[5]パーツDの作成
[1]パーツD 作成の準備
[メッシュツリー]パレット内、下図赤枠内をクリックしてメッシュ「C」を非表示にします。
テクスチャに画像「C2.jpg」が選択されたままの状態ですので、一度、材質の色を選択してからパーツCを作成していきます。
[材質特性]パレットの[カラーアイコン]をクリックして[カラーサークル]で色を下図のように変更します。
[2]パイプ
[コマンド]パレットの[立体操作]→[パイプ]や [面操作]→[面張り]などの機能を使用してパーツDを作成していきます。
[コマンド]パレットの[立体操作]→[パイプ]機能を使用するには、作成される立体の断面となる折れ線と、ガイドとなる折れ線の2つを準備する必要があります。
立体の断面となる折れ線から作成していきます。
[ツール]パレットから [平面図形]ツールを選択し、[サブツール]パレットから[折れ線]サブツールを選択します。
視点を変更します。
画面右の[ナビゲータ]パレットの[上面]をクリックます。
グリッドを参考にしながら、画面内をクリックして下図のような折れ線を作成します。
最後は始点でダブルクリックして折れ線が閉じるようにします。
折れ線の形状を円状に近づけるように点を修正していきます。
[ツール]パレットから[変形]ツールを選択し、[サブツール]パレットから[形状変形]サブツールを選択した後、修正したい頂点をクリックして移動させて形状を整えます。
修正が完了したら、画面内をクリックして選択を解除しておきます。
断面となる折れ線が完成しました。
ガイドとなる折れ線を作成します。
[ナビゲータ]パレットの[正面]をクリックします。
[ツール]パレットから [平面図形]ツールを選択し、[サブツール]パレットから[折れ線]サブツールを選択します。
始点をクリックした後、終点をダブルクリックして、下図のような折れ線を作成します。
ガイドとなる折れ線を完成しました。
画面右上の[ナビゲータ]パレットの[カメラ初期化]をクリックして表示を切り替え、断面となる折れ線とガイドとなる折れ線を確認します。
[ツール]パレットから [移動]ツールを選択します。
サブツールグループの[メッシュ]をクリックして[サブツール]パレットから[メッシュ移動]サブツールを選択します。
断面の折れ線をクリックして選択状態にします。
[コマンド]パレットから[立体操作]→[パイプ]の[断面を選択]をクリックします。
[サブツール]パレットの[メッシュ移動]サブツールが選択されているので、そのままガイドとなる折れ線を選択します。
[コマンド]パレットから[立体操作]→[パイプ]の[パスを選択]をクリックします。
最後に、[コマンド]パレットから[立体操作]→[パイプ]の[断面向き固定]をクリックすると、メッシュが作成されます。
[3]面張り
[パイプ]機能で作成したメッシュ下部の面張りを行います。
[Space]キーを押した状態で、画面下から画面上方向へマウスをドラッグして視点を変更します。
【POINT】
入力設定が全角文字になっていると、ドラッグしても動きません。この操作を行う場合は、IME(日本語入力システム)の入力設定を、半角英数字にしてください。
下図、赤枠の領域にこれから面を作成します。
[ツール]パレットから [平面図形]ツールを選択し、[サブツール]パレットから[折れ線]サブツールを選択します。
3、もしくは4つの線で構成された閉じた線でなければ面張りを行うことができないので、下図の点Aと点A、点Bと点B、点Cと点Cを繋ぐ辺を追加していきます。
【POINT】
「面張り」とは、線のみで構築されているオブジェクト(あるいはその一部分)に「面」を加える操作です。
[折れ線]サブツールが選択されているので、点Aをクリックした後、点Aをダブルクリックして、点Aと点Aの間に線を作成します。
同様に点Bをクリックした後、点Bをダブルクリックして、点Bと点Bの間に線を作成します。
同様に点Cをクリックした後、点Cをダブルクリックして、点Cと点Cの間に線を作成します。
[ツール]パレットから [選択]ツールを選択を選択します。
