9.【iPad】iCloud・Dropbox・iTunesなどを利用した共有方法
CLIP STUDIO PAINT Ver.1.9.14対応
iCloud、Dropbox、iTunesを利用した、PCとiPad/iPhone間での作品ファイルなどの共有方法を説明します。
CLIP STUDIOのクラウドサービスを利用する方法については、こちらの記事で解説しています。
【POINT】ファイル Appにストレージサービスを表示する
ファイル Appの「場所」に使用したいストレージサービスが表示されていない場合は、右上の[編集]で表示される一覧から選択してオンの状態にします。
iCloud、Dropboxで共有する
CLIP STUDIO PAINTで作成した作品は、ファイル App上からクラウドサービス内のファイルを直接開いたり、保存したりできます。
また、[Clip Studio]アプリ内に保存した作品も、ファイル AppからiCloud・Dropboxに移動・削除・複製が行えます。
■iCloudを利用する
複数ページ作品は、現在iCloudのみ対応しています。最新のiPadOSにアップデートする必要があります。
iOS12の環境ではiCloud上に複数ページの作品ファイルを新規作成できません。複数ページ作品を新規作成する場合は、[Clip Studio]内に作品フォルダーを作成したあと、iCloudへ格納してください。
iCloud Drive上のフォルダーへアクセスする際の手順について、詳しくは以下を参照してください。
■Dropboxを利用する
Dropboxから直接開いたり保存したりできるのは単ページの作品のみです。複数ページ作品は、ファイル Appにて[このiPad内]→[Clip Studio]に作品を複製してから開いてください。
※Dropboxでは連続して上書きを繰り返すとファイルが増える現象を確認しています。
iTunesを利用して共有する
複数ページの作品ファイルや複数のファイルを、iTunes(Windowsでも使用可能)を利用して一度に共有する手順を解説します。
iPadとPCをケーブルで接続します。「このコンピュータを信頼しますか?」とメッセージが表示されたら、[信頼]をタップし、パスコードを入力します。
iTunesにiPadのアイコンが表示されたら、クリックします。
[ファイル共有]を選択したら、[App]から[Clip Studio]を選択します。
■他デバイスからiPadへ共有する
iPadに転送したい作品のフォルダーを選択し、iTunesの[Clip Studioの書類]にドラッグ&ドロップします。
macOSをお使いの場合は、iTunesの[ファイルの追加]または[追加]をクリックしても、転送できます。
【POINT】
複数ページの作品は、各ページのファイルと管理ファイルが1つのフォルダーにまとめられます。別の環境で作品を編集する場合は、必ずフォルダー単位で転送してください。フォルダー配下にあるファイルだけを移行すると、ファイルが破損する場合があります。
iTunesの[Clip Studioの書類]に、作品のフォルダーが表示されます。
iPadのClip Studioを開き、[ファイル]→[開く]から[Clip Studio]ストレージ内の作品を選択して開きます。
■iPadから他デバイスへ共有する
iTunesの[Clip Studioの書類]から、PCに転送したい作品のフォルダーを選択し、[保存]をクリックします。
ダイアログが表示されたら、PCの保存先のフォルダーを選択します。
【POINT】
複数ページの作品は、各ページのファイルと管理ファイルが1つのフォルダーにまとめられます。別の環境で作品を編集する場合は、必ずフォルダーごと移行してください。フォルダー配下にあるファイルだけを移行すると、ファイルが破損する場合があります。
[保存先]で指定した場所に、作品のフォルダーが転送されます。転送された作品は、PCのCLIP STUDIO PAINTで編集できます。
【POINT:Wi-fi回線を使用した接続】
Wi-fi回線を使用して、ファイルを移行できます。
iTunesの[概要]をクリックして、[wi-fi経由でこのiPadと同期]をオンにすると、ケーブルを接続しなくても、ファイルをやり取りできるようになります。
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