マンガに特化した機能
本記事は、タブレット版に準拠して解説しています。
スマートフォン版ではメニューコマンドの配置などが異なります。
シンプルモードではこの記事で紹介するマンガに特化した機能を使用できません。スタジオモードに切り替えてからご利用ください。
[ツール]パレットの[コミック]ツールに、フキダシや集中線などマンガを描くときに使えるサブツールが揃っています。
コマ割りをする
コマ割りをする前にまず、[コマ枠フォルダー]で基本の枠線を作成します。
[レイヤー]メニューの[新規レイヤー]から[コマ枠フォルダー]を選択します。
[新規コマ枠フォルダー]ダイアログが表示されるので、線の太さやアンチエイリアスの設定をします。
基本となるコマ枠が作成されたら、[コミック]ツールの[コマ枠]グループから[枠線分割]サブツールや[コマフォルダー分割]サブツールを使用してコマを割っていきます。
Note:
[素材]パレットの[漫画素材]には[コマ割りテンプレート]が収録されています。キャンバスにドラッグ&ドロップするだけで手軽にコマ割りを作成できます。
コマ割りについて詳しくは、こちらの記事で紹介しています。
コマの分割について詳しくは、こちらの記事で紹介しています。
フキダシを作成する
フキダシ(ツールで作成)
[コミック]ツールの[フキダシ]サブツールを使用すると、セリフの表現に欠かせないフキダシを作成できます。
[フキダシしっぽ]サブツールでフキダシから突き出た「しっぽ」部分を作成します。
Note:
フキダシやしっぽの大きさや形は、セリフの量やキャラクターの位置などに合わせてあとから調整できます。
フキダシ(素材)
[素材]パレットの[漫画素材]→[フキダシ]から使用したいフキダシを選択し、キャンバスにドラッグ&ドロップして使用することができます。
キャンバスに貼り付けたあとの操作は、[フキダシ]ツールで作成したフキダシと同様です。
フキダシの作成方法や小技について詳しくは、こちらの記事で紹介しています。
集中線をつける
[コミック]ツールの[集中線]サブツールを使用すると、マンガ表現のひとつである集中線を作成できます。アナログでは手間のかかる特殊な集中線も簡単に表現できます。
使用したい[集中線]サブツールを選択し、中心から外側にドラッグすると集中線が描画できます。
集中線について詳しくは、こちらの記事で紹介しています。
トーンを貼る
マンガでよく使用される網点や万線などの基本的なトーンを貼ることができます。
トーンを貼る方法には、「グレーなどで色を塗ってからトーン化する方法」と、「選択範囲を取ってからトーンを貼る方法」の2通りがあります。
グレーなどで色を塗ってからトーン化する
線画とは別のレイヤーに影の色を塗ってから、[レイヤープロパティ]パレットの[効果]から[トーン]を選択すると、キャンバスの内容がモノクロの網点トーンで表示されます。
[レイヤープロパティ]パレットの下部から、線数や角度などを調整できます。
選択範囲を選択してからトーンを貼る
トーンを貼りたい範囲を選択したら、選択範囲の下部に表示される[選択範囲ランチャー]から[新規トーン]アイコンをタップします。表示される[簡易トーン設定]ダイアログで、線数・濃度・種類などを変更して、選択範囲内にトーンを貼ります。
選択範囲を選択した後、[素材]パレットの[単色パターン]から使用したいトーンをキャンバス上にドラッグ&ドロップしてトーンを貼ることもできます。
トーンについて詳しくは、こちらの記事で紹介しています。
レイヤープロパティについて詳しくは、こちらの記事で紹介しています。
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