グラデーションマップ簡単な2つのTIPS

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この記事では、グラデーションマップ機能を使ってイラストの全体調整とディテールアップをする簡単な方法を紹介します。

 

グラデーションマップ機能とは、絵の明度を参照して、任意のグラデーションに色を置き換える機能です。グラデーションマップは様々な使い方ができますが、今回は簡単で効果的な使い方を2つ紹介します。

 

絵全体の色を調整して統一感を出す方法、影の境界部分を色付けて雰囲気を加える方法を紹介します。また、そのための素材も紹介します。

グラデーション素材

グラデーションマップ機能を有効に使用するには、デフォルトのグラデーションだけでなく、グラデーションのセットをインストールするのが良いでしょう。お好きなグラデーション素材を用意して下さい。または、自分で作っても構いません。

 

私はいつもこの自作のグラデーションセットを使っています。グラデーションマップ用に調整したものなので、そういう使い方に適しています。今回の記事ではこのグラデーションを使用して説明します。

基本:絵の全体調整に使う

この方法は、絵全体の色味を調整するので、絵が大体完成したところで行うのが良いです。

 

絵のレイヤーの一番上にグラデーションマップレイヤーを作成します。

下の画面が出るので、適用したいグラデーションを選びます。この画面の設定ボタンからグラデーション素材を追加することもできます。

グラデーションマップレイヤーの合成モードと不透明度を変更します。乗算、オーバーレイ、スクリーンなどが適しています。色に統一感が出るのがわかります。

影の境界部分に色付ける

グラデーションマップを使って、影の境界部分にニュアンスを加えることもできます。この素晴らしい素材を使用します。

影のレイヤーを色を塗ったレイヤーにクリッピングしていなくても、問題なく使えます。私はこの方法を適用したい影を1枚のレイヤーに塗ることが多いです。

影のレイヤーを色を塗ったレイヤーにクリッピングしていない場合、このオートアクションを実行後に、(a)のフォルダのクリッピングをオフにします。また、影の一部に色をつけたくない場合は、(b)のレイヤーマスクを透明色で塗ると良いでしょう。

終わりに

以上が私がいつもやっている、グラデーションマップを使用した小技です。私はこのTIPSがあなたの役に立つことを願っています。

この絵を使った、「ブラシで塗るのを最小限にして雰囲気のある絵が描ける、テクスチャを活用した塗りのチュートリアル」も公開しています。よければそちらも見てください。

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