サブツールグループの[要素]をクリックして[サブツール]パレットから[要素投げ縄選択]サブツールを選択して、下図のように線を囲み選択します。
[コマンド]パレットの[面操作]→[面張り]の[選択領域]をクリックすると、面が作成されます。
面が作成されましたので、画面内を一度クリックして辺の選択を解除しておきます。
[4][持ち上げ]と[拡大縮小]による面取り
ここからは追加した面に[持ち上げ]サブツールと[拡大縮小]サブツールを使用して面取りを行います。
はじめに視点を変更します。画面右の[ナビゲータ]パレットの[正面]をクリックします。
【POINT】
[持ち上げ]サブツールについては、以下のリファレンスガイドをご覧ください。
[拡大縮小]サブツールについては、以下のリファレンスガイドをご覧ください。
[ツール]パレットから [選択]ツールを選択を選択します。
サブツールグループの[要素]をクリックして[サブツール]パレットから[要素投げ縄選択]サブツールを選択します。
[ツール]パレットから [延長]ツールを選択し、[サブツール]パレットから[持ち上げ]サブツールを選択して、マニピュレータY軸(緑の矢印)を下図のように画面下方向へドラッグします。
続けて、[ツール]パレットから [変形]ツールを選択し、[サブツール]パレットから[拡大縮小]サブツールを選択して、マニピュレータ X軸(赤の矢印)を下図のように画面左方向へドラッグします。
面取りが完了したら、画面内で一度クリックして面の選択を解除しておきます。
[5]分割
最終的にパーツDは、下図のような先端が尖った形状になりますので、この段階でメッシュを分割しておく必要があります。
[ツール]パレットから [ナイフ]ツールを選択し、[サブツール]パレットから[直線]サブツールを選択した後、下図のようにAからAの位置まで[Shift]キーを押しながらドラッグを行い、メッシュを分割します。
分割が完了したら、画面内で一度クリックして面の選択を解除しておきます。
[6]点の結合
メッシュの分割が完了したので、先端の点を1点に結合していきます。
まず、視点を変更します。
[Space]キーを押した状態で、画面下方向へマウスをドラッグして視点を変更します。
【POINT】
入力設定が全角文字になっていると、ドラッグしても動きません。この操作を行う場合は、IME(日本語入力システム)の入力設定を、半角英数字にしてください。
[ツール]パレットから[要素編集]ツールを選択し、[サブツール]パレットから[頂点連結]サブツールを選択します。今回は、下図のように青枠内の点をクリックした後、赤枠内の点をクリックして赤枠内の1点に結合していきます。
[ツール]パレットから [変形]ツールを選択し、[サブツール]パレットから[形状変形]サブツールを選択した後、下図、赤枠内の結合した点をクリックして選択します。
画面右の[ナビゲータ]パレットの[上面]をクリックします。
結合した点が選択状態になっているので、マニピュレータZ軸(青の矢印)を下図のように画面下方向へドラッグします。
移動した点のZ座標の値は、下図赤枠内[メッシュ情報]パレット→[中心座標]で確認する事ができます。
点の移動が完了したら、画面内で一度クリックして点の選択を解除しておきます。
【POINT】
ここではスタートアップガイド向けに、[パイプ]と [面張り]などの機能を使用してパーツDを作成していきますが、パーツDは、[ツール]パレットの[立体図形]ツールを選択し、[サブツール]パレットから[円柱]サブツールを選択することでも、効率よく作成することができます。
CLIP STUDIO MODELERでは、立体の作成方法もいろいろあります。使いやすい方法を見つけて、どんどん活用してみてください。
[7]サイズと形状の調整
まず、全体の形状が確認できる視点に変更します。
画面右上の[ナビゲータ]パレットの[カメラ初期化]をクリックします。
[メッシュ情報]パレットを使用して、メッシュのサイズを調整していきます。
[ツール]パレットから [移動]ツールを選択します。
サブツールグループの[メッシュ]をクリックして[サブツール]パレットから[メッシュ移動]サブツールを選択します。
メッシュをクリックして選択状態にします。
