フライヤーのメイン要素になる、タイトルロゴを入れます。
下図のように文字をレトロ感のある掠れたグランジ加工する方法を2回に分けて解説します。

[1] タイトルロゴを入力する

はじめに、[テキスト]ツールでタイトルロゴを入力します。色は白に設定しておきます。

[テキスト]ツールの使い方について詳しくは、こちらの講座をご覧ください。

[2]タイトル文字をにじみ加工する-ベクターに変換-

文字の掠れはテクスチャを重ねて表現しますが、あらかじめ、文字のフチをにじませておくと、さらにそれらしく加工できます。

(1)タイトルロゴを入力した[テキストレイヤー]を複製します。
レイヤーの複製は、[レイヤー]メニューまたはレイヤーを右クリックして表示されるメニューから[レイヤーの複製]を選択すると複製できます。
複製したレイヤーは、しばらく使用しないためレイヤーの左側にある目のマークをクリックして、非表示にしておきます。

(2)元の[テキストレイヤー]を選択して文字にフチを付けます。
[レイヤープロパティ]パレットの[効果]→[境界効果]ボタンをクリックし、[フチの太さ]を3.0px、フチの色は黒に設定しています。

[レイヤー]プロパティの[効果]について詳しくは、こちらの講座をご覧ください。

文字に黒いフチが付きました。

(3)次に、文字を加工するため、フチ取りした[テキストレイヤー]をラスタライズして[ラスターレイヤー]へ変換します。

[レイヤー]メニュー→[ラスタライズ]を選択して適用します。
※レイヤーをラスタライズすると文字を画像と同じ様に加工することができるようになりますが、文字の打ち直しやフォントの変更などはできなくなりますのでラスタライズ前によく確認しましょう。

(4)さらに、[ラスターレイヤー]に変換したレイヤーを[ベクターレイヤー]に変換します。
[レイヤー]メニュー→[レイヤーの変換]で表示される[レイヤーの変換]ダイアログで、[種類]を [ベクターレイヤー]に変更し、[OK]をクリックして適用します。

【POINT】
レイヤーの種類を変換すると、[レイヤー]パレット上では以下のようにアイコンが変化します。

[3]タイトル文字をにじみ加工する-線を変換する-

[ベクターレイヤー]に変換した文字は、下図の①のようになり、白く塗りつぶした部分が透明になります。

見た目にはこれ以外の変化はありませんが、[オブジェクト]ツールで文字のフチをクリックすると下図の②ようにベクターのパスになっていることがわかります。

この線を、ベクターレイヤーの性質を活かして③のようなにじみのある線に変更します。

[ベクターレイヤー]について詳しくは、こちらの講座をご覧ください。

(1)[ベクターレイヤー]の線をにじみのあるものに変更するため、先に線にする[ブラシ形状]を登録します。
今回は初期登録されている[筆]ツール→[墨]→[濃い滲み]サブツールを使用します。

(2)[濃い滲み]サブツールの[ツールプロパティ]パレットの下部にある工具マークをクリックして、[サブツール詳細]パレットを表示します。

(3)[サブツール詳細]パレットの[ブラシ形状]項目をクリックし、[プリセットに登録]ボタンをクリックして[ブラシ形状]に登録します。

[レイヤー]パレットでベクターレイヤーに変換したレイヤーを選択し、[オブジェクト]ツールの[ツールプロパティ]パレットで[ブラシ形状]を先ほど登録した[濃い滲み]に変更します。

[ブラシ形状]を選択すると、選択しているベクターレイヤー上にある線の形状が一瞬で変えられます。
文字のフチをにじませられました。

[4]複製したレイヤーと結合する

文字のフチをにじませられたら、[2]で非表示にしていた、複製したレイヤーと結合します。

(1)複製しておいた[テキストレイヤー]のテキストの色を白から黒に変更します。

(2)複製しておいた[テキストレイヤー]を選択した状態で、下にあるフチをにじませたレイヤーと結合します。

[レイヤー]メニュー→[下のレイヤーと結合](または、ショートカットキー[Ctrl]+[E])を実行します。
結合して黒いにじみのあるタイトルロゴの下地ができました。

次回はこの下地を使ってグランジ加工する工程を紹介します。