マンガの下描きをしていきます。
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