[メッシュ情報]パレットの[中心座標]と[サイズ]の数値を、下図、赤枠内のように変更します。
下図赤枠内の点のY座標を修正して形状を調整していきます。
画面右の[ナビゲータ]パレットの[正面]をクリックします。
[ツール]パレットから[変形]ツールを選択し、[サブツール]パレットから[形状変形]サブツールを選択します。
下図、赤枠内の領域をドラッグで囲い込み選択状態にした後、マニピュレータY軸(緑の矢印)を下図のように画面上方向へドラッグします。
続けて下図、赤枠内の領域をドラッグで囲い込み選択状態にした後、マニピュレ―タY軸(緑の矢印)を下図のように画面下方向へドラッグします。点の移動が完了したら、画面内で一度クリックして点の選択を解除しておきます。
パーツDが完成しました。
[ナビゲータ]パレットの[カメラ初期化]をクリックして全体の形状を確認します。
[8]テクスチャの貼り付け [円柱] [平面]
パーツDにテクスチャ画像を貼り付けていきます。
パーツDに関しては、下図のように[円柱]と[平面]の二種類の貼り付け形状を使用して、テクスチャを貼り付けていきます。
まず、メッシュ全体を選択して、[貼り付け形状]を[円柱]に設定して、テクスチャを貼り付けていきます。
[貼り付け形状]の[円柱]を使用してテクスチャを貼り付ける場合は、Y軸が貼り付けの軸となりますので、一度視点を変更します。
[ナビゲータ]パレットで[正面]をクリックして、視点を正面へ変更します。
[ツール]パレットから [移動]ツールを選択します。
サブツールグループの[メッシュ]をクリックして[サブツール]パレットから[メッシュ移動]サブツールを選択します。
パーツDをクリックしてメッシュ全体を選択状態にします。
画面左の[ツール]パレットから[材質]ツールを選択し、[サブツール]パレットから[塗りつぶし]サブツールを選択します。
[材質特性]パレットの[テクスチャ読み込み]をダブルクリックします。
[開く]ダイアログが表示されますので、サンプルデータ「CSM_sample01」フォルダ内、「texture」フォルダからテクスチャ画像「D1.jpg」を選択します。
[材質]ツールの[塗りつぶし]サブツールが選択されているので、[ツールプロパティ]パレットの[貼り付け形状]で[円柱]を選択し、[水平方向]に「1」、[垂直方向]に「1」を入力します。
画面内のパーツDをクリックするとテクスチャ画像「D1.jpg」が貼り付けられます。
次にパーツDの下部の面を選択し、[貼り付け形状]を[平面]に設定してテクスチャを貼り付けていきます。
[ツール]パレットから [移動]ツールを選択します。サブツールグループの[要素]をクリックして[サブツール]パレットから[要素移動]サブツールを選択します。
下図のようにドラッグをおこない、パーツD下部の面を選択状態にします。
[ナビゲータ]パレットの[下面]をクリックして、視点を下面へ変更します。
選択された面の表示が小さいので、表示を拡大していきます。
[Space]キーを押した状態で、画面上から画面下方向へマウスを右ドラッグして視点を変更します。
[材質]ツールを選択し、[サブツール]パレットから[塗りつぶし]サブツールを選択します。
[材質特性]パレットの[テクスチャ読み込み]をクリックします。
[開く]ダイアログからテクスチャ画像「D2.jpg」を選択して[開く]をクリックします。
[材質]ツールで[塗りつぶし]サブツールが選択されているので[ツールプロパティ]内の[貼り付け形状]で[平面]を選択、[水平方向]に「1」、[垂直方向]に「1」を入力します。
選択された面の領域内をクリックするとテクスチャ画像「D2.jpg」が貼り付けられます。
テクスチャの貼り付けが完了しました。面が選択状態のままですので、ステージ内をクリックして選択を解除します。
[メッシュツリー]パレット内のメッシュ名を下図のように変更します。
パーツDが完成しました。
[ナビゲータ]パレットの[カメラ初期化]をクリックして、視点を初期化しておきます。
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