「デュアルブラシ」でストロークの表現が広がる -Ver.1.10.10-

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CLIP STUDIO PAINT Ver.1.10.10対応


CLIP STUDIO PAINT Ver.1.10.10から、ブラシやペンをカスタマイズする設定に、「デュアルブラシ」が追加されました。


CLIP STUDIO PAINTの「デュアルブラシ」でできること

・[デュアルブラシ]は、1つのブラシに2種類目のブラシ形状(ストローク)を設定できる機能です。重ね合わせるブラシの組み合わせや設定によって、新しい形状のストロークを作成できます。


・CLIP STUDIO PAINTの[デュアルブラシ]は、通常のブラシと同様に複数のブラシ先端画像を設定できるほか、カラーや白黒の先端画像のRGB値を維持したまま合成できます。


・[デュアルブラシ]は、ペンや筆などのブラシ系ツールだけでなく、[図形][コマ枠][フキダシ]ツールなどでも使用できます。


※コマ枠やフキダシ、ベクターレイヤーにデュアルブラシを使用した場合、Ver.1.10.9以前のバージョンで開くとキャンバスを編集できません。

※[デュアルブラシ]が設定されたブラシ素材は、Ver1.10.9以前のバージョンでは読み込めません。



■デュアルブラシの重要ポイント!①ブラシの組み合わせ


2種類目のブラシ形状によって、同じブラシをさまざまなテイストに変化させることができます。



■デュアルブラシの重要ポイント!②合成モード


メインのブラシと2種類目のブラシが同じ組み合わせでも、設定する[合成モード]によってストロークが変わります。

※例①②で使用している[草むら][レース]は、Ver.1.10.10でリニューアルした初期サブツールです。


デュアルブラシの設定方法【EX/PRO】

[デュアルブラシ]は、[サブツール詳細]パレットの[2-ブラシ形状]で、[デュアルブラシ]をオンにすることで設定できます。

※[サブツール詳細]パレットは、CLIP STUDIO PAINT DEBUTでは使用できません。


[2-ブラシ形状]の下にある[2-ブラシ先端][2-散布効果][2-ストローク][2-紙質]は、[デュアルブラシ]用の設定項目です。メインのブラシと同様に設定できます。


↓サブツール詳細パレットの項目についてはこちらを参照してください。

https://tips.clip-studio.com/ja-jp/articles/563


また、[デュアルブラシ]をONにすると、[インク]→[下地混色]、[水彩境界]は使用できません。


他のブラシのストロークをデュアルブラシに設定する【EX/PRO】

[デュアルブラシ]は、ブラシ先端画像や設定を自由に登録して作成できますが、お気に入りのブラシやテクスチャ感のあるブラシなど、すでにあるブラシのストロークを[ブラシ形状]に登録しておくと、簡単に[デュアルブラシ]を作成できます。


(1)登録したいブラシの[サブツール詳細]パレットを表示します。

※[サブツール詳細]パレットは、上部の[ウィンドウ]メニューから選択するか、または[ツールプロパティ]パレット下部の工具アイコンを押すと表示できます。


(2)[サブツール詳細]パレットの[ブラシ形状]で、[プリセットに登録]ボタンを押して登録します。


(3)登録した[ブラシ形状]は、メインにするブラシの[2-ブラシ形状]下部の一覧から選択し①、ブラシ形状を適用]を押すことで設定できます②。

メインのブラシに合わせて[2-ブラシサイズ]③などを調整すれば、設定完了です。


メインのブラシサイズに連動:

[2-ブラシ形状]の[メインのブラシサイズに連動]をオンにすることで、メインの[ブラシサイズ]を変更した時に、[2-ブラシサイズ]も連動して変更されます。


【POINT】

CLIP STUDIO PAINT Ver1.10.10から、[散布効果]→[粒子サイズ]にも[ブラシサイズに連動]が追加されました。メインのブラシ、2種類目のブラシともに設定できます。


[デュアルブラシ]の合成モード

[デュアルブラシ]の[合成モード]は、[2-ブラシ形状]の[適用方法]を、[通常][乗算][加算(発光)][減算][比較(暗)][比較(明)][スクリーン][オーバーレイ][覆い焼きカラー][焼き込みカラー][焼き込み(リニア)][ハードミックス][高さ(リニア)]の、13の合成方法から設定できます。


■RGB値に適用:

2種類目のブラシにカラーや黒白のブラシ先端画像をそのまま適用したい場合は、[RGB値に適用]をオンにします。

オフの場合、2種類目のブラシのストロークのアルファ値(透過度)が合成され、ブラシ先端画像の表現色の影響を受けません。


■合成モードの変化例:

*[高さ(リニア)]は、デュアルブラシのみで設定できる合成モードです。減算に似ていますが、ブラシの濃度がより濃く表示されるのが特徴です。


デュアルブラシを活用した初期サブツール

デュアルブラシを活用した初期サブツールを、設定と合わせて紹介します。


■[鉛筆]ツール→[鉛筆]グループ→[鉛筆]

線や字が描きやすい設定のメインブラシと、鉛筆を寝かしたときのようなかすれた表現ができる2種類目のブラシが、ペンの傾きで入れ替わるように設定されています。


■[筆]ツール→[水彩]→[ウェット水彩]

滲み感のあるメインブラシと、ムラのある散布ブラシを組み合わせています。

合成モード[高さ(リニア)]を設定することで、2種類目のムラで白く抜ける部分を作りつつメインブラシ全体の濃度がより濃く反映されています。


■[デコレーション]ツール→[効果・演出]→[グリッター]

2種類の異なる散布ブラシを組み合わせています。

[デュアルブラシ]の合成モードを[加算(発光)]、[RGB値を適用]をONに設定しているため、2種類のストロークが重なった部分だけがランダムに明るくなります。


■[デコレーション]ツール→[服飾]→[ジッパー]

メインのブラシに片側のジッパー、2種類目のブラシに閉じた状態のジッパーの先端画像を登録したリボンブラシです。

[RGB値を適用]がONになっているため、[デュアルブラシ]をONにすると、メインのブラシのストロークが隠れた状態になります。

2種類のストロークを、[デュアルブラシ]のON/OFFで簡単に切り替えて描画できます。


CLIP STUDIO PAINT Ver.1.10.10には、上記ブラシ以外にも「デュアルブラシ」を活用したサブツールが追加されています。新しく追加されたサブツールについては、以下をご覧ください。

https://tips.clip-studio.com/ja-jp/articles/4846

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