フリーハンドで描ける定規
本記事は、タブレット版に準拠して解説しています。
PC版をご利用の方はスタジオモードの解説を参照してください。
スマートフォン版ではメニューコマンドの配置などが異なります。
CLIP STUDIO PAINTには直線や図形、遠近感のあるものを描くときの補助となるツールがたくさん用意されています。描くのが大変な奥行きのある背景や建物などは、パース定規などのツールを使って簡単に描いてみましょう。
パース定規で遠近感をつけて描く
[パース定規]の機能を使うと透視図法に合わせたパースが自動的に作成され、パースに沿った直線をフリーハンドで描くことができます。
スタジオモード
[レイヤー]メニューの[定規・コマ枠]から[パース定規の作成]を選択し、[パース定規の作成]ダイアログで作成したい透視図法を選択します。
ペンなどの描画ツールで、[パース定規]にスナップした直線が描けます。
透視図法やパース定規の使いこなしについて詳しくは、こちらの講座で紹介しています。
シンプルモード
シンプルモードではパース定規の機能を使用できません。スタジオモードに切り替えてからご利用ください。
左右対称のイラストを正確に描く
[対称定規]は、左右対称な物体や幾何学的な模様などを描くときに便利です。
スタジオモード
[定規]ツールから[対象定規]サブツールを選択します。
ドラッグすると対称定規が作成され、対象定規を中心として左右対称に描けるようになります。
Note:対象定規を作成しても左右対称に描けないときは、[ツールプロパティ]の[線対称]の項目にチェックが入っているかを確認しましょう。
[対象定規]の編集方法について詳しくは、こちらのユーザーガイドで紹介しています。
シンプルモード
シンプルモードでは対象定規の機能を使用できません。スタジオモードに切り替えてからご利用ください。
ドラッグしていろんな図形を描く
[図形]ツールを使用すると、直線や曲線、円や四角形などを簡単に作成できます。
スタジオモード
[直接描画]ツールを選択し、[サブツール]パレットから目的の図形ツールを選択します。
キャンバス上をドラッグして描画します。
描画する図形の細かい調整は、[ツールプロパティ]パレットで行います。
[図形]ツールの使いこなしについて詳しくは、こちらのユーザーガイドで紹介しています。
[連続曲線]の仕組みや使い方は、こちらの記事でも紹介しています。
シンプルモード
ツールバーから[図形]ツールを選択し、下部に表示されるツールの設定から目的の図形ツールを選択します。
直線、長方形、楕円、多角形:キャンバス上をドラッグして描画します。
連続曲線:複数の点を指定して、指定した点を通る曲線を描画します。
折れ線:複数の点を通る折れ線を描画します。
Note:連続曲線と折れ線は、最初にタップした点を最後にタップすると閉じた図形になります。
[図形]ツールを選択したときに表示される下部の設定項目から、図形の線や塗りの設定、線の太さの値を調整できます。
※直線を描く場合は、線の太さのみ調整できます。
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