ストックイラストを作ってみよう②
はじめに
「クリップスタジオでストックイラスト制作」最終回は、CLIP STUDIO ASSETSで活躍されている ∞888∞さんにストックイラストにチャレンジしていただきました!
背景素材に挑戦
今回のテーマは『背景素材』です。∞888∞さんご自身の趣味と得意な分野でもあり、ストックイラストでも常に需要の高い『背景素材』にチャレンジしていただきました!
ハーバリウムのある背景素材
①最初にラフを描きます。
②続いて線画を描きます。
ここまでもかなりのスピードで作業されていて驚きましたが、この後さらににびっくりしました。
③∞888∞さんご自身で制作されたオリジナルの花と葉のデコレーションブラシを使用して描画します。
使用しているブラシはこちら↓
④さらに光部分などにもブラシとレイヤー効果で質感をプラスして、[消しゴム]ツールなどで微調整を加えます。
⑤仕上げに、オリジナルのデコレーションブラシでフレームを描き加えて完成です。
ラフから仕上げまでにかかった時間は約2時間です!!
ストックイラストではバリエーションを数多く作るケースも多く、ここまで描き込まれた作品を短時間で制作できるのは大きな強みになります。
お城の背景素材
続いて、お城の背景素材の制作にもチャレンジしていただきました。
①最初にラフを描きます。
②続いて線画を描く…のではなく、こちらはなんと驚きのデコレーションブラシでした!
使用しているブラシはこちら↓
あらかじめお城のパーツを登録しておいたブラシで、塔や外壁を作成していきます。
ハーバリウムでも驚きましたが、完全に想像を上回る使用方法に感動しました!
③下部の草木もオリジナルのデコレーションブラシで描画していきます。
④全体の光やお城の壁のくすみなどの仕上げを行い、こちらも約2時間ほどで完成です!
まとめ
∞888∞さんの技術が素晴らしいのはもちろん、CLIP STUDIO PAINTのデコレーションブラシはストックイラスト制作と相性の良い強力なツールだと感じました。
背景素材は需要も高いのですが登録点数も多く、質、量ともに必要になってくるジャンルと言えます。
描き込まれたイラストを多く作成できれば、他の素材との差別化もしやすく、売れるチャンスは大きくなります。
クオリティの高い絵を効率よく仕上げていく事はストックイラストで成功する秘訣でもありますので以下の記事「素材を作ろう」シリーズなども参考にして、ぜひ素材作りにチャレンジしてみてください!
∞888∞さんにストックイラストについての印象や作ってみた感想を伺いました
∞888∞さんプロフィール:
都内在住イラストレーター。2Dならキャラクター・背景・デザイン・漫画、何でも描いています。
ハンドメイドとアクアリウムが趣味です。
ー 今回は、実際にストックイラストを販売するためのアップロード作業までを行っていただきましたが、どのような印象を持たれましたか?
【∞888∞】たくさんあるテーマから好きなものを自分で選んで絵柄も自由に描けるというのは楽しいなと思いました。
ストックイラストのアップロード作業自体はとても簡単で、ほとんど作業せずにあっさり登録できたのは予想外でした。
かなり親切な設計になっているため、ストレスはほとんどありません。
登録時に必要なタグまで関連で自動でリストアップしてくれるのはありがたいです。
ー 今回のストックイラストを制作するときに気を付けたことなどを教えてください。
【∞888∞】描き込み量や密度を高めればストックイラストとして良いものができるかというと、そうではないという点に気を付けました。
普通のイラストの1枚絵に慣れているとついつい描きこみたくなってしまうのですが、背景素材の上に宣伝文字を載せたり、商品をのせたりして広告の背景やWebページの一部などに使用される目的の画像になると思いますので、空間をしっかりあけて、イラストの上に何かを乗せて使ってみたくなるような絵がいいのかなと思います。
ー ストックイラストを作るときに便利だと思うCLIP STUDIO PAINTの機能はありますか?
【∞888∞】作画のテイストについては、お客様から見るとたくさんのバリエーションの中から選べた方がいいと思いますので、色々試してみたいです。CLIP STUDIO PAINTはデザイン的な作画も、墨絵や水彩のようなアナログ感も、どちらの表現にも対応できるソフトなので相性が良いと思います。
ー 今後、ストックイラストで作ってみたい素材はありますか?
【∞888∞】登録やアップロードが非常に簡単なので、そのあとどのようなイラストをラインナップとして掲載していくかがそれぞれの個性や工夫の見せ所なのかなと思いました。
単純に描きたいものを描くというよりは、ニーズに合った絵。継続性やバリエーションなど、いろいろな要素があるためどこを切り口にして描くか、考えるところがたくさんあります。
ピクスタとは
2006年にサービスを開始した広告素材(写真・イラスト・動画)を販売するサイトです。
プロでもアマチュアでも登録すれば投稿可能で、投稿された作品は販売に適しているか審査を経て販売開始となります。
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