超初心者向け!そもそも3Dからキャララフ作れないんですが!?

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エキストリーム納豆

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便利な3Dをうまく活用できない…その原因は?

クリスタには3Dモデルが付いてきて、

それを参考にキャライラストが作れる!というのは非常に有用な機能です。

最新版ではPOSEMANIACSとの連携機能も追加され、ますます充実していますね。

 

でも今は、そんな事はどうでもいいんだ。重要な事じゃない(暴言)。

 

世にある3Dから2Dキャラ作るメイキングって、

まず3Dからキャラのラフを起こすという作業をサラサラーッできた!

とやって飛ばしちゃうじゃないですか。

 

マジの初心者はですね、それが出来ないんです。

 

ではとりあえず例としまして…

クリスタの3D人形をぐねぐねいじりまして何とか

可愛くて躍動感のあるポーズとカメラを決めたとします。

今回はPOSEMANIACSから読み込んだポーズをもとにアレンジしました。

 

しかしそれを素体としてトレスしてみると…

なんか固い。

 

元のポーズにあったはずの可愛さ、躍動感が死んでしまっておりおまけになんか体のパーツのつながりも変な気がする!という風にグルメ漫画のヘイト役審査員みたいな感想が思わずまろび出たことと思います。

確かに元のポーズをそのままトレスしたはずなのに…!

 

ということで、これで「3Dコワイ…」となってしまった初心者がどれだけいることか。

ハイ私デス…。

 

しかしこれにはいくつか明確な理由があります。

 

①トレスする場所だけ集中して見て他が目に入らない

②肘、膝、肩と言ったでっぱりポイントの意識がおろそか

③正中線、輪切り線(正式名称知らない)を活用しない

 

と言ったところが特に、初心者が時短で3D使うぞー!と思って触ったけどなーんか違う…となる原因ではないでしょうか。

ひとつひとつ見ていきましょう。

①トレスする場所だけ集中して見て他が目に入らない

これは3Dからラフ起こすのに限らず、

ラフから線起こす際にもなんかうまく行かない原因でもあります。

つまり絵描き初心者全般が陥りがちな典型的な体育的問題と言うわけですね。

これは指の輪郭線をトレスする際ペン先しか見てないので毎回違う場所で止めてしまうからなんか指の生え方がガタガタして変になる、みたいな問題も引き起こすわけです。

 

まあ原因が「一か所だけ見すぎ」なので、解消法としては逆に「広く見る」。

線書く間は最低でも線の初めから終わりぐらいの広さまでは意識に収めておく、

となります。

②肘、膝、肩と言ったでっぱりポイントの意識がおろそか

肘とか膝ってうすらぼんやりしたイメージのままにあいまいに流してしまいがちなので、しっかり押さえておくことで仕上がりにメリハリが生まれるんです。

でも例で作ったポーズだとあんまり目立ちませんね。

③正中線、輪切り線(正式名称知らない)を活用しない

クリスタのデッサン人形に入ってるグリッド線は飾りではないんです。

立体把握のための有能ガイドです。

活用しない手はありません。

 

最初に悪い例として出したトレスに正中線・輪切り線とかのトレスも書き加えただけのものですが明らかに立体感存在感が増し、不自然さも薄らいでいますよね。

 

まあいちいちミイラみたいに全部の輪切りを書き加えるのもだるいのでランドマーク的に把握したい部分、腕とか足のわかりにくい一か所だけみたいに使うのが時短的にもスムーズではないでしょうか。

 

でも正中線だけは絶対トレスしたほうがいいです。特に慣れないうちは。

以上をまとめてさらにブラッシュアップ

鎖骨とか肋骨とか肉のふくらみとかも写し取りますと、

最終的に正中線輪切り線はなくてもよくなります。

まだ素体ラフなので残しても問題はないですが。

 

さて、ここで3D人形であることによる注意点があります。

これは今回使ってるポーズの手首部分ですけど明らかに変でしょう。

リアルな人体構造では肘と手首の間には二本の骨が走っており、

それがねじれることで手首が回転するわけですが…

 

ポーズ用3D人形だとその仕組みが再現できてないんです。

アセットに例となってくれる骨格標本があって実に便利。

ありがとうございます

 

えーつまり、

つまりこういった問題は把握したうえで修正する必要があるわけです。

とはいえ、出来上がりが袖で隠れる予定とかならこのまま進めても

いいかもしれませんのでケースバイケースで対応しましょう。

頭だけは別!

さて最後に。

今まで全身素体のラフを3Dから起こすという作業について解説してきましたが、

頭だけは別です。

 

モブならこのまま進めていいですが、

メインキャラを描く作業であるなら別に作業枠設けてやったほうがいいです。

 

このままやるとイラスト的には違和感が出ちゃうので。

特にマンガパース機能使ってると頭の形もたまに変に歪むんですよ。

 

というわけで…

頭の書き方TIPSはこの世にいくらでも存在するので

お好きな手法を採用いただくとして、

私の場合こんな具合に頭のラフを作りまして…

普通に描こうと思いましたがなんか筆が滑って90年代くさい

Vaporwaveがまろび出でにけり。

まあ素体がしっかりしてればどんな絵柄にも対応できるもんですからね。

 

本TIPSは初心者が3Dから素体をうまい事作れない!という

お悩み解消が目的ですので服やシワについては解説いたしません。

情報の洪水をワッと浴びせても消化はできませんから。

 

ここでは素体が描ければそのうち描けるというのだけ覚えておいてください。

 

本TIPSは以上となります。

お役に立てれば幸い。